波多野均つれづれアート

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2012年 03月 11日 ( 1 )

アプレ・オゥンズ・マルス、3.11以後に海外フランス在住者の日本人のワタシが思うこと・・・

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・・・パリの冬の終わりのよく晴れた午前中のエッフェル塔・・・アプレ・オゥンズ・マルス、3.11以後、一年前のワタシと今のワタシとでは大きく意識が変わりました。昨年の五月に日本での展覧会の予定がありましたが、アニュレ、キャンセル・中止していただいて、夏になっても気分が晴れずに、どこにも行かずに、パリ南郊外のアパートで絵を描いていました。世界中のアメリカ人が2001年9月11日のニューヨーク・マッハッタン島のツインズ・タワー崩壊に大ショックだったように、2011年の3月11日には日本人のはしくれのワタシも大ショックでありました・・・東北三県の海岸におしよせるツナミ、流される家々、夜になっても燃え続ける町、そして、フクシマ原発の原子炉爆発と放射能の飛散汚染・・・日本はどうなるのだろうと、帰れる祖国はあるのだろうかと、故郷は遠きにありて思うものとありますが、わが祖国・日本の行く末は、これからの未来は・・・海外メディアの報道は、カタストロフィ・最悪の状態だとか、セ・フィニィ、これでオシマイだとか、放射能の避難民だとか・・・大変に心が痛みました。生まれて初めて心が痛む・心が痛いことを知りました。この世の地獄とは、こういうことをいうのだと・・・このまま海外フランスで安住していて、知らん顔・傍観していたら人間として生まれてきてオント・恥ずかしいと・・・悶悶モンモンの数ヶ月でありました。その年の十月下旬に一時帰国し、ワタシの故郷の町のちいさな画廊で東日本大震災のチャリティ・支援展覧会をしました。そうしなければ、海外フランス在住の日本人としての精神バランスがおかしくなってしまうと思ったからです。祖国・日本が大変な時に自分の境涯で何ができるのか、大変な人の痛みのわかる人間に・・・自分の国・わが祖国日本を愛せない人間が、今、住んでいるフランスをどうして愛することができようか・・・大きく意識革命・価値革命のアプレ・オゥンズ・マルス、3.11でありました・・・毒を変えて薬りとなす、ネガティブをポジィティブにする、亡くなった多くの方々のためにも、亡くなった多くの方々の分・人生をも生きていく・・・それがワタシの生命の中の大きな変革でありました。
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・・・勝利の山・ヴィクトワール山に続く勇気と希望の道、南仏・プロバンス地方のサント・ヴィクトワール山・・・夏のバカンスにも行かず、パリ南郊外のアパートに閉じこもってトラバーユ・描いた絵・・・東日本三県の多くの人々へのメッセージとして描きました。東北大震災が起きていなければ、この絵はできていない・・・そういう絵です。コラージュ・勇気とレ・スポワール・希望の道、東北・日本の復活のミラクル・奇跡は必ず起こる、起こしてみせると・・・それには、ひとりひとりが変わらなければいけない。アメリカ合衆国のオバマ大統領の就任セレモニー演説・スピーチの中に・・・社会が変わることではなく、ひとりひとりの意識が変わって社会に貢献する・社会が変わっていくという趣旨のスピーチがありましたが、ひとりひとりの日本人の意識が変わって、日本社会・世界をも変えていくと・・・それが3.11のカドー・プレゼントだと・・・大きな犠牲には、必ず、大きな喜び・歓喜があると信じて・・・ボン・ディモンシュ、よい日曜日を、健康第一・無事故の、人の痛みがわかる自分に・人間に・・・チャオ・チャーオー・・・今日のお昼は、人をよんでのお昼食事会、ロワールの白ワインと一緒に前菜は中華風春巻きとポルトガル産の塩ダラとジャガイモのポルトガル風オムレツ、お次はパイ皮包みの・・・・エビ・白身魚・牡蠣・キノコ・うずらのタマゴをパイ皮で包んでオープンで焼く料理、ボルドーの赤ワインも飲みたいのでマグレ・ド・カナール、鴨の胸肉をソテ・焼いて、バター風味のゆでほうれん草と食べる・・・四種類のチーズの盛り合わせとサラダ、チーズをサラダと一緒に食べるのがフランスの田舎風・・・その後のデザートのケーキは、洋ナシのケーキに上からチョコレートでおおって、これは昨日の午後に作った・・・フランスの3.11は日曜日お昼食事会です。そうして、みんなで食事しながらワインも飲んでいろいろなお話しをしないと、悲しいだけの追憶の一日になってしまう・・・ネガティブをポジィティブに・・・それが人間のサジェス・知恵というものです・・・多くの人々と共々に・・・逆境に強く生きることです・・・ワタシのお気に入りの中から・・・Tracy Chapman-Stand by me 、トレシー・チャップマンのステン・バイ・ミーを・・・亡くなった多くの方々へのオマージュ・敬意を・・・忘れないかぎり・たとえ、忘れてしまっても、いつも、私のそばにいてほしいと思いをこめて・・・被災地の亡くなった方々に・・・生きている者がしっかり、強く生きることです・・・
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by h-hatano-art | 2012-03-11 15:18 | Trackback | Comments(0)