「グラン・メール、おばあちゃんの手」・・国際女性デー百年記念の日・・全世界のおばあちゃんに・・
2010年 03月 08日
昨日の七日、日曜日のフランスは全国的に、フェット・デ・グラン・メール、おばあちゃんのお祭り・・・おばあちゃんをお祝いする日だった。・・・この大きな絵・・100X100・・は、グラン・メール、おばあちゃんの両手を描いたものです。ちょうど、この絵を描いている時期を同じくして、アメリカ合衆国のプレジデント・オバマ新大統領の大統領就任演説の中に・・・Time and again these men and women struggled and sacrificed and worked till their hands were raw so that we might live a better life.・・・しばしば、これらの男女は、私たちがよりよい生活を送れるよう何度も何度も苦闘し、犠牲を払い、手の皮がすりむけるまで働いてくれた。・・・とのフレーズがあり、なにか大きなものが私の身体を使って絵を描いているような不思議な体験・時間でした。そして、誰かが見守っていると勇気を持って、この絵を描き続けたものです。私のあばあちゃん・・・母方のおばあちゃん・・の思い出は、・・野尻フイさんといいますが、広島の田舎で生まれ、炭鉱の町だった山口県宇部に十代のときから働きにでてきて、太平洋戦争で夫を亡くし、大変な働き者で女一人で七人の子供たちを立派に育てあげた女性です。そういう無名の庶民の女性たちのパワー、そして、家族への献身的な、自己犠牲のもとに今の日本や世界があるのだと思います。おばあちゃんのところ・炭鉱の長屋に泊まると、いつも、うどん粉入りの明治時代ふうのカレーライスを作ってくれて、暗いうちから早く起き、朝モヤの中を炭鉱の付属病院の掃除の仕事に出かけていた記憶があります。孫の私が言うのも変ですが、本当に働き者で、一生涯、働いて、働いての人生でした。そういう、おばあちゃんの働き者の血が私の中に流れているということは、わたしの最大の誇りでもあります。・・・フランスには、おふくろの味、おふくろの料理という、表現・言い方はありません。むしろ、おばあちゃんのスープとか、おばちゃんのガトー・ケーキとか、おばあちゃんのジャムとか、おばあちゃんの料理レシピとか、の言い方が一般的です。・・・明治生まれのおばあちゃんのうどん粉で作った思い出のカレーライスをまた、食べたいものです。私が渡仏して、亡くなったものですから、私の野尻フイさんの思い出・面影は、いつも、私の胸の中に生きています。・・今日の八日は、「国際女性デー」・・・フランスでも女性解放運動・男女平等運動が始まって、百年の記念すべき日です。全世界の女性・おばあちゃんに報恩感謝をし、健康と長寿と幸福であるようにと心から祈ります。・・全世界のおばあちゃんにエール・声援をおくる・・そういう思いでこの絵を描いたものです。
by h-hatano-art | 2010-03-08 08:11 | Trackback | Comments(0)
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