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波多野均つれづれアート

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猛烈に歯が痛み始め、近所の歯科診療所に予約をとりに行く・・・

先週の土曜日の夜から、猛烈に右の奥歯上下が痛み始めて・・・フランスは、日曜日・トラバーユしなーい、月曜日もお休み・トラバーユしなーいで、今朝の九時きっかりに、歩いて一分ぐらいの歯科診療所にトボトボ・・・痛くて・・・すると、受付の十代の見習いお姉ちゃんが診療所の外でコーヒーとタバコをスパスパ・・・ボンジュール、こんちわー・・・と言って、受付カウンターで予約をたのもうとしたら・・・セ・コンプレ・セット・スメンヌ、今週は予約でいっぱい、うまってる・・・と超高速フランス語で言ってきた。・・・ウルジャンス、緊急でなんとか・・・ノン・ノン・ノン・・・と、再来週の水曜日の午後なら