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波多野均つれづれアート

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アイビーの葉ですっぽりと包まれた、ヴァンサンとテオ、ゴッホ兄弟のお墓・・・

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七月二十七日といえば・・・絵を描いて、生活している絵描きにとっては・・・私のことですが・・・トレ・ザンポルトン、とっても大事な日・・・1890年の七月二十七日の日曜日の午後、オワーズ・・・パリの北郊外で、ゴッホがピストルで・・・胸を撃ったつもりが、お腹を撃ち、二十八日と二十九日の明け方に亡くなった時です。狂人だとか、変人だとか・・・いろいろと勝手なことを言われていますが、ゴッホの弁護をすれば・・・感情がソリッド・強く、自己コントロールがうまくできなかった・・・三十七歳の生涯だったけれども、ゴッホの描いた、残した絵は夜空に美しく輝くエトワール・星のように、時代を超えて私達に生命のエネルギー、メッセージを伝えてくれます。・・・ゴッホの描いた鳥が低く飛んでいる小麦畑にたたずむと、ゴッホのメッセージが感じられます。ゴッホが描いたウルトラマリン・深い青の空の下の教会もドビニーの庭も町役場も残っています。町から離れた、小麦畑で囲まれた共同墓地に行くと、ゴッホと弟のテオの墓標が仲良く並んでいます。冬でも青々としているアイビーの葉・・・アイビーと言えば、岡山の倉敷のアイビー・スクエアにある赤レンガのホテルに泊まったことがあります。すぐ近くにある大原美術館にセガンティー二の絵を見に行ったときのことです・・・にすっぽりと包まれています。この絵は、ゴッホ兄弟へのオマージュ・敬意・尊敬・・・です。別に、お墓を描く必要は・・・と思われるかも知れませんが・・・絵を描く人間の・・・言葉ではどうしょうも表現できないものを・・・描いたものです。お察し下さい。ご理解下さい。・・・人間、いのちあるものは遅かれ早かれ、休憩するために・・・次の生へのひと休みのために、こうやって大地に眠っているので・・・ゴッホ兄弟を忘れないために・・・絵にしたものです。
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ゴッホの好きだった黄色い花・・・ひまわり畑・・・パリから郊外に行くと、まっ黄色なひまわり畑を見ることができます。ひまわりからは食油のヒマワリ油、ヒマワリのハチミツ・・・が採れます。ずい分と前に、イタリアのトスカーナ地方に行った時・・・何しに行ったのかは、後日の何しにトスカーナに行ったのかブログに・・・小高い丘の上にあるオリーブ畑で囲まれた農家のジット、民宿でプティ・デジュネ、朝食にこのヒマワリのハチミツをパンに塗って、よく食べました。ヒマワリのハチミツはヨーロッパがローマの時代だった頃から、作られているジェネラション・ド・ジェネラション・・・時代継承の食べ物です。大きな黄色いヒマワリは太陽の花のようでもあり、光り輝く黄金の花のようでもあります。フランス人は、夏の花屋さんでこの大きなヒマワリの花を五、六本ほど買ってきて、部屋に飾るのが大好きです。・・・ロックシンガーのロッド・スチュワートが歌う、イッツ・ノット・ザ・スポットライト・・・が聞こえてきそうなヒマワリのお花畑です。
by h-hatano-art | 2010-07-28 07:32