波多野均つれづれアート

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パリを象徴するエッフェル塔に二度の爆破テロ・脅迫通報が・・・

朝から、冷たい雨が降って、どんより曇った、外気温十八度のパリとパリ郊外です。九月の新学期・・・こっちは九月から来年の六月までの単位が一年の学期になる・・・が始まり、ポリティック・政治ではフランスの年金改革問題や不法滞在のロマの強制送還問題等々で、サルコジ政権の支持率が三十パーセントに低下・・・十月に首相交代・内閣改造がありそうです。さらに、セキュリティ・治安問題が新たに出現・・・パリを象徴するエッフェル塔を爆破するという脅迫通報が二度も・・・昨日のロンドン発進スカイニュースでは、パキスタン系アルカイダによるロンドン・パリ・ベルリン各都市への予告テロがメディアに流れ・・・パリの主要乗換え駅や空港では、軍隊警備が出動する事態に・・・こういう緊張感の中での生活をすることは、大変にハードです・・・が、その緊張感の中で絵を描いていることは、またとない機会・チャンスです。ネガティブ状態をポジティブ状態にが・・・海外の生活で一番に大事なことですから・・・東京の美術学校で学んだ時の高山先生・・・鉄道の枕木を使っての現代美術作家・・・がおっしゃった言葉に・・・美術・芸術・創造活動というものは、時代と共に、時代を先取りするものだ・・・フランスの緊張社会の中で、今頃になって理解できます。学校で学ぶっていうとは、生涯にわたって、何かを学ぶことを習慣づける、自分の生活の中でクセ・習慣にすることだ。
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パリ六区にあるボザール、フランス国立高等美術学校内にあるグラン・ホール、大きなホール・・・長いこと修復していて、私が在学していた時代は、フランスの学生運動・五月革命の後遺症で、このホールはボロボロ、メチャクチャだった。・・・煮炊き、洗濯、洗面、便所と、この中でバリケード・閉じこもった当時の学生たちがやっていたものだから・・・フランス十八世紀のフランス革命の・・・全部を破壊する精神が続いていた。そういう自己主張大盛りの民族の人々の中で生活、生きることは大変にファチゲー・疲れます。
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ほんとうに、きれいでしょ。自己主張といえば・・・インターナショナル・世界の中でのジャポネ・日本人の自己主張は、自己主張になっていないことの方が多い。それは、プレゼン・説明下手とか、よーく考えて理論武装していない準備不足、デバ・討論に慣れていない・・・相手がああ言ったら、こう言い返すことが大切・必要です。言ってダメもと、やってダメもとが現実の世界です。言うべきことは、きちんと言ってあげる方が、後になって親切・慈悲のある行為というもの・・・今回の対中国問題で、日本の政治家は・・・わかってくれるだろうと甘い期待をした政治家は少しは、お目覚めに・・・感情に走るのではなく、相手を思う慈悲の気持ちで・・・総人口約13億人の中国・中華人民共和国はこのまま、突っ走れば世界からバッシングされてしまいます。日本にとっての文化的ルーツ・恩のある国です。そうならないように、心ある日本人はバックアップを・・・また、余計なことを書いてしまった。
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by h-hatano-art | 2010-09-30 16:17 | Trackback | Comments(0)

