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波多野均つれづれアート

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セーヌ河・ポンヌフにかかる虹

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 油彩画 116X89   この大きな絵は、ポンデザール、芸術橋から見たポンヌフ・新橋とシテ島に雨あがりの大きな虹、バラ色に包まれた大気の中で二重になった虹がかかるのを描いたものです。虹のある絵は、十九世紀の英国の風景画家・ターナーがよく描いています。この絵を描く前にユーロスター(パリ~ロンドンを結ぶヨーロッパ新幹線)でロンドンに行き、市内のナショナル・ギャラリーやテート・ギャラリーにある多くのターナーの作品を観て、いろいろと勉強しました。ターナーが生きた時代、ある評論家がターナーに対して、「自然の中でこんな絵の風景なんてどこにもない」と悪口を言いました。ターナーは静かに答えて、「あなたはこういう風景を見たいとは思いませんか」と言ったそうです。・・・こういう風景の絵をを見たい・・・その言葉は多くの人々の心の奥にある、生命の中にある真実の言葉だと思います。バラ色に染まる大気の中で一瞬に消える虹を永遠のタブロー・絵の中に閉じ込める・・・そういう思いでこの絵を描きました。                                                                                   年頭にあたって、今年の大きな目標は、五月にTOKYOで展覧会をすることです。場所は銀座のど真ん中の松屋前の銀座・井上画廊です。五月十七日から二十二日まで、住所:東京都中央区銀座3-5-6、井上商会ビル3階です。直前になったら、また、詳しくお知らせします。                               人生には長い目標と短い目標のくりかえしが必要です。この五月の東京展にむけて、エネルギーを充満させ、無心に自分のベストの仕事をするというのが新年の抱負です。お楽しみにしていて下さい。
by h-hatano-art | 2010-01-03 17:08