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波多野均つれづれアート

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トワ・スメンヌ・ド・ノエル、クリスマスまであと三週間のフォリー・狂ったようなフランス・・・

トワ・スメンヌ・ド・ノエル、クリスマスまであと三週間と・・・コンプレクトモン・完全に、フォリー・狂う、狂気になるようなクリスマスモードになったフランスです。クリスマスの買い物、プレゼント探しで大混乱のパリ市内です。ほんとうに、なにかに、とりつかれたようなオール・フランセ・フランス人の買い物ラッシュです。この季節、クルマの接触事故も多いものです。事故ると、お互いに・・・オレは悪くない、私も悪くない・・・という、フランス人自己主張大作戦が展開します。こっちの社会では、エクスキューズ・謝罪をすることは、即、損害弁償をしなければならない・・・という、暗黙のルールがございますので、いくら、相手が悪くて、相手のクルマがぶつかってきても、ぜったーいに、あやまらない。エクスキューズしない。・・・どこかの国のぶつかり漁船と同じ・・・渡仏当時、交通事故したら、最初に謝ったらダメだと・・・謝ることは、お金を払うことだと、知り合いのフランス人からアドバイス・注意されました。どんなに悪くても、言い訳を考えて、ネゴシエ・かけひきをする、商談をする・・・をしろと・・・日本社会だったら、ワタクシが悪うございました・・・で、会話が始まるのでありますが・・・ワタクシが悪うございましたと、最初に言葉を発したならば・・・じゃあ、コンビィアン・なんぼで解決するのかと・・・大変な自己主張社会でございます。やさしくない社会が現実のフランス社会です。・・・土曜日の夜に、フランステレビ実況中継でフランス全国の各地方から選ばれた代表のミスフランスのコンクール・大会がありました。ブルターニュ地方から選抜の19歳の女子が、ミスフランスに選ばれました。月曜のFMラジオのニュースを聞いていると・・・日曜日に他のミスフランス選抜団体の大会があり、南仏のプロバンスの代表がミスフランスに選ばれたと・・・ふたりのミスフランスが存在することになりました。お互いに、ゆずらない・・・ゆずって、お先に、どうぞって言えば、ゆずった方がバカをみる・・・本当にフォリー・狂気の年末フランスです。良識アルいいフランス人もいるのですが・・・そういうフランス人はミノリテ・少数派、少ないものです。パンセ・レゾート、相手の立場、相手のことを考えて・・・そういう思想、考え方、教育が必要なフランス社会です。人間的な余裕がないと、相手のために行動できないものです・・・みなさんは、ケスク・テュ・パンセ?どう、思われますか・・・
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ちょっと、お高級なクリスマスツリーの飾りを売っているお店のショーウインドー・・・こんな飾りをサパン・ド・ノエル、クリスマスツリーにつけたりする・・・今日、六日の月曜日は、カトリック・キリスト教の暦では、サン・二コラ、サント・ニコラスの日です。サン・聖二コラは、子供たちをポーテージェ・守る、保護する聖者です。ドイツとの国境のアルザス・ロレーヌ地方とか、北フランスのリール地方やベルギーやオランダにかけてのフランドルでは、盛んに、このサン・二コラのお祭りがあります。サン・二コラは、オランダではセント・クラウス・・・これがなまってセント・クロース。オランダ移民が新大陸のアメリカに移住して、故郷のお祭りを祝う・・・ナガーイ時間の流れの中で・・・サンタ・クロースになったのだと・・・そういう、サンタクロースのルーツ・元祖のサン・二コラの日です。
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庶民のサンタクロース・グッズのお店・・・こんなサンタクロースグッズを買っているのは、外国からパリに旅行にきた外国人ツーリストです。今週から、フランス社会は・・・気の早いフランス人はノエルバカンスをとって、スイス・イタリア国境のアルプスやスペイン国境のピレネーの各スキー場に行って、スキーの初すべり・・・パリ市内のクリスマス買い物大混乱が嫌いなフランス人はノエル・クリスマスバカンスは田舎で、静かに、ゆっくりと落ち着いて、暖炉の前で・・・というケースが多いものです。フランスの冬の田舎は、なーにもなくて、不自由なのが本当の自由なのだと・・・
by h-hatano-art | 2010-12-06 17:45