九月下旬のパリとパリ近郊は、ずい分と寒くなった・・・そろそろ、暖房が必要な季節・・・

朝夕は、外気温が七、八度・・・お昼の最高温度十八度のパリ・パリ南郊外です。パリは北海道と緯度がほぼ同じ位置ですから、そろそろ、コートが必要です。フランスの家庭には、シュミネ・暖炉のある家が・・・とくに田舎では・・・多いので、暖炉の煙突掃除をする・・・もちろん、専門の業者にたのんで・・・のも、今頃です。ちなみに、暖炉の煙突掃除料金は五十ユーロ、六千円前後・・・使用前にこれをしないと、一酸化中毒、酸欠なんぞで大変な結果になります。ちょっとのことが・・・よく、冬の季節になると、フランスの北部でこの一酸化中毒、酸欠で亡くなる家庭が多いものです。過去のフランスの暖房設備は部屋全体を温めるというセントラルヒーティングでしたが、これは省エネ対策により、徐々になくなりつつあります。とくに、アパートは全館全暖房の状態で真冬なのに室内ではTシャツ姿、半パンという無駄なエネルギーをガンガンに使っていました。あまりにも熱いので、真冬に窓を開けて、アイス食べてる・・・そういうバカなフランスのエネルギー使用でした。新設のアパートは、各自各部屋が電気暖房なので、自分でエネルギー使用のコントロールができます。しかし、倹約家のフランス人の家庭の室内温度・・・何度ぐらいか知ってます?・・・平均的に十九度なのです。われわれジャポネ・日本人とフランセ・フランス人の体温は大きく違っています。こんな低温度の室内にずーといると体温低下で気分が悪くなり、風邪をひいてしまいそうです。ですから、ウチのアパートでは各部屋・・・といってもシャトーのようになん部屋もございませんが・・・に室内温度計を置いてコントロールしています。われわれジャポネ・日本人にとって、二十三度から二十四度ぐらいが、快適温度です。あんまし、寒いと絵の具が乾かないので・・・そろそろ、冬用のカーテンをつけて、窓からの対策をしないと・・・このカーテンをつけると、一・二度温度保温になるのです。私はとくに、寒さが嫌いなので・・・日本の南方面生まれ、だから、初対面のフランス人に挨拶をする時・・・ジュ・スイ・ネ・ア・マルセイユ・オウ・ジャポン、わたしは日本のマルセイユ生まれですって言うと、みんながビックリする・・・そう、マルセイユ生まれのフランス人のように、カラクテール・性格も・・・魚釣りで十センチぐらいのイワシを釣ったら・・・三十分後は一メートルを越すマグロを釣ったと・・・一時間後は、数メートルのクジラを釣ったということになっている・・・というと、みんな納得する。マルセイユ人は大ブロシキで有名・・・
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大西洋で獲れたイワシ・・・ポルトガル系、スペイン系、イタリア系フランス人は、このイワシを炭焼きにしたり、フライパンでソテ・油焼きしたり、てんぷらのようにフリッツ・揚げたりして食べる。健康にもいいと・・・最近は青みの魚、イワシやサバを家庭でも食べるようになりつつあるが一般的ではない。お人気のあるお魚ちゃんは、スズキとか舌ビラメとかサーモンとか・・・お魚料理は週に一回、金曜日に食べるフランス人が多い・・・カトリック・キリスト教によるお肉を食べないお精進の日として・・・ダイエットとして・・・ウチではこのイワシちゃんをすり身にして、おから・・・パリの日本食材・食品店で売ってる・・・を混ぜて、イワシハンバーグにする。あまったら、鍋ものに入れるとイワシのつみれになる。
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by h-hatano-art | 2010-09-29 16:21 | Trackback | Comments(0)

