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波多野均つれづれアート

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ニューヨークめちゃくちゃ滞在記・・どうして、パリからニューヨークなんかに行っちゃったのか・・⑤

二日間、冷たい雨が降り続けて、メテオ・天気予報では十月の秋のような・・・と言われているパリとパリ南郊外です。アパート暮らしは、集合住宅なので、そんなに急激に温度が下がることはありませんが、一軒家は朝晩、ショファージ・暖房がないと・・・涼しいというよりも、冷たい日々のフランスです。・・・ニューヨーク・マンハッタン島でアメリカーナのさまざまな体験をしましたが・・・世界からの人種のるつぼだとか、エキサイティングな都市だとか・・・いろいろとこの街は表現されていますが、まず、港町から歴史が始まったということ・・・マンハッタン島は、ハドソン・リバーを主流としたイースト・リバーとノース・リバーにサンドイッチ・はさまれて、大西洋に面しているし・・・とにかく、海に近い街だっていうことです。十九世紀にヨーロッパからの多くの貧しい移民家族が船に乗って、最初に目にするアメリカは自由の女神です。自由の国、新大陸・・・ホテル滞在でしたから、自炊することも出来ずに、ぜーんぶの食事、毎回の食事は外食でした。朝はホテルの半地階のカフェレストでアメリカン朝食・・・アフリカ系の婦人たちのサービスで食べるっていうよりも、目覚まし的朝食・・・食パントーストとか甘いお菓子パンとかコーンフレークとか・・・に熱々の香りの高いアメリカンコーヒー・・・イギリスの支配から始まったせいか、焼きベーコンに目玉焼き、スクランブル・エッグにゆで卵、西部劇映画に出てくるようなビーンズ・煮豆もつく・・・そして、オランダ・ドイツからの移民の名残りか、硬いさまざまなチーズの盛り合わせもある・・・毎朝、あまりの量の多さに・・・これで、お昼用のサンドイッチを作ったら食事代が浮くだろうな・・・って思ったほどに、お見事な消費社会の朝食でした。アフリカ系の婦人たちはカインドネス・親切で、コーヒーのお代わりをしてくれたり、声をかけて、今日は何するのと話しかけてくれたり・・・そういうところに健全なアメリカ庶民の姿を見、感じました。昼間は完全に美術館訪問に時間をとっていたので、美術館のレストでお昼ごはん・・・なかでも、メトロポリタン美術館内のレストランはアメリカの歴史を感じる室内装飾でお見事・技あり、一本でした。・・・驚いたことに、日本と同じように、まず、氷り入りのお水コップがサービスされて、注文を・・・フランス・パリでは、お水に氷りなんていうサービスの発想はございません。・・・氷り入れてくれっていうと・・・コワァー・なにぃーなんて、返事がもどってきます。お水も生ぬるい、ビールも生ぬるいのがパリの常識です。・・・さて、メトロポリタンのレストでは、注文が済むと、まず、テーブルにパンとバターが運ばれてくる。それを食べながら、メインの今日のオススメ料理を待つという仕掛けです。これも、パリのレストではございません。パンは料理と一緒に登場します。バターはないの・・・っていうと、またまた、コワァー・なにぃーとご返事がもどってきます。・・・そばのテーブルでは、アメリカの地方から美術館見物に来た年配の婦人二人が楽しそうに食事をしていました。目が合うと挨拶を交わしたり・・・このメトロポリタン美術館内のレストはオススメです。ゆっくりと、よき時代だったオールド・アメリカン風の食事が出来ます。・・・街角で売っているホットドッグ・・・からしとケチャップまみれになった・・・も、パリには存在しないのでおいしいものでしたが・・・私の英語は教科書英語の・・・ホットドッグをおひとつ、いただけないでしょうか・・・には、ホットドック屋のおっちゃんたちは、びっくりしていましたね・・・アー、ユー、フロム、あんた、どっから来たの・・・ホットドッグひとつ食べても、ちーとも食べた気がしないので・・・五・六個食べないと・・・そんなには食べませんでした。ホットドッグ屋の店先で、一度に、からしとケチュップまみれになったホットドッグを五・六個食べるヤツっていないでしょ、大盛りホットドッグがあれば・・・続く・・・
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イスラームのラマダーン期間なので、アラブ風のアーモンドの粉を使ったタルトを作ってみました。タルト・ド・アーモンド・・・もともと、スペインでよく作られ、食べられるお菓子です。一番目の写真は、焼きたてのタルト、二番目は上から、スークル・ド・グラース、粉砂糖をかけて出来上がり・・・スペインの歴史は長いことアラブ・イスラムの支配下にありました。その時代の名残りでアラブ系のお菓子が今ではスペインのタルトとして伝えられています。このタルトは日持ちするタルトなので、だんだんと時間がたった方がおいしいものです。・・・が、ウチの奥様はココナッツとアーモンドの粉に何か、恨みでも持っているようで二ェット・ダメなのです。なんでも、食べた時にノドにくっつくような感じがするのが嫌なのだそうです。・・・知らなかったのー、ココナッツやアーモンドの粉はダメなのを・・・大変におデリケートな、おノドだと・・・キムチはバリバリお食べになっていらっしゃるのに・・・そういうわけで、二十四センチのアーモンドタルトをひとりで、毎日、コツコツと食べている夏の後半です。
by h-hatano-art | 2010-08-17 16:23