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波多野均つれづれアート

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バベルの塔、鎖につながれた二匹のサル、盲人が盲人の道先案内をすれば二人とも穴に落ちてしまう・・・

昨日のフランスの母の日は、同時に、アンチ・TABA タバ、たばこ禁煙の日でもありまして、闇のタバコ売買が盛んなフランス、正規のお値段ではなくて街頭やネット販売でタバコを安く買う、肺ガンになるっていうのがわかっていてもタバコをスパスパ・・・フランスの公共の児童公園、すべり台とか砂場があるちっちゃな子供たちの公園内ではタバコの喫煙がアンテルディ・法律で禁止になり、今度は海岸・砂浜でのタバコ吸いも禁止にしょうと、砂浜に捨てられた吸い殻が汚い・・・ダイエットのためにタバコを吸う女子が増えた、それも太った女子、その心は、タバコを吸うと食欲がなくなるから・・・フランス社会も世界各国と同じく、クルマ社会でありまして、こんなにクルマが増えて困るのがパーキング・駐車する場所がない、パリの中の路上駐車や地下パーキング駐車はオール有料になり、なんとかこれを・・・ハンディキャップであることの証明書つきカードがあれば、どこにでも自由に駐車できると、じゃーん、それを悪用してハンディキャップでもないのにその専用駐車カードでパーキングしちゃうもーんのフランス人が増えまして、一斉取り締まり・・・1500ユーロ、約二十万円ちよっとの罰金、どんどん捕まっている、世の中が不景気になってくると、パリへ向かう郊外線の無銭乗車フランス人が増えまして、これも一斉取り締まりに、乗車する電子カード・フランス版はNAVI GO ナビゴという、日本の東京首都圏で使われているスイカのようなもの・・・それが本人のものかどうか、身分証明書と一緒にコントロールすることもパリのメトロ・地下鉄とパリ周辺の郊外線の公団は考えている、外国人で身分証明・滞在証明カードを持っていなかったら、即に国外退去・つまり、強制送還になる・・・というほどに、フランスはテロに恐々としている・・・
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こんな感じの五月から六月のフランスのパリ郊外風景・・・これはフランス十九世紀のミレー作「ル・プランタン、春」1868-1873年、カンヴァス・油彩、86X111cm、パリ・オルセー美術館のコレクション・・・雨が降ったり、春雷が鳴ったり、太陽が顔を出して虹がでたり、ネコの目のようにクルクル変化するのがフランスの春・・・女ごころのようにクルクル、勝手気ままなメテオ・お天気の春・・・セクハラにならないことを祈る・・・この風景はパリの東南方面のフォンテンブローの森のそばのバルビゾン村の近く、パリからクルマで一時間かかる・・・
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今、パリの西方面にあるローラン・ギャロスで全仏テニス試合が行われ・・・なんとなんと、日本の男子の世界ランキング五位のニシコリが勝ち続け、次はフレンチ男子の世界ランキング十五位のツォンガと8強・準々決勝マッチで戦う・・・これはおフランス・テニスのローラン・ギャロス・モード、ファッション・・・ローラン・ギャロスのおバカ話題は、会期中のフランス国民議会の女性議員が議会に出席せずに、日本でいうならば会期中の国会に出席せずにテニスの試合会場に行っていた、どうしてわかったのか、テレビ中継の画面でコート近くの招待席におすましサングラス姿で堂々と座って観戦していた、フランス国民のオント・恥としてニュースになる・・・なにやってんだー、企業・会社だったら勤務中に無断欠勤でクビだろうーというのがフランス人のホンネ、政治家・議員貴族の感覚が多いフランス、民衆から選挙で選ばれたのに庶民感覚の欠如、いつしかお偉いさん・テングになっている、ピノキオになっている・・・
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パリ市内のメガネ屋で見つけたメガネの宣伝・・・最近のパリ男子ファッションの流行は、このようにヒゲをはやすことが・・・フレンチ・テレビの若い世代の男子アナウンサーたちは、ほとんどがヒゲづらだっぺというもの・・・
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女子バージョンもあった・・・なにか、現代アート的でおもしろーい・・・
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世界的に大流行のSelfie セルフィ、スマートフォンによる自分撮り写真・・・これに棒をつけてセルフィすると、パリのルーブル美術館内では棒つきセルフィは禁止になった、パリの西郊外にあるヴェルサイユ宮殿の中でも禁止になった、鏡の間でこのセルフィしょうとして飾りもの・調度品がキズついたりするという理由から・・・でも、みんな、やってまんねんセルフィー・・・
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フランスのおパリからのアートブログですから、d'Art d'Art ダァー・ダァー、アート・アート・・・フランドル十六世紀の民衆絵描き、ブリューゲル作「バベルの塔」1563年、板に油彩、114X155cm、オーストリア・ウィーンの美術史美術館のコレクション・・・この絵はカトリック・キリスト教の聖書の中の創世記第11章のバベルの塔、このお話しはニムドロ王は天にまで届くような高層のタワー・塔を建設しょうとした。それを天上の神は人間の傲慢・ごうまん、高慢不遜・こうまんふそんに満ち満ちた神に対する反抗とみた。神は罰として人間の共通の言葉をとりあげた。言葉のコミニケーションを失った人間たちは大混乱になり、タワー・塔は未完成に終わった・・・何を言わんとしているかおわかりになりぬれろ・・・
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こんなんもありまっせー・・・同じく、ブリューゲル作「二匹のクサリにつながれたサル」1562年、板の上に油彩、20X23cm、ドイツ・ベルリンのベルリン絵画館のコレクション・・・この絵は、西洋絵画でのサルは愚かもの、愚鈍、背徳、うぬぼれ、貪欲、等々の意味がある、この時代のネーデルランドの諺・ことわざに「ハシバミ・木の実のために捕らわれて裁判にかけられる」些細なことで自由を失うという意味らしい・・・クサリにつながれた二匹の猿のまわりにはハシバミの実の殻がちらばっている・・・後ろに見えるのは貿易で栄えた十六世紀のアントワープの港と町、十七世紀になるとその貿易がオランダのアムステルダムの港が歴史の舞台になって、オランダ絵画・風景画や肖像画の市民文化が盛んになる・・・これは、ちょっとした間違いで人間は自由を失う、囚われの身になる・・・
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追撃の手をゆるめないで、アンコール・もういっちょうアート・・・ブリューゲル作「盲人の寓話・盲人が盲人の道先案内をすれば、二人とも穴に落ちてしまう」1568年、カンヴァス・油彩、86X156cm、南イタリアのナポリのカポディモンテ美術館のコレクション・・・パリのルーブル美術館にも、このバージョンの絵がある・・・これもカトリック・キリスト教の聖書、マタイによる福音書第15章からの盲人が盲人の道先案内をすれば、二人とも穴に落ちてしまう・・・これは大スキャンダルワイロ事件の世界サッカー協会のFIFA のようでもあり、アジアの日・中・韓のトライアングル・三角地帯の国々のようでもあり、地球の全ての政治指導者のようでもあり、ワタクシが何を言わんとしているかおわかりになりぬれろ・・・またまた、フランス経由でアメリカン・カントリー・ミュージック、Highway D'ont Care - YouTube がオススメの六月の始まり、昨年から今年の初めまでフランス全国で交通事故で亡くなったフランス人は総計3384人にもなる、スピードの出しすぎ、アルコール・飲酒運転、サンチュール・安全ベルトをしていなかった、携帯電話で通話中だった・メールうちこみながら運転していた、あっという間の交通事故、何が起きるかわからない・・・チャオ・・・
by h-hatano-art | 2015-06-01 06:35