フランスの最新アート情報、広告デザイン・アートの表現の自由・・・

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フランスの社会は、9月からが仕事始め・・・広告も新しく変わって、ニュー・デザインの広告がメディアに登場する。今回、ご紹介するのは、ちょっと、ショッキングな広告デザイン・・・FMラジオ、バージンのもの・・・そんなに早く、老化・歳をとらないで・・・というコメント付きの広告・・・この広告がパリ郊外のある市でスキャンダルになり、禁止になった。表現の自由とは、なんでもアリなのか・・・シルバー世代からの苦情が殺到した広告デザインです。バージン・ラジオはイギリス系列だから、これはブラック・ユーモアなのだと・・・そんなに早く、老化・歳をとらないで、POPやROCKを聞いてほしいというFMラジオ局の宣伝広告デザイン・・・テレビ用のバージョンもあり、テレビでは男性のみが・・・老人がバージンラジオを聴いて、若者にメタモルフォーゼ・変身する・・・さすがに、ご婦人のバージョンは、反発が強いと思ったのかテレビ版はございません。表現の自由なヨーロッパ・西洋ですが、日本では、こんな広告デザインを企画・製作したら、大変な社会的スキャンダルに発展するでしょう。これが、フランスの広告デザイン、NOWなのです。デザイン関係の人は、ちっとは刺激になったかしらん・・・でも、ちょっと、スゴイでしょ・・・表現の自由、なんでもアリ、アリ、ございますのフランスからです。
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一日中、トラバーユ・絵を描いているので、どうしてもミュージックはかけっぱなしです。朝はラジオ・クラシック中心、脳細胞への刺激・・・午後はヒップ・ホップ、R&BのFMラジオ局、アドっていうチャンネルを聞いています。最近のフランスのはやり歌は・・・よくかかる曲は、レイラのパスポートっていう歌がFMラジオから、よく流れてきます。You Tube、ユー・チューブのLEILA-Clip Passeport を検索すると、この歌をすぐに聞くことができます。・・・イミグレ・移民の国、フランスの現代の歌です。・・・オウキャン・パスポート・プール・モン・フィーユ、私の娘にはパスポートがないっていう・・・リフレインが美しい、なかなか、メロディー的にもお気に入りなのでオススメです。時間があったら、是非、是非、お聞きになって下さい。最近は、うんうんいいながら、こんな絵・・・レ・マン・ユンヌ・グラン・メール、おばあちゃんの手シリーズもの・・・一番目の絵は、どういうわけか、売れてしまったので・・・あまり売りたくはなかったのだが、今年の五月の東京の展覧会のために一時帰国の往復の飛行機代、二人分の・・・になってしまった・・・を描いたりしています。ちょっと、心残りだったので・・・やっぱ、変人・奇人かな・・・
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by h-hatano-art | 2010-09-28 05:44 | Trackback | Comments(0)

西洋社会が持っているアジアに対してのコロニザシォン・旧植民地差別意識・・・

そろそろ、フランスのメディアでも、日中のぎくしゃく関係が報道され始めています。喜んでいるのはEU経済関係者・・・この問題が長期化すると、アジア経済総タタキが始まって・・・こっちのコトワザの中に・・・最後に、パイを食べるのは誰か・・・最後に、得をするものは誰か、という言い回しがあります。私の体験でこういうことがありました。いつも行くスーパーマーケットで、ガードマンが私が買い物カートをおして、品物を見ていると、少し離れた後ろにいるのです。最初は偶然だろうとか、たまたま、そこを店内巡回で通りかかったのだろうと楽観していましたが、必ず、スパイ映画のように尾行されてるっていうか・・・万引きをしていると思ったらしいのですね。そのガードマン・・・アフリカ系フランス人・・・に、近づいて行って、ジュ・スイ・ジャポネ、私は日本人だって言ったら・・・なんだ、お前、ジャポネか、シノア・中国人じゃないのかって・・・フランス社会では、アメリカのような露骨な人種差別はありませんが、やはり人間社会だから差別は存在します。フランス人にとって中国は人権問題や経済的低労働賃金のためにフランスの工場が中国に進出・・・そうすると、自国のフランスで失業者が増加する・・・北京オリンピックの聖火パレード、パリ通過の時の在仏中国大使館の暴虐無尽のふるまい・・・で、フランス人にとってのシノア・中国人イメージは、よく、ありません。ですから、スーパーマーケットにアジア系が来たら、気をつけろっていうマニュアルがあるらしいのです。中国は大きな国ですから、いろんな人がいます。日本人は隣国の大きな国を統治する苦しみを理解することが必要です。さらに、今回の領土問題がパレスチナとイスラエルのような緊張関係にならないように、フランスに住む東洋のアジア人のひとりとして、この問題が早く解決するように、コンプリケ・複雑にならないように願っています・・・アジアの大国、中国にとっても悪いイメージです・・・こっちの人、西洋人にとってのアジアは、まだまだ、コロニザシォン・旧植民地差別意識が残っています。
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お口なおし写真に、パリのメゾン・ド・ショコラのショーウインドー・・・・チョコレートのエクレア・・・このエクレアをじーと見ていたら、お店のマドモアゼルが・・・このオッちゃん、ダイジョウブ、きっと、ダイエット中なのね、かわいそー・・・っていう表情で見ていた。
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さらに、お口なおし写真に、サンミッシェルの学生街のアラブ・北アフリカのお菓子屋・・・ここでも、じーと、アラブのお菓子を見ていたら、お店のおっちゃんが・・・こいつ、お金もっていないのかな・・・ってな表情で見ていた。甘いものを食べると、歯が痛くなるので、アンテルディ・禁止、食べられないのだ。
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by h-hatano-art | 2010-09-27 16:40 | Trackback | Comments(0)

