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波多野均つれづれアート

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L’ETE POURRI・レテ・プゥルイー、雨が多い・多すぎる夏の始まりのパリ、スリ実話その3・・・

晴れたり、雨が降ったり、冷たい風が吹きぬけたりのパリとパリ南郊外の朝です。太陽・ソレイユ、日照時間が少なくて、家庭栽培のトマトが赤くならなーいとか、ワイン産地のブドウの実が大きくならなくて秋の収穫が心配だーとか・・・マルシェ・市場でフランス人・・・おバン&おばあちゃんたちに何を食べてますかーと、テレビ・ニュースのコメントを求めると・・・ポトフーやスープ・・・まるで冬季節の食事です。ウチでも鍋物でもいいんじゃないかと・・・お豆腐入りのキムチ鍋やトリの手羽鍋とか・・・そういう料理がピッタシカンカンのパリの七月・・・冷たいビールや冷たいロゼ・ワインなんて飲む気にもなれない・・・フランス人みんながおかしい・おかしい夏だと言ってますが・・・自然の変化の前では、人間の力なんてお役にも立たない。フランス社会ニュースでは、パリ北東郊外にあるプジョー・シトロエンの自動車組み立て工場がフェルメ・閉鎖され、三千人ものリサンシモン・失業者が出ると、フランス全国の地方のプジョー・シトロエンの自動車組み立て工場では八千人の首切り・・・自動車産業は、ハイブリッド車や電気カーの登場で、従来のガソリン消費いっぱいお使いのクルマが急激に売れなくなった。フランス純血のプジョー・シトロエンは、ルノーのように日本の日産・外国資本と提携がなく、この長期の欧州クライシス・危機でにっちも・さっちもいかずの沈没寸前・・・これは時代の変化を見誤った企業未来戦略の失敗、毎日・同じもの、ガソリン消費の同じクルマをずーと、作り続けていたら、どこかでストップがかかるもの・・・プジョー・シトロエンの三千人の従業員とその家族、フランス全体で八千人の従業員とその家族は、一戸建ての住宅やアパートのローン・・・フランスでは、二十五年・三十年ローンが普通・・・が払えない、新しいトラバーユをみつけないといけない、かと言って、トコロテン式のように次の、新しいジョブ・トラバーユが簡単にみつかるものではない・・・パリ北東郊外にある、その大きな自動車組み立て工場のある町の商店も、三千人もの人々やその家族がいなくなったら、いままでのようには商売できないと・・・連鎖的な不安やどうしょうもナイ怒りがパリ近郊をおおっています・・・この夏のバンリュー・ド・パリ、パリ郊外は熱い夏になるかも・・・住人の不安と怒りで毎夜、クルマが焼き討ちにあうというもの&地元のポリス・警察官との熾烈な戦いがあるかも・・さてさて、パリのピック・ポケット、スリ実話・ナウの第三弾・・・ようするに、繁華街・人々が集まる場所、シャンゼリゼ大通リとかオペラ座付近とかルーブル美術館・オルセー美術館の超有名ミュゼ・美術館周辺、そして、メトロ・地下鉄の中では、要注意すること・・・そういうピック・ポケット、十代の男女のスリ・グループ、必ず三人か、五・六人でやってくる・・・が、近寄ってきたら、①その場を即刻に離れる・逃げること・・・・②もし、地下鉄のワゴン・車内で囲まれたら、カバンを両手で持って、あいている場所に移動すること・・・③それでも、身動きできない時には、オスクー・助けてー、オスクー・ヘルプと大声でさけぶこと・・・車内のフランス人たちが助けてくれます。④現金は分散して持つこと、パスポートや飛行機のチケット、銀行カードは現金と別々にすること・・・このパスポートを盗られちゃうと一週間から二週間ほど、パリのシャンゼリゼ大通リ裏にある在仏日本大使館の再発行までに時間がかかり、その間の滞在費・ホテル&食事代が必要になる・・・ですから、無事故・事故に会わないようにすることがベストです。その対策は、⑤服装もイカにも、タコにもツーリスト・旅行者でございまーすという、新品服装ではなく、普通の格好で・・・婦人の方は首の貴金属・ネックレスに気をつけて、金製品ネックレス・スリが流行してまして、首からひっこぬかれて、転倒して大怪我をします。地下鉄から地上階に行くエスカレーターに乗っていた日本婦人がこれにあい、転倒し、エスカレーターから転がり落ちて、首を打って、ムチウチ症になった・・・貴金属、金製品とか真珠のネックレスはしてもいいのですが、フラーで隠すとかしてカモフラージュすること・・・⑥人ごみや地下鉄・メトロのホームなんかで、ケイタイ・スマートフォンを取り出して、操作しないこと・・・カモです。