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波多野均つれづれアート

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ヌーベル・アン・シノア、中国のお正月・春節、中華系の旧正月がフランス社会の中に入ってきた・・・

2600前に作られたという中国式暦の二十四節気の大寒の日・・・昨日の雪の降った日本・関東地方の東京の郊外、町田に在住の85歳になるおばあちゃまから・・・昨年のフランス人の平均寿命は、女性で84.8歳・男性で74.2歳・・・国際電話による新年のご挨拶がありました。東京は一面に銀世界だと・・・大変にお元気でありました。今年のパリとパリ南郊外には雪降りコンコンはありません。冷たい雨は降ってはいますが、雪にならない・・・パリ南郊外のアパート群の中にあるプチ・スーパーマーケットに行くと・・・フランス大手スーパーマーケットの子会社経営・・・なんと、なんと、デリッシューズ・アジ、アジア系の食材・食品フェアーを今週初めからやっておりまして、プルコワ・なんで・・・ヌーベル・アン・シノア、中国のお正月・春節の旧正月にちなんだフランス式ビジネス・・・すかす、訛ってしまった・・・しかし、なぜかお持ち帰り用のお寿司セットがある、それもサーモン寿司とサーモン巻きのセットが春巻きとアヤシイ・焼きソバの間・サンドイッチになっている・・・フランス人感覚では、中国も日本も同じアジアの国々、韓国のキムチーは、まだ登場しておりませんが・・・一度、パリの韓国レストランで焼肉とキムチーをフランス人にご馳走しましたが、キムチーを食べてみんしゃいと言ってすすめて・・・お前は拷問する気なのかと、なんちゅう辛さなのかと・・・ちょっと、フランス人にはキムチーは無理なようです・・・以前のフランス社会には、こんな企画っていうか、こんなのはありませんでした。パリ十三区のカルティエ・シノア、チャイナ・タウンに行くと、春節・中華系フランス人たちの旧正月はありましたが、最近の急速な中国の経済進出や今年はアネ・ド・ドラゴン、龍の年だとの勢いで・・・パリ南郊外のプチ・スーパーマーケットにまでも中華の春節がやってまいりました。売ってるものはアジアのマレーシアで作られているキッコーマンの食卓お醤油とか、インスタント・ラーメンとか、アジア系のカルフォルニア米だとか・・・それでもケッコウケダラケ・・・日本シネマ・正月映画のフーテンの寅さんの言い回し・・・異国趣味というかなんというか、フランスとは違うものをフランス人は買ってる・・・最近のパリ郊外の大手スーパーマーケットでは、白菜、シュー・シノア、中国のキャベツという名前で売ってるし、大根なんかも、ラディ・ブロン、白いカブという名前で店頭に置いてあるもの・・・フランス人はどちらかというと、保守的な中華思想・・・フランスが世界の中心なのだーと思ってる人々が多いものでありましたが、シャンジュモン・変化変化してまいりまして・・・世界は広いのだと、いろいろな多種多様な人々が住んでいるのだと、自分達のフランスだけが世界の中心ではないのだと・・・新しい食品・食材、新しい考え方・見方も必要なのだと・・・プチ・タ・プチ、少しずつではありますが、シャンジュモン・変化してきております・・・フランス人のプロフォンド・深いところの国民性・民族性というものは、農業・酪農・ワイン作りのお百姓さん・田舎の人々ですから、保守的でシャイ・恥ずかしがりの人々・・・パリに住んでおりますフランス人は本当の意味のフランス人ではない、コスモポリタン・西洋社会の中心地だった大都会のパリ人なので・・・変化変化のフランスなのであります。変化変化のフランス人なのであります。変化しないと、変わらないと時代の流れの中で生きていけない・・・
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パリ市内13区にあるカルティエ・シノア、チャイナ・タウン、中華街・・・ここは、オール・チャイニーズ・・・スーパーマーケットも銀行も美容院もレストランもカフェも教会も北京ダックも焼き豚もマクドナルドもなにもかにもがチャイニーズ・・・中華系の言葉が飛び交っている場所であります。週末もお店がオープンして便利なので、最近はパリ・パリ近郊に住むフランス人の買い物客も多くなってきた。クール・便利、チープ・安い・サンパ・親切・・・フランス人が買っていくのは、春巻きだとか点心ものの冷凍食品やアジア系の果物・・・路上で自家製の春巻きや中華餃子やお米の豚肉入りチマキを売ってる中華系のおばさんたちもいて、いつも賑わっている場所・・・パリの中の中華世界・・・こんな中華世界がパリ市内の中には三箇所もあります・・・じゃあ、ボン・サムディ・・・よい土曜日でありますように・・・健康第一・無事故の週末を・・・チャオ・チャーオー・・・オマケ、このパリ中華街の安直な中華レストランで食べるエビワンタン入りラーメンとか、北京ダック入りラーメンは大変においしいものです・・・フランス人にはケチャップ味の真っ赤に染まったチャーハンや揚げ春巻きをサラダ菜で包んで甘いソース・タレで食べるのが大人気・・・
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オマケのオマケ・・・これが、1月19日付けブログの続きの・・・フランスのグルメ人・食いしん坊だったら誰でもが知っている、ポワラーヌのパン・ド・カンパーニュ、田舎風のカマ焼きパンとポワラーヌ特製のビスキュイ・ビスケット・・・田舎パンで2ユーロ40、二百五十円前後、ビスキュイ・ビスケットが二百グラムで4ユーロちょっと、四百円前後・・・普通のパン屋さんのものとは、ちょっと値が高いものでありますが、味覚が違う・味が全然違う・・・絵画が視覚を、音楽が聴覚を魅力するように、料理は味覚をとりこにする、デュマの料理大辞典から・・・アート・芸術には五種類がある。絵画と彫刻と詩と音楽と建築であり、その建築の大きな支脈がお菓子作りである、フランス十九世紀の偉大なフランス料理のコック長・カレームの言葉・・・
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このポワラーヌのバター風味いっぱいのビスキュイ・ビスケットにショコラ・トリュフにココア百パーセントの熱い熱いココア・アカシアのハチミツ入りを一緒にいただくと・・・味覚のパラディ・天国、日常生活の喜び・幸福がそこにはあります・・・週末ぐらいは、ちょっとした自分ゴージャス・タイム、マイ・自分の豪華な時間を・・・お気に入りの音楽でも聴きながらね・・・バーイ・・・英国・ウェッジウッドの白マグカップに銀のティ・スプーン・・・いつもホンモノを見ていないと、ホンモノの絵は描けない・・・ストライク・ゾーンど真ん中のストライクの絵は描けない・・・そういう気持ちが大切です。今は無理でも、いつかはという気品ある生活が大切です。こんなビスケットとショコラとココアのちいさな喜びの積み重ねが生命境涯のクセになって・・・物事には常にコインの表と裏の表裏一体があり、どんな人間のクセにもいいクセと悪いクセがあるもの・・・いいクセ志向生き方になると、必ずや、ある瞬間に絶対的喜びがやってくる・心からのいっぱいの感動に包まれて涙する・・・そういうコンフィアンス・確信、自分自身を信じることが大切です・・・
by h-hatano-art | 2012-01-21 15:03