パリの南郊外でのアパート暮らし

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パリ南郊外の秋の朝の光・・・こういうパリ郊外の新アパート群の中に住んでいます。十年前のこの土地は、なにもなーい原っぱでした。今では、パリに働きに行く人達のアパートが建ち並び・・・ほとんどの人がサラリーマンやサラリーウーマンです。二十代後半から、三十代の小さな子供たちのいるカップルが多い。ときどき、夜遅くに夜泣きをするべべ・赤ん坊の声が聞こえる。アパート住まいは長屋のようなものだから、アパートの玄関口やエレベーターの中で出会う住人には、きちんと正しいご挨拶をしなければならない。われわれが絵描きの日本人カップルっていうことは知っているらしいので・・・変人・奇人に見えないようにしている。ベトナムやラオス、中国出身のアジア系住人はいるけれど、ジャポネはわれわれだけだ。
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新設のアパートの周辺には、必ず、公園が整備されている。フランス人はネコや犬を飼う家庭が多いので、アパート住まいでも、ケッコウ、このネコちゃん、ワンちゃんをお飼いになっていらっしゃるご家庭が多い。ネコは窓を開けて、ほっておいても、必ず、元の場所にもどってくるけれども・・・ワンちゃんは、毎日のご散歩が必要となる。ワンちゃんは自分でかってに散歩なんぞにはいけないので、これまた、必ず、飼い主ご同伴の散歩ということになり・・・ワンちゃんのDNAは、自分のテリトリーを確認するために、やたらに、あちらこちらでピッピ・オシッコをなさる。ピッピ・オシッコぐらいならば、誰もが・・・まあ、いいかって文句は言わないけれども・・・もうひとつのカッカ・ウンチとなると・・・大変な近隣紛争問題のモトになる。・・・というわけで、この看板が公園のあちらこちらに立っています・・・ジェム・モン・カルチエ、私はわたしの住む地域が好きです。・・・ジュ・ラァマセ、私は・・・自分のワンちゃんのカッカ・ウンチをきちんと拾ってゴミ箱に捨てます。・・・という、マッシー市からの愛犬家に対しての警告看板なのです。ヨチヨチ歩きの小さな子供たちが遊ぶ児童公園・・・といっても、ブランコふたつに、すべり台ひとつの・・・が散歩道にあるので、市の方に苦情がいったのでしょう。夏のバカンス前には、この警告看板はありませんでした。・・・歩いていて、このワンちゃんのカッカ・ウンチを知らずにふんずけたら、一日中、不愉快になります。今まで、フランスで何回もそういうことに遭遇しました。ワンちゃんの散歩には、必ず、カッカ・ウンチサックを携帯して、出かけよう・・・
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スペインの地中海に浮かぶフォルメンテーラ島の白いネコ・・・ネコちゃんは、自由勝手に気ままに散歩している。飼い主同伴なんて必要としていない。それにしても、なんと気品があり美しいネコだろう・・・フランスからのひとりごと・・・今日この頃の東洋の島国の政治外交は後手後手に、ゴテゴテにまわって世界の笑いものになっていますが・・・相手のせいにするのではなく、自分の政治外交パワー不足だと認識すべきです。言ってダメもと、やってダメもとの海千山千の・・・西洋の歴史よりも長い歴史を持っている誇り高き民族相手です。どこかに窓口があるはずです。そういう窓口・チャンネルを持っている人にお願いして・・・電光石火の外交戦が必要です。日中の関係が、パレスチナとイスラエルのような泥沼関係にならないように、大火事・カタストロフィの関係にならないように・・・お互いが満足のいく解決方法で・・・結果として日中両国の庶民の良識を守ることが今一番の政治外交パワーです。どこかにピスト・道、コンタクトを持っている人が必ずいるはずです。怒りのパワーは何も価値を生み出すことができません。怒りの生命は、さらなる怒りをよんでしまいます。・・・則天去私、天にのっとりわたくしを去るの精神で・・・フランスから早期に解決できるように祈っています。
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by h-hatano-art | 2010-09-26 05:53 | Trackback | Comments(0)

