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波多野均つれづれアート

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パリの美術館もニューヨーク並みに休館日なし、毎日オープンする・・・しかし、いつから始まるのか・・・

アロハーと言いたくなるような夏七月半ばすぎのパリとパリ南郊外の朝・・・北欧スカンジナビアの子供たちは公園の噴水の中で水遊びしている、やっと夏らしい日になりました・・・夏はこうなくっちゃあいけねえーやーと江戸っ子のじっちゃんなら言うだろう、そして、ザルそばでも食べて・・・江戸っ子のザルそばの食べ方は、ツユをドップリつけてソバをグチュグチュとかんで食べてはいけないとなっておりまして、ツユつけはちょびっと、そして、ソバを飲み込むように食べるのがうめえんだぁー・・・アルデンテ・固めのソバは、よーく、かんで食べないと消化しない、パ・エグザンブル、例えばのお話しでございます・・・さてさて、昨夜のフレンチ・テレビ国営放送ニュースでは夏のモン・フジ、マウント・フジのこと、富士山の特集をやっていまして、日本人の土着信仰のような富士山登山と夏の日の出・ご来光を見るというのが流行だと・・・日本民族は同時に同じことをする、一体感を求めている人々でありまして、富士山信仰というかなんというか・・・フランスにこんなのナイから、フランス人が見るとおもしろい・・・前日に登山して、山小屋に泊まり、早朝前の初日の出を待つ・・・気持ちは同じ日本人だからわからなくはありませんが、こうもみんな一緒だと、お母さんと一緒みたい・・・お昼のニュースでは、アジアの韓国のフェリー・ボート沈没事件のユ・ビョンオンの変死事件をやっていまして、どうして、フレンチ・テレビがやるのかと・・・このおっさんは、過去にフランスでアへという名前の写真家としてヴェルサイユ宮殿やパリのチュイルリー公園の特別展示テントで写真展をやった人物だと、そして、フランスの田舎に写真用のアトリエと称しての広大な土地を買ってちょっと問題になったことがありまして、その田舎の敷地は草ボウボウ・・・誰も管理していない状態・・・その時は、どうしてそんなことが話題になるのかと不思議に思っていましたが、政治と文化・アートの癒着・ゆちゃく・・・お金があればなんでもできるのだぁー・・・人間はお金持ちになれば、次に、欲しいのが名声・社会的賛美・・・そんなのイヌも食わないと貧乏絵描きの奇人変人のワタクシは思うのでありますが、絵描きでも社会的なメダイユ・勲章をほしがるアーティストは多い・・・夏の文化・アート話題ついでに、フランス文化省からフランス国内の主要な国立美術館を休日なし・休館日なしにすると、ニューヨークの美術館と同じレベルにすると、ですから、パリのルーブル美術館でも以前は火曜日が休館日でありましたが、オール・デイズ・オープン・・・世界からの観光客から文句・苦情がでたのだろうーと・・・すかす、しかし、それがいつから始まるのかわからない、これがなんともフランス的・・・司令塔の上と現場がハーモ二ゼ・調和していない・・・サンディカ・労働組合の強いフランスでこれが可能になるのか、はたして、いつのことやら、アロハー・・・追記、このプロジェ・計画は、まだ、文化省のチロアール・事務机の引き出しに入った状態、これはフランス語表現でそうなると望ましいということで、現実的にいつのことになるやらわからない・・・たぶん、フランス全国美術館のサンディカ・労働組合の強い反対にあうだろうーと・・・これがフランスの現実というもの、いつまでたってもモワヤナージ・中世時代のフランス社会・・・フランス人をフランスからトランプ・ゲームのように全とっかえしないと、フランスの改革はない・・・
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ずーと、世界が殺伐なことばかりでありましたので、フランスらしいものに・・・パリ南郊外駅前広場にお店をだしてるアラブ系フランス人の路上八百屋&果物テントで、ウチのサ・マジスティ、女王陛下さまがなんと、サクランボを二kg買ってきまして、一kgが四ユーロ、約五百六十円前後・・・サクランボのコンフィチュール・ジャムのこと、砂糖煮込みを作るのだと・・・これをヨーグルトにかけて食べるのだと・・・
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まず、サクランボの種をプチ・ナイフで取る作業・・・サクランボの種をとる専用のサクランボ種取りの器具がありますが、そんなに使わないので、小ナイフで種を取る・・・これがサクランボの砂糖煮込み・ジャム作りの山場ですから、面倒くさいけれどもガンバルにゃん・・・大なべに入れて、上から砂糖をふっておく・・・こうやっておくと、サクランボから汁が出てくる・・・三十分ぐらい・・・田舎のフランス人はジャム作り専用の大きな銅なべを持っている、銅なべは火のまわりが安定している・・・エトワール・星つきフレンチ・レストランで使っているのはみんな銅なべ・・・
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中火、そして、弱火でお砂糖を入れ、田舎のフランス人は量と同じの砂糖を入れる、二kgのサクランボだったら、砂糖二kg・・・しかし、これでは非常にイタリアン・シネマのようなドルチェ・ヴィータ、甘い人生になってしまうので、ワタシは半分の一kgの砂糖にする・・・そして、サクランボがやわらかくなるまで煮る、気をつけることは砂糖煮は沸騰してふきこぼれるので常になべのそばにいて、ステン・バイ・ミーじゃあなかったステン・バイ・なべにして、よーく、木じゃくでかきまぜること・・・
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一時間弱ぐらいにサクランボと砂糖を煮詰める・・・そうすると、トロトロの状態になって・・・それを、市販のジャム入れ、食べ終わったジャムのガラス器に静かに入れる・・・熱熱だから、気をつけること・・・空気に触れる面積を少なくするためにギリギリまで入れて・・・
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フタを強くして、ひっくり返す・・・これがジャム作りの秘伝、そうすると入れもののガラス器の中の空気が真空状態のような感じになり、保存がきくというもの・・・熱がとれれば、もとにひっくり返して、一週間すぎると食べごろになる・・・フランス人はこれを夏の間に作っておいて、秋や冬に食べるという民間保存食・・・ですから、野菜でも果物でもこうやるとみんな保存できるというもの・・・
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それをパン・ケーキ、ホット・ケーキにかけて食べると・・・一緒に生クリームやバニラ・アイスでもいいし、シャンパン・グラスに入れると、サクランボ風味のシャンパンになる、白ワインに入れるとちょーカッコイイ食前酒になる・・・頭は生きている間に使いませうー・・・お前に言われたくないとなりますが、人生は、あっ、そうかと思った方がガニエ・勝利する・・・あっ、そうか・あっ、そうかの人生を・・・なんでもエッセイエー・やってみようーの人生を・・・バイ・・・
by h-hatano-art | 2014-07-24 16:51