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波多野均つれづれアート

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ラ・シャス・オゥ・ティーグル、パリ東郊外の町々を逃げ回っているトラを狩猟する大騒ぎ・・・

いやはや・はやいや、大西洋の向こうの新大陸アメリカのインディアナポリスの町ではマイナス33℃だと、どこにあるのインディアナポリスってというものなのですが・・・アメリカとカナダの国境の五大湖・エリー湖の下にあるインディアナ州の町だった・・・この寒波が来週あたりに大西洋上空のジェット気流に乗って確実にヨーロッパにやってくる・・・江戸っ子落語の風吹けば桶屋がもうかる方式に・・・世界はつながっている、さてさて、フレンチなうのお騒がせニュースは、なんと、パリの東郊外の町にティーグル・タイガー・トラが出現し、軍隊のヘリコプターから、狙撃兵から、機動隊から、治安維持の部隊が二百人も出動してのフランス・パリでのトラ狩り・・・インドのトラ狩りっていうのは聞いたことがありますが、パリでトラ・トラ・トラとは・・・なんでもトラをべべ・赤ちゃんの時からペットとして飼っていた人間がアボンドネ・捨てたのだろうと・・・サーカスの猛獣使いも出動しての大騒ぎ・・・笑っちゃうでしょ、フランス・・・フレンチTVニュースはこればかりの特集、実況中継しているのですが、肝心のトラちゃんが出演・でてこない・・・トラちゃんの足跡ばかり・・・夜のニュースでは、ティーグル・トラではなくて、太った大きな猫ではないのかと、ネコ科のアニマルではないのかと・・・完全にウワサに翻弄・ほんろう、振り回されているフランスの秋・・・パリの下水道には、クロコダイル・ワニがいるとか、はたまた、アナコンダ・大蛇がいるとか・・・というウワサもある・・・
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じゃーん、ケ・ス・ク・セ・サ?なんじゃあ、こりゃあー・・・パリ九区のオスマン大通りの老舗百貨店・デパートのギャラファ、われわれは勝手に長いのでギャラリー・ラファエットのことをギャラファとよんでいる・・・の今年2014年の年末ノエル・クリスマスから新年までのデコラション・デコレーション、大お飾り・・・不況社会なので、あんまし、飾りものにお金をかけていない、ゴージャスではない、しかし、しかし、店内はマンダラン・中華語が飛び交い、中華系ツーリストのお客ばかり、店員もフランスに住んでいる中華系の人々・・・十数年前の日本社会バブル期のパリのよう・・・昭和時代の演歌の三波春夫のセリフのような、お客様は神さま・中華のツーリストたち・・・しかし、しかし、現実は、現場では、ギャラファの労働組合員による日曜トラバーユ反対のデモがありまして、中国からのツーリストのために日曜日のトラバーユはしないと、太った労働組合のオバちゃんが叫んでいました・・・
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二階に上がって、写真を撮ると・・・われわれも顔が同じアジア系なのでお客さまなのかと、店員がアマゾン河のピラニアのように寄ってくる・・・いままでは、こんなことはなかった。経済危機・不況時代のフランス社会の現実・・・写真だけ撮って、逃げるようにして脱兎のごとくハイちゃ・・・そうしないと、売り上げのカモにされてしまう・・・売り上げがいいと、月給にプラス・ボーナスがつくらしい・・・
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ギャラファ本館の二階にはブランド服売り場がありまして、パリ・ケンゾーの秋・冬パリ服モード・・・ケンゾーがいないケンゾー、そんなことじゃあ、いけんぞー・・・イヴ・サンローランのいないイヴ・サンローラン、グッチじゃあないグッチもありまして、いろいろとブランド商品名だけがファントーム・幽霊のようにサバイバル・生き残っている・・・
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パリ中旬の週末には、パリ市内でパリ・マンガ・フェスティバルが開催される・・・なかなかの人気で、日本のマンガは世界制覇をする・・・フレンチTVニュースでは日本のデッサン・アニメのゴールドラック・・・この日本アニメが70年代後半にフランスのTVで放映され、全てのフランスの子供たちがこのゴールドラックのアニメを見ていた・・・その時代の子供たちが成人して、日本人のワタシにバーべQ食事の時にゴールドラックの主題歌を日本語で最後まで歌ってくれたフランス人の壮年がいた、意味はわからないけれども全部覚えているのだと、なんたる日本アニメのフランス制覇・・・文化・アートの啓蒙とは、こういうものなのでございます・・・
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こんな展覧会も秋のパリではやってる、東洋インドのカーマ・スートラ展、セックス・ポーズというよりもヨガ・ブームのひとつとして・・・なんでもかんでも、インドではヨガ省のヨガの啓蒙大臣が任命されたとか、手術後のガン治療患者にもこのヨガ体操が総合病院で行われているフランス、日本教育委員会のお母さま方から、またまた、お叱りものなのでありますが・・・カーマ・スートラのヨガ的なもの、精神的なものへの展覧会・・・日本の銀座のデパートでカーマ・スートラ展はまだまだ、できないか・・・できません、絶対にー・・・こんなので文句言っていたら、パリでは野暮・ヤボって言われてしまうぜ、日本のお坊ちゃん&お嬢ちゃんたち・・・パリの街はなんでも展覧会がありまっせー・・・このミュゼ・美術館は、パリ八区のマドレーヌ広場のフォーションのそばにある、いつもスキャンダルな展覧会をやってる・・・リタイヤして裕福な年金生活者の超ヒマなじっちゃんやばっちゃんたちが並んでいる・・・こんなのは早く卒業しないと、これにハマルと好色家の人生となる、なんでも存在してもいいけれども、こんな落とし穴に落ちると、よじ登ってくるのに時間がかかる・・・人間の裏と表・・・ほかにやることあるだろうーってなもの・・・ワタシから見るとパリの反面教師的な展覧会、反面教師・はんめんきょうしとは、それを見て、こんなことはダーメ・しない方がいいよっていう言葉・・・
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パリ市内のメトロ・地下鉄の通路には、アメリカーナのポップ歌手、テイラー・スィフトのポスターが・・・なんでここにあるんやねん・・・新アルバムの宣伝なのか・・・左りの変わった帽子をかぶってるグレゴリー・ポーターはご存知でしょ、ご存じない、フランス人はこんなジャズ・ヴォーカルが好きでんねん・・・その上のブルー・ノートもわかんない?ニューヨーク・マンハッタン島にあるジャズの本場のライブ・ハウス、ブルー・ノート・・・わかんなーい、まあ、いいや・・・Taylor Swift-Shake It Off-YouTube 、テイラー・スウィフトが歌うシェイク・イット・オフ、かまへん・かまへん音頭を聞いて、頭をシェイク・イット・オフ、かまへん・かまへんに・・・フレンチFMラジオでシャック・ジュール、エブリ・デイズ、毎日・毎日ガンガンにかかっている・・・かまへん・かまへん・・・
by h-hatano-art | 2014-11-15 01:49