フランス・パリの美術館の常設コレクションの地方分散化が盛んに行われている・・・

このブログは一応、フランスからのアート紹介となっているので、ドタン・ザンタン、時々は、フランスのアート今日この頃を書かないといけない・・・フランスはずい分と以前から、文化活動の地方分散化が実施されています。これはパリに文化を集中するのではなく、地方にもパリにある美術館のアネックス・別館をつくる作業が開始されています。例えば、ポンピドー美術館、愛称がボブとよばれていて、現代美術のコレクション中心の美術館がフランス東部のメッツ・・・ドイツとの国境に近いストラスブルグの手前にある町・・・に、このポンピドー美術館の別館、ボブ2ドゥが開設され、オープン以来、満員御礼の来館者があり、大成功をおさめています。この地方の町、メッツはベルギー・オランダ・ドイツ・ルクサンブルグ・スイスに近いので、多くの人々がパリに行かなくてもポンピドー美術館の常設コレクションを観覧することができるからです。今日のテレビニュースでは、ベルギーとの国境に近いリールの近くに、現代デザイン・現代美術関係の美術館がオープンすると報道がありました。これも、地方文化の活性化のひとつで、フランス文化省は手をかえ、品をかえ、いろいろと文化のストライクボールを投げています。日本も東京、一極の文化ではなく、各地方に上野の国立西洋美術館や東京国立博物館の別館を開設し、常設コレクションをどんどん展示し、地方の人々が気軽に文化に触れる・観ることができるように・・・チャンス・機会をつくってあげることが大事だと思います。地方活性化、地方が元気になるのは、まず、文化の地方分散化から・・・だと思いますが、いかがでしょうか・・・子供たちのためにも、その次の子供たちのためにも・・・
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フランスの地方の家庭の室内風景・・・これは、アンティックの子供用、木で作ったお馬さん・・・現代のフランスの子供たちは、さすがに、こんなのでは遊ばない・・・ニンテンドウのゲームなんかをして遊んでいる。ちいさなイスは、ミニヨン・キュート・カワイイでしょ。
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フランスのリビング・居間には、必ず、シュミネ・暖炉があります。フランスは室内暖房が完備されているけれども、週末の夜なんかは、この暖炉を使って、暖炉の前やそばで食事をする習慣・伝統があります。暖炉のマキがパチパチはじける音やあたたかい火を見ながらの夕食はゴージャス・豪華な雰囲気です。
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窓のカーテンのセッティングなんかも、なかなかにしゃれていて、食卓には白いテーブルクロス・・・このテーブルクロスは赤いストライプの入ったバスク地方の年代もの・・・がかけられ、これがフランスの田舎の家の雰囲気です。
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エスカリエ・階段の手すりにも、なかなか、雰囲気があるでしょ。階段は靴をはいたまんまで昇ったり、降りたりするのでモケット・一般的なじゅうたんがひいてあります。足音がするので・・・しかし、この階段じゅうたんの掃除機かけは大変な作業です。フランスのお母さんは働きものです。
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by h-hatano-art | 2010-09-25 06:03 | Trackback | Comments(0)

