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波多野均つれづれアート

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2月のプチ・バカンスが始まったパリとパリ近郊の子供たち・・・クレープを食べる2月のフランス・・・

パリとパリ近郊の小中高校生は、今日から二週間ばかりの2月バカンスの始まり・・・スキー・バカンスとも言われてますが、みんながアルプスやピレネーのスキー場に行くのではありません。しかし、昨夜のパリ市内のリヨン駅はグルノーブル・シャモニー方面に向かう、スキー家族のグラン・デパー、大出発・・・高速道路も今日の午前中はグラン・ブッション、大混雑・・・大変にお休みの多いフランスです。一年間に最低五週間の有給休暇・バカンスが法律で定められてる労働者天国のフランスでありますので、ほとんどの勤労フランス人が2月バカンスをとる・・・パリに向かう朝の出勤郊外電車はガラガラです・・・これは、フランス社会の習慣・伝統なので、ジス・イズ・フランス、これがフランスの現実・・・もちろん、みんながみんな、このスキー・バカンスに行く・行けるわけではありませんので、夫婦共稼ぎ家庭の子供たちは地方・田舎のぺぺ・じっちゃんやメメ・バッちゃんのところへ小旅行をし、プチ田舎ぐらしを体験・経験する・・・そういう時に、田舎のグラン・メール、おばあちゃんたちが孫たちに作るフランスのお菓子は・・・クレープ、そう、クレープはなぜか、2月のフランスお菓子になっております。クレープはブルターニュ地方が発祥だとされてますが、今ではフランス中で2月のカーニバルの季節にはクレープを作ることが習慣・伝統になっております。ブルターニュ地方のフィニステール、地の終わり・果て県では、普通のパン屋さんの店先でパン屋のおかみさんや娘さんたちがアラョっていう感じでクレープを焼いて、それを地元の人たちが一まとめ十枚・二十枚買っていくというクレープがパン感覚になっています。これを実際に見たときには、アット驚くタメゴロー・・・昭和時代ギャグ・・・でしたね。クレープを何枚も何枚も店先で焼いてる姿には・・・セクハラ表現ではないので、ご理解を・・・股また火鉢ひばちのように、イスに座ってご自分のまたぐらの中にクレープを焼く器具を置いて、じゃんじゃんとクレープを焼きながら、待ってる地元のフランス人・ブルターニュ人としゃべくり・話ししてる・・・フランス庶民のフェミナ・女性たちの力強い生き方には感銘しました・・・
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クレープ作りはカンタンです。週末にクレープを作ってみませう・・・バター15g・・・ひとかたまり、溶かしバターにする・玉子二個・小麦粉140g・・・できればケーキ用の小麦粉・牛乳250cc・・・これで基本的なクレープが12枚作れます。
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大きなボールに小麦粉と玉子二個・・・全卵を入れ、よくかき混ぜながら牛乳を少しずつ少しずつ入れて、さらに、なめらかになるようによくかき混ぜる。そして、溶かしバターをこれも少しずつ少しずつ入れて、さらによくかき混ぜる・・・これを最低一時間は置いておくこと、できれば午前中に準備して、冷蔵庫に入れておき、午後のおやつタイムに焼くというのがベスト、さらに、ベストなのが一昼夜置いて、翌日に焼くというのがベスト中のベスト・・・
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クレープを焼くコツ・テクニックは・・・フライパンを熱くして、バター少量を入れ、右手でフライパンを持って火からはずし、左手で小しゃくし・おたまのクレープ地をフライパンに薄く引くように入れること・・・右手のフライパンを左右に動かして、まんべんにクレープ地がフライパンに乗るように・・・そして、火にかけるて焼く・・・ちょっと、コゲメがつく状態がおいしい・・・両面を焼く・・・
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そういう時にお役に立つのが、このスパチュールという大型クッキング器具・・・これで、ひっくり返すと・・・
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ティヤン・ティヤン・ボアラー・・・ほれほれ、このようにクレープが焼けるのであります。焼き方もカリカリ焼きがお好きな人と柔らかめフニャフニャがお好きな人とございますので、臨機応変に焼ききせう・・・
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クレープの友は、このマロン・栗のクリーム缶詰・・・ヌテラーというお子ちゃま専用のショコラ・クリームもクレープの友なのですが、超甘いので・・・この栗ちゃんクリームを中にはさんで・・・
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栗のクリームと生クリームを入れて、ハイ、アプレ・ミディ、午後三時のフランスおやつのおばあちゃんのクレープの出来上がり・・・クレープは熱いときがおいしいものですから、熱熱クレープを食べませう・・・二枚・三枚、五枚くらいは食べられるクレープちゃん・・・そのつど、中に入れるものをストロベリー・ジャムにしたり、ハチミツにしたりして変化をつけてお召し上がりになるとおいしゅうおまっせ・・・どこの日本語表現だかわからん・・・
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2月のクレープには、ノルマンディ&ブルターニュ地方のシードル・リンゴ酒がお似合いです・・・太宰治の私小説・富嶽百景の中に、富士には月見草がよく似合うフィーリングの・・・シードルのアルコール度は5.5度・・・日本の2月の週末には、世界各地の2月の週末には・・・最近、世界各国からのアクセスが多いもの・・・是非是非、クレープちゃんを焼いて食べませう。別にフランス愛国党人間ではありませんけれども・・・フランスが身近になるフレンチ庶民の食べもの、メイド・イン・フランスのレシピのクレープ・・・エッセイエー・お試しになってアレー・クッキング、レッツ・クッキング・・・日本感覚ののお好み焼きフィーリングで・・・たかが一枚のぴらぴらクレープ焼きでありますが、毎日毎日の日常生活にジョワ・喜びやエスポワール・希望やコラージュ・勇気を、クレープはただのクレープにあらずと、クレープはフランス庶民の命・生命なのだと・・・じゃあ、よい週末を、健康第一・無事故の週末を・・・チャオ、チャーオー・・・今日はこれから、曇り小雨模様お天気の中、パリ・オペラ付近の日本食品店までお米10kgを買いに行く予定・・・主食のお米がなくなってしまった・・・韓国食品店でコチジャンとキムチも買ってこよー、トッポギも食べたいし・・・フォーション本店やエディアール本店のあるマドレーヌ広場近くにあるメゾン・ド・ミイエル、ハチミツ専門店でアカシアやヒマワリやシャテーヌ・栗の花から採ったハチミツも買ってこよー・・・お米を担いでトラベルセー・ドゥ・パリ、パリの街を横断する・・・戦後のフレンチ・シネマにこの題のLa Traversee de Paris、ラ・トラベルセ・ドゥ・パリ、パリ横断っていうジャン・ギャバン&ブールヴィル&ルイ・ド・フュネスのフランス三大名俳優が主演キャストの大変におもしろい1956年のなつかしいシネマ・ナツシネ、これこそフランス人、これこそパリジャン・パリ人間のドラマがございます。近所の貸しDVD屋にあると思いますので、是非是非、ご鑑賞下さい。笑って、笑って、バカやってるーと、大笑いしてしまいます・・・そういう感覚で、10キロのお米を担いで、パリをトラベルセ・横断するとおもしろい。多分、パリの街中でこんなことやってるのは誰もいないかもかも・・・変なジャポネ・日本人絵描きでしょ・・・パリの街には、そういうノスタルジー・追憶、思い出がいっぱい詰まっています・・・
by h-hatano-art | 2012-02-18 14:54