スマートフォンは高く売れるからスラレルというよりも、カッパライされる・・・⑦そういうルーマニアからのジプシー、ジョン・ド・ボワヤージュ、ジプシーは禁句になっていて、旅をする人々の未成年・十代のスリ・グループは、必ず、話しかけ近寄ってくるから、応対・相手にしないこと・・・スリにも自分たちのテリトリー・犬のおしっこかけ範囲のようなもの・・・っていうものがありまして、ロンドン・オリンピック応援ツアーからの帰りに、ロンドンからユーロスター・英仏大陸横断新幹線でパリの北駅、ガール・ド・ノードに到着する日本人の旅行者は・・・ここは、アラブ系の不良フランス人やアフリカ系の不良フランス人たちのスリのメッカ・・・荷物の置き引き、カフェや案内所で足元に置いたはずの荷物がなくなるという手口が多い、タクシー乗り場も混雑してるし、乗り換えのメトロ・地下鉄も混雑してるので・・・スリにアトをつけられ、油断してる時に、メトロ・地下鉄の改札入り口や出口、車両に乗る瞬間とかに囲まれてスラれる・・・そういう連中は野球帽やフードをかぶって顔をかくしている、なぜならば、ビデオ・カメラで公共の場は看視されているから、顔をかくしてる・・・とにかく気をつけて下さい・・・もし、万が一事故に会ってのショックや時差で眠れない夜用に、日本から睡眠薬は持ってくること・・・旅の前にこれだけ認識して、気をつけてれば、大丈夫です・・・ボン・ボワヤージュ、よい旅行を、無事故の旅行を・・・またまた、長ーくなってしまった・・・
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パリ・セーヌ河のシテ島に架かる橋の欄干には、世界中の恋人たちの鍵がかかって・・・二人でラブラブのパリ旅行にやってきて、鍵をかけてキーはセーヌ河に投げ捨てる・・・二人の愛はパリの街がある限り永遠だー、ロマンチックどすなー・・・すかす、すかす、大いにナマってしまった・・・恋がダメになったら、どうすんの、この鍵・・・パリ市役所の市内清掃係りのおっちゃんたちが万能・強力ペンチで年に一回、お掃除に来る・・・んとにー、こんなに、つけちゃってー・・・愛が終わったら、セーヌ河底に沈んでるすごい数のキーを捜しにくるのか、コイツラ・・・仕事がふえちゃってー・・・ピューターン、バーカ・・・これは何でもイタリアの恋愛小説にパリに二人でラブラブ旅行にやってきて、二人の愛のあかし・証拠にパリのセーヌ河の橋に鍵・錠前をつけるということが流行したというもの・・・東京の隅田川でもやればいいじゃん・・・
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寒い夏・冷たい夏には、熱熱のクスクスを食べようー・・・北アフリカ料理のアラブ料理のクスクス、このスープには野菜もいっぱいで身体が温まります・・・
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超・超お腹が空いていてブレてしまったクスクスとクスクスの上のヒツジ・ハンバーグとトリのお肉・・・イスラーム圏のお肉は羊ちゃんか、鶏肉・・・そして、アラブ・ソーセージのメレゲーズ・・・お昼ごはんにこのクスクス定食をお腹いっぱいにお召しあがりになると、夕食はヨーグルト一個でもいい・・・北アフリカ、マグレブ諸国のおもてなし料理です・・・タジン鍋の蒸し煮もありますが、それにも、このクスクスをつけて一緒に食べる・・・現地のアラブ人たちは、手を使って食べるクスクス料理・・・
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フランス・パリのアート紹介ブログですから、いくらなんでも、パリのスリ実話とかクスクス話しばっかではね・・・ペタース・あばずれーって言われちゃうので、パリ市内のジャクマール・アンドレ美術館のエジプト美術の展覧会のメトロ・地下鉄内通路での宣伝広告ポスター・・・ジャクマール・アンドレ美術館は、生前のルネ・ユイグさんが館長だった・・・フランスを代表する文化人・美術史家、フランス・アカデミー、学士院メンバー・・・一度、パリのご自宅まで、パリ六区のオデオン座そば・・・本を届けに行ったことがあります。一流の人、ホンモノの人というものは、大変に親切な、サンパ、気安く明るい、気を使わない雰囲気を持った人間でありまして、ルネ・ユイグさんもそういうサンパテック・親切で明朗なフランス人でありました。玄関ドア口でリクエストの本を渡し、暑い午後だったので、ジュースでも飲んでいくかとススメラレましたが、恐れ多いので・・・パリはそういうホンモノのホンモノに会うことができる街でもあります・・・今度の土曜日はフランス革命記念日の7月14日でありますが、そんなことよりも、その夜の八時からの、パリ北郊外にあるフランス大スタジアムでのおばさん世代になっちゃったマドナー・マドンナのライブ公演でもちきり話題・・・一番高い席で百ユーロ、一万円以上・・・シャンゼリゼ大通リでの軍隊行進よりも、マドナだー・・・フランスではマドンナのことをマドナと言う・・・ですから、フレンチFMラジオもマドナ特集ばかりのフランスです・・・追伸、日本列島の九州の熊本・大分の集中豪雨・大雨による大洪水・床上浸水・・・被災地のみなさんに、災害のお見舞い申しあげ、健康第一・無事故の毎日を遠くフランスから、祈っています・・・
by h-hatano-art | 2012-07-12 16:40