フランスのワイン事情のこと・・・一般フランス人家庭で飲むワインの・・・

満月が美しい秋のはじまり・・・でしたが、昨夜半に雨が降り、今日の朝は外気温度が下がり、朝の散歩には上着が必要です。足早に歩く通勤女性はみんな、首にフラーをまいているパリ・パリ南郊外です。・・・うしろから、ヒールの音がカツカツとフランス女子は朝から気合が入って、お元気そうです。朝のFMラジオのニュースの中で・・・日本のマンガの影響によるボルドーのなんでもないシャトーもののワイン、ブテイユ・ひと瓶、フランス価格15ユーロ、日本円にすると1700円だったボルドーの赤ワインが、香港で一本1000ユーロ、12万円前後のお値段で取引されているというニュースで、フランスワインのアジアでの沸騰価格に驚くと共に、そういうバカなことは止めてほしいというお願いニュースでした。なんでも、そのワインおたくマンガは、神のシズクとかいうマンガの影響だとアナウンスしていました。・・・この話題になったボルドーのシャトーものの赤ワイン15ユーロは、まあ、週末に人を招待した時に飲むような感じのワインです。フランス人一般は普段、こういうワインは飲みません。普通のフランス人が普段飲むワインの赤白ロゼワインのお値段は、5、6ユーロ、600円前後のワインです。すべては需要と供給の関係ですが、あまり、エスカレートしないように、あおらないようにしてほしいものです。フランス人の飲めないフランスワインは、日本人が飲めないお味噌汁のようなもの・・・じゃあ、例として緊迫感がないので・・・日本人が食べられない江戸前お寿司のマグロのトロと赤身のようなものです。何ごとも、ほどほどに・・・すべてがパンドラの箱を開けたかのように消えてしまいます。箱の中に残っているのは、レスポワール・希望だけですが・・・
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この夏にサンテミリオン村で買った、地元のワインカーブ・ワイン屋のオヤジオススメのサンテミリオン、シャトーもの2002年の赤ワイン・・・一本のお値段、13ユーロ、1500円前後・・・ワイン屋のオヤジ曰く、ワインの値段は限りがない・・・値段が高いから美味しいワインとは限らない、開けてみないと・・・だから、プチ・プリ、低価格であまり知られていない地元のワインを探すこと・・・シャトーものは、そのシャトーでタルから直接、ビン詰めしましたよっていう保障だから、ワインを買うときはシャトーもののワインを買うように・・・それは、ワインのラベルに明確に表示してあるから、必ず、それを見ること・・・このサンテミリオンの赤ワインって言っても、毎年500種類前後のサンテミリオンワインが生産されている。まあ、忠告しとくけど、何回も言うようだけれども、ワインは開けてみるまでわからないものだっていうこと・・・そして、その時の健康具合にもよるし、一緒に食べる料理にもよるし、一緒に食べるメンバーにもよるし・・・サンテミリオン村のワイン屋のオヤジは、赤ワインを試飲しながら・・・永遠と話してくれた。最後に、・・・言っとくけど、サンテミリオンの赤ワインと一緒に食べる料理は肉だよ。オ・二・ク・・・コート・ド・ブッフ、骨付きサーロインなんかと一緒だと、エキセラン・最高だよー・・・フランスの地方のオヤジは元気だった。
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ついでに、今回のフランス南西部、シャラント地方滞在での・・・左から、二本の白ワインはサンテミリオン村の南に位置するカディラックの超甘系白ワイン2006年もの、真ん中のはグレーヴの超甘系極上白ワイン・・・色があめ色になっている1999年もの、そのお隣りはジュヌビエーブのお父さんよりいただいた自家製ピノ・デ・シャラント1988年もの、一番右の赤ワインは、ちょっと、お値段のたかーいサンテミリオン2004年もの、これはジュヌビエーブの妹夫婦からのプレゼント、妹の夫は会社経営の社長さん・・・フランスワインのお話しを始めるとキリがないのだ・・・
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こうやって、サンテミリオン村のブドウ畑ひとつひとつに、各シャトーの表示がしてあります。ブドウ畑に入って、ブドウを食べてみました。糖分がほどよい味で、ブドウ畑は石ころだらけです。
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by h-hatano-art | 2010-09-24 16:43 | Trackback | Comments(0)

