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波多野均つれづれアート

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フレンチ・なうのファミ・レスのムニュ・メニュー・・・お一人様24ユーロ、約3200円のお昼定食・・・

ワタクシのアート・ブログは、イート・ブログだと、ご批判もありましょうが、読者にはフレンチ料理のコックさんやパティシィエ・お菓子職人の人たちがいますので、メモワール・記憶が明確なうちに、この間、フランスの南西地方のラ・ロッシェルの水族館のファミ・レスでお昼定食を食べたことを書いておきませう。フランス全国、こんな定食がフレンチ・なうの庶民的なフランス人が食べる料理・・・地方のフランス人の方が、流行には敏感なので、田舎料理だとバカにしてはいけませーん・・・こんなフレンチ料理がブラッスリー・レストラン、大衆・庶民レストランの内容です。日本のフレンチお昼定食も負けないように・・・本家本元のフレンチ料理・なうに・・・なかなかに、ハードルが高く、お勉強していまっせー、本場フランスのフランス人料理人やお菓子・デザート係りも・・・日本の和食がいよいよ、世界文化遺産の食文化部門にノメ・登録される時代・・・フランス社会では、一流の料理人はアーティストとよばれて、尊敬されています。新しい料理を作るのですから・・・新しい価値を創造するのですから・・・ぐあんばりましょう、お互いに・・・
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フランス南西地方のラ・ロシェルの港町の水族館の二階レストランからの展望・ながめ・・・こんなロケーションの中でのお昼ごはん・・・地元の家族連れが多い、お子チャマ・メニューもあるし・・・前菜とメインとデザートのコンプレ・一緒についたメニューで24ユーロ、約3200円・・・円高なので、ちょっと、日本円に換算すると高いじゃーんとなりまするが、今・フランスで24ユーロ定食というのが一般的な、普通の値段・価格・・・ちょっと、週末に、贅沢しようかなってなもの・・・ワタシだったら、油絵の具やブタ毛の丸筆を買いますが、この値段で・・・パリの日本ラーメン屋で、ラーメン一杯、9ユーロから10ユーロの時代・・・フランスの食文化歴史の食通人間にブリア・サヴァランという人物がおりまして、このフランス人のおっちゃんは・・・あなたが、どういうものを食べているかで、あなたの人生・生活がわかると・どういう人間だか当ててみせると・・・ラーメンいいじゃーん、ばかりでは、ラーメン人生になっちゃうと、ハンバーガーばかりでは、ハンバーガー人間になっちゃうと・・・これがフランス人の食文化のプロフォンド・奥深いというもの、なかなかにウルサイものがあります・・・どういうワインを飲んでいるのかで、あなたの財布の具合・中身がわかると言ったら、身もフタもナイ・・・オマケ、フランス大革命の十八世紀を生きた、ブリア・サヴァランは、味覚の生理学という本を書いていましては、日本では、美味礼讃・びみれいさんという和訳本で知られているという人物、フランス社会動乱の時代に、大審院判事を職業としていた、革命前も、革命後も・・・フランス革命で処刑の危機になり、アメリカに逃げると・・・革命後に帰仏し、最後は、革命前の大審院判事となる・・・その著書の中で、正確には、どんなものをたべているか言ってみたまえ。君がどんな人物であるかを言いあててみせよう。なんとも、上から目線の言葉でありますが、フランス語表現とはこういうものでありまして、フランス語は半分・50%聞いていればいいのだと、あとは、言ってダメもとの飾り言葉が多い・・・フランス人でも、話し半分が普通です。いい加減な民族ですから、スポンタネ・気ままなのがフランス人ですから、フランス人と会話する時は、話し半分で・・・これは、フランス人自身が言ってるものですから、信じられる・・・オマケのオマケ、ブリア・サヴァラン「美味礼讃」を読む、辻静雄著、岩波セミナーブックス32、この本が、ブリア・サヴァランを知るのには最適な読み物です・・・フレンチ料理は食文化の学問なのであります。一日も、早く、日本の和食や会席料理が世界食文化の中の学問になるように願っています・・・
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最初に、白ワインを注文し、これを食前酒として始めるもの・・・この白ワインは、ロワール地方のビオ・無農薬で作った白ワイン、最近のフランス人好みの白ワインは、フルーティ・香りがあって、スープル・軽くて、味はちょっと、ミィエル・本来の意味はハチミツのことだけれども・・・軽く甘みを感じるもの・・・これを結局、二本も空けてしまった・・・一本、8ユーロ、約千円ちょっとのビオ・無農薬の白ワイン・・・
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前菜・オードブルのひとつ・・・秋季節の定番、ポティロン・カボチャ、パンプキンのスープ・・・こんなプレゼンテーション・紹介の仕方がフレンチ・なう料理の典型・・・グラス・スープにパイ皮のパンをつけて食べるというもの・・・パリ料理の流行がフランスの田舎にもやってきたもの・・・上にかかってるのは、生クリームのかく乱アワ、最近のフレンチの流行の泡・アワ、ソース・・・
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これも、オードブル・前菜のひとつ・・・秋季節のキノコのソテ・軽くバターで炒めること・・・の、本来はパイ皮包みなのでありますが、パイ皮が上からかぶせてある・・・秋ならではの前菜の一品・・・ブラウン色に見えるのは、バルサミコ酢を煮詰めたソースが下に、デッサンの線のように引いてあるもの・・・こんなのを料理人が自分の作った料理のお皿の上に、シニエ・サインするという・・・
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ワタシが注文した前菜・オードブルは、地元のコッション・ブタのテリーヌ、テリーヌ・ド・コッション・・・クルミの実入りパンが軽くトーストされてついているもの、さらに、バルサミコ酢を煮詰めたものがソースとしてついてる・・・これが、なかなか、ハードな前菜でありまして、女子だったら、これでお腹いっぱいになるというもの・・・テリーヌの下には、クージェット・ズッキーニのブイヨン煮がひいてある・・・これにも、クルミ味のアワ・ソースがついて・・・お皿は、フランス南西部地方のリモージュ焼きの白、前菜によって、お皿の形が変化するのも、フレンチ料理・なうの流行、料理をサービスするとは、こういうことなのであります。新しい・新鮮な発見やワクワクする出会いが食卓テーブルの世界の上にあると・・・なんか、フランス人のような表現になってすまったぁー・・・何事にも感動することです・・・
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これに、おかわり自由の丸パンがつく・・・田舎のパンなのでしっかりと焼いてあり、固い・・・突き指しそうなパン・・・あまり、おかわりしてほしくないという丸パン・・・フランス語では、パン・ボロンテ、お変わり自由のパン・・・フランスのレストでは、バターはサービスされない、パンを食べすぎるから・・・フランス人の友人で、テーブルの上に塩やコショウと一緒に置いてあったムタール・西洋がらしをパンにつけて食べていたツワモノがいた・・・ロンドン・なうのミュージックからは、Ed Sheeran-The A Team 、エド・シャーランが歌う、ザ・ア・ティーム、これはロンドンで流行している覚せい剤のこと・・・これがヨーロッパの現実です。反面教師にして、コピー・真似しないように・・・ハードな現実世界ではありますが・・・メイン料理とデザートの紹介は、ア・ドゥマン、また、明日ー・・・フランスからのつれづれイートになってしまった・・・ART・アートは、EAT・イートにつながると・・・食文化アート・・・そんなことを言ってるのは、世界広しといえども、お前だけだろうーと言われちゃうねー・・・バイ・・・
by h-hatano-art | 2013-11-08 04:04