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波多野均つれづれアート

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パリからのd’Art d’Art、ダール・ダール、ダーダー、アート・アートのヴォルツのデッサン・・・

朝から暗い雨降り模様のパリとパリ南郊外、日中最高気温予報は14℃・・・今月の終わりから、ウインター・タイム、冬時間が始まり、一時間ほど時が短くなります。昨夜のヨーロッパ話題ニュースでは、ベルギー・アントワープ市長にフランドル・フラマン語・オランダ語を話す地方・・・の極右翼的な人物が選ばれて、ベルギーはフラマン・フランドル地方のアントワープ中心と、ワロン地方・フランス語圏のブリュッセル中心と二つになったと・・・アンデパンダンス・独立する可能のあるかもかもの動き・・・ブリテン島の英国では、エコセ・フランス語表現のスコットランドのこと・・・がUKから独立する・しない国民投票があると・・・スペインでは、フランスとの国境地方のカタロニアが独立運動を起こしていると・・・日本に例えれば、九州や四国、北海道が日本からのアンデパンダンス・独立をしょうとしていることと同じ感覚・・・ベルギーのフランドル地方はフラマン語、英国のスコットランド地方はスコットランド語、スペインのカタロニア地方はカタロニア語・・・言葉や文化・習慣・伝統などなどが、根本の独立化の要因になっているもの・・・もちろん、この三つの独立改革地方では経済で自立できるという見通しのもとでの・・・EU・欧州共同体、欧州連合といっても大変なのであります。だから、今回のノーベル平和賞・・・60 ANS DE PEIX EN EUROPE、ソワソン・トン・デ・ペ・ザン・ヨーロップ、ヨーロッパの平和の六十年・・・が欧州共同体・欧州連合に授与されたのであります。ヨーロッパ各国の右翼化・極右翼化による政治の分裂をストップ・阻止するために・・・ここんところを、日本人はよーく、ご理解下さい。大きな共同体は、それなりの苦しみがあるということ・・・日本の近隣の中国は大きな国です。大きな国にはそれなりの苦しみがあるっていうこと、それを、少しなりとも理解しないと、センカク・アイランズ問題は解決しない・・・二十一世紀になった今でも二つに分かれた朝鮮半島の韓国にも、それなりの苦しみというものがある。それを理解しないとタケシマ・アイランド問題は解決しない・・・
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まがりなりにもパリからのアート・ブログでございますから、アン・プー、少し、チョト、パリからのアート勉強・学習をしませう。パリのルーブル美術館内にあるカタログ・画集売り場では、今開催中のフランス全国美術館の展覧会のカタログ・画集や北米・アメリカのニューヨークを中心とする美術館で開催されている展覧会のカタログ・画集を結集しています。残念ながら、アジア・日本の東京からの展覧会カタログ・画集は今のところありません・・・その中に、ドイツ人の画家、ヴォルツの白い表紙のデッサン本がありました。このアーティストは、アーティスト・アンコニュ、あまり知られていない絵描きでありまして、1913年のベルリン生まれ、ドイツでバウハウスの教育を受けたあと、パリにやってきて、写真をやったり、絵を描いたり、詩を書いたりして、当時パリに住んでいたミロやエルンストと交友があり、さらに、実存主義の旗頭のサルトルやボーヴォワールらと親交をむすんだ、アンフォルメ・非具象絵画の代表的なアーティストであったもの・・・アンフォルメ・非具象とは、形のないもの、目に見えない心・深層心理のイメージを深く表現する行為・・・多種多様な情報過多で疲れてしまった現代社会に生きる人間に通じる、先覚者的なアーティストなのであります・・・
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ヴォルツのデッサン本から・・・ビザージュ・ブリゼ、傷ついた顔、1947年、紙の上にインク・・・目に見える顔ではありません。心の眼で見た顔・・・時代は第二次世界大戦後の混沌としたヨーロッパ社会、戦争の体験で多くの人々の心が傷ついていると・・・絵を見るとは、絵を読むとは、そういう時代背景が大切なのであります。アートはその時代のメッセージだから・・・時代の風を表現することがアートの使命・・・