秋分の日、秋の始まり・・・フランス社会は年金制度改革に抗議する一斉ストライキでマヒ状態・・・

秋の始まり・・・秋分の日ですが、フランス全土は年金制度改革に抗議するグレーブ・ジェネラル、社会党系・共産党系のサンディカ、労働組合による一斉スト・・・通勤交通機関はストライキの影響でカタストロフィです。公立学校の教員もストライキ、ポスト・郵便局もストライキ・・・これは、ミッテラン社会党政権の時に決められた法定退職年齢60歳定年制を62歳に引き上げるという、フランス年金制度改革・・・と同時に、年金の満額受給年齢を65歳から67歳に引き上げるというオマケもついている。フランス社会では、40年間トラバーユすると年金の満額受給となるが、そういうフランス人は多くはいない。大学を卒業してから、働き始めたとしても・・・40年間トラバーユをすると、どうしても60歳を越えてしまう。ミッテラン社会党政権の社会福祉政策の法定退職年齢の60歳定年制と週35時間労働・・・等々への改革、不況時代の大きな変革に抗議する労働者のストライキ・・・フランス人は一般にトラバーユすることに魅力というか、価値を感じない民族だから、どうにか働かないようにして、お金がほしい・・・われわれ、定年のない絵描きには、ほど遠い世界です。死の直前までトラバーユっていうのが、われわれ絵描きの価値観だから・・・年金なんてございせんし、大変な人生の方が一瞬一瞬に価値創造できるというもの・・・なんか、熱くなってきましたブログですが・・・そんなフランス社会のこんにち・今日です。
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フランスの田舎の30キロ入りのポンム・ド・テール、じゃがいも・・・田舎のフランス人は、このような大入りジャガイモを農家から直に買って食べる。ゆでジャガイモのマッシュポテトにしたり、フリッツ・油で揚げたり、ポトフーのフランス風鍋料理に入れたり・・・来年の春まで、このジャガイモで間に合う。
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アリコ・ブロン、白インゲン豆の20キロ入り・・・これは、サヤの中にある白インゲン豆を煮込んでカスレーにしたり・・・カスレーはフランス南西部の田舎料理、鴨肉やソーセージと一緒に煮込んで食べる・・・これを食べると他のものは食べられないっていう満腹田舎料理・・・田舎生活の夕食前の準備に、台所でおばあちゃんがこのインゲンのサヤの中から白インゲン豆をとっている姿をよく、見かけます。白インゲン豆煮込みはおばあちゃん料理といってもいいでしょう。今回もお土産だと・・・この白インゲン豆煮込みをもらってというよりも、持って行きなさいと・・・こっちに帰ってから、一週間毎日、この白インゲン豆煮込みを食べていました。フランスの田舎の香りっていうか、深かーいフランスの庶民食べ物です。
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農家の小粒のプラム・・・タルトやジャムにするとおいしい。スローフードライフのフランスの田舎です。
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畑でとってきたばかりのイチゴ・・・一週間に一度、ウチのパリ南郊外のアパートまで届けてほしいものばかりです。
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フランスの田舎のザクロの実・・・パリの大都会の生活に疲れちゃったら、田舎に行ってリフレッシュ・・・刺激があんまりナイのが玉にキズですが・・・
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by h-hatano-art | 2010-09-23 15:59 | Trackback | Comments(0)

フランスの今日が最後の夏の日、そして、黄金の秋の季節の始まり・・・

今日が最後の夏の日、日中は二十七度まで気温が上昇するパリとパリ南郊外からです。フランス各地のブドウの産地では、ブドウの収穫が始まっています。狩猟も解禁となり、イノシシ狩りが始まって・・・農作物、畑を荒らすので・・・イノシシやキジや野ウサギ等々のジビエが市場に出回る季節の始まりです。ポーランド産のセープ・きのこがキロ、三十六ユーロ、四千円前後で市場に出回っています。いよいよ、フランスの黄金の秋の始まりです。
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フランス南西部のシャラント地方のサントの町・・・バーミリオン色の屋根が美しいサントの町の旧市街の中央を横断する・・・スペインのサンチャゴ・デ・コンポステラに続く、巡礼の道・・・中世の当時、この道の両側には市場が立ち並び、巡礼者が休憩する宿が並んでいた・・・この道をゆっくり歩くと、当時の人々の唯一の旅行だった巡礼の旅が思い起こされ・・・庶民の生活の声が聞こえてきます。
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シャラント地方の田舎パン、中世当時から変わることのないこの田舎パンはフランスのパトリモアンヌ・文化遺産と言っても過言ではないでしょう。
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この田舎パンは、ブロックひとつひとつが簡単に手で切り分けられるようになっていて、お味はブリオッシュ風のフワフワ・柔らかパンです。農家手作りのバターを塗って食べると、このパンだけで満足できるほどです。
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この穴あきパンの食感はモチモチとしていて、子供やお年寄り・・・とくに、ワタシのような歯の悪い人間用にはピッタシのパンです。この二つの田舎パンは、アンポルテ・持ち運びが可能なパンで・・・中世の時代の人々は、こういう田舎パンを持って旅をしたのだろうと思うと感慨深いものです。皮の超かたい田舎パンが一般的ですが、地方によって違いがあります。・・・オマケ・・・フランスの食卓は、そんなにウルサイ・マナーというものはありませんが・・・これだけはやってはイケナイことがあります。食卓テーブルにお皿やナイフ・フォークのセッティングをして、テーブルの中央に、必ず、パン一個全体の姿・・・を置くことがフランスの家庭での習慣・伝統です。これは、ウチではパンに不自由していませんよっていうもので、このパンを・・・どんな種類の・・・長いフランスパンだろうと、丸い田舎パンだろうと・・・さかさまに食卓の上に置いてはいけない、タブー・やってはいけないことになっています。日本人のワタシには、この感覚は理解できないものですが・・・さかさまパンは、女の子が両足を広げているような恥ずかしい姿の感じなのだそうです。・・・じゃあ、四角の食パンの裏と表はどうなの・・・って、ウンチクフランス人に聞いてみましたら・・・コワァー・何、食パン、あんなものはもともと、アングレ・イギリス人が食べるものでパンにあらずって・・・現在のフランスの子供たちは、十代用ディズニーのアメリカンドラマの影響でサンドイッチ・・・アメリカ流になんでもかんでも食パンにはさんで、マヨネーズとケチャップをかけて食べているのが普通・・・パンの裏表なんてぜんぜーん関係ナイモーン食事です。フランスの田舎では、そういう・・・食卓テーブル中央にパンを正しく置くマナーが残っています。こういうことがパンを食べる人達の文化なのでしょう。底が深いゼっ・・・余計なことだけれども知っておくと、いつかお役に立ちます。
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by h-hatano-art | 2010-09-22 16:23 | Trackback | Comments(0)

石の文化の中世時代のポルト・門、扉・・・何世紀もの人々の声・メッセージが聞こえる・・・

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フランス南西部のサンテミリオン村の中世時代からのポルト・門・・・フランスの田舎を訪れると、石の門の上に・・・その年代が刻まれていることが、多々、あります。西暦の何年に作られたということが、ひと目でわかる仕組みです。ほとんどのフランス中世時代の門が現在でも残っています。そういう門を見ていると・・・何世紀にもわたって、人が生まれ・・・人が生き・・・人が死んでいく・・・永遠のくり返し・・・生々世々の継続に新たに驚いたり、感動したりします。石の文化の継続には、我々・東洋、アジアの日本人が持っていない感覚があります。こういう、門をたくさん見て、スケッチし・・・絵に描くことに感動を覚えます。ボブ・ディランの70年代の歌の中に・・・ノック、ノック、ノッキング、オン、ヘヴンS、ドーと歌った曲・・・天国への扉があります。また、フランスの作家、アンドレ・ジイドに・・・力を尽くして、狭き門より入れのキャッチ・フレーズ・・・狭き門という小説があります。何世紀も耐えぬいた、中世の門を見ていると・・・さまざまなイメージが交差し、時代時代に生きた人々の声・メッセージが風にのって、聞こえてくるかのようです。
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これは、イタリアのトスカーナ地方の小さな町にあった中世時代のポルト・門です。すごく、存在感があり、門そのものが生きているかのようでした。サンテミリオン村で出会った門も、こうやって絵に描きとどめ、ポルト・門のシリーズものを描きあげようと思っています。
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by h-hatano-art | 2010-09-21 06:33 | Trackback | Comments(0)