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ヴォルツのデッサン本から・・・ラッサンブレ・デ・オニオン、玉ねぎ・球根の集合、年代不明、紙の上にインクとアクリル・水彩・・・オニオン・玉ねぎを使ったフランス語の言い回しに・・・ス・ネ・パ・メ・オニオン、私の知ったことではないとか、こっぴどく扱うとか、ありまして・・・戦後のフランス社会・パリでドイツ人アーティストとして生きるのは大変だったのではないかと・・・そんな彼をサルトルやボーヴォワールが励まして、勇気づけて・・・持つべきものは友人です。決して、お金ではない・・・
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ヴォルツのデッサン本から・・・無題、1942-1945年、紙の上にインクとアクリル・水彩・・・ちょうど、第二次世界大戦終結の時に描いたデッサン・・・なんだか不気味でありますが、人間の深層心理の戦争時代のイメージを表現したものなのでしょう。ヴォルツのデッサンからのメッセージとは、戦争・争いの中の人間の深層心理・イマージュとは、こういうものだと・・・戦争は絶対にノン・だめなのだと・・・
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センカク・アイランズ問題があったのにも、かかわらずに日本の公共放送NHKスペシャルでは、中国を知るために中国の歴史を放送しているとかで・・・これは非常に勇気のあることです・・・ワタシも中国を知るために、本棚で眠っていた魯迅ろじん著作の阿Q世伝・狂人日記、とっかん・・・古い中国漢字なので検索できず・・・の単行本・岩波文庫を寝る前に読み始めました。これは、舞台は中国大陸なのでありますが、アジア全体にあてはめられる古典小説・・・人間は生涯勉強・学習しないとね、進化できないもの・・・アノヤロー・コノヤローでは、日中・日韓のギクシャクは解決しないもの・・・東洋の仏法哲学に、変毒為薬へんどくいやく、毒を変じて、薬りと為すとあります・・・日本から遠く、ヨーロッパのフランスでアジアのことを少しずつ、勉強しております・・・将来、中国でも、韓国でも、展覧会が出来るように・・・多くの人々と交流することが出来るようにと・・・マルディ・火曜日のオマケ、今夕、サッカー親善試合でフランス対スペイン戦があります。前回の日本チームの最後の五分間、サンク・デルニエ・ミニュッツのカウンター・ゴールに負けたフランス・ナショナル・チーム・・・フランスの国営放送2チャンネルの先週土曜日の夜放送トーク番組の中で、日本ナショナル・チームのゴール・キーパーの川嶋選手を揶揄・やゆする、おちょくったと、あまりのゴール・ボールの防御に腕が四本もはえてると、それはフクシマの放射能のせいなのかもかもとか・・・司会者が言ってお笑いをとったそうでありますが、この番組は土曜の夜の11時からの放送のトーク番組・・・日本のテレビの、なんだっけー、アレ、サンマご飯じゃなかった、さんま御殿のような芸人を集めての超軽ーいトーク番組・・・あまり気にすることはありません。あの時間帯、フランス人はテレビをあまり観ていない、フランス人でテレビを観ない人は多いものです・・・そのココロは、影響されやすくなるから、自分の頭で考えなくなるから・・・テレビっていうものは、一過性・そのときのもの、おならみたいなもの・・・しかし、フクシマの放射能とはあまりにも笑いがブラック・・・ベルギーでもフランスの放送を観ることができますので、ベルギーの視聴者から苦情や文句がでたもの・・・ゴール・キーパーの川嶋選手は、ベルギーのサッカー・チームに所属している・・・フランス語で芸能人集めてトーク番組やっていても、内容・中身はさんま御殿ですよ。さんま御殿・・・とるにたらないピューターン・ばーかもーんものです。あまり気にしないように・・・どこの国にも、軽薄人間は存在するものです・・・
by h-hatano-art | 2012-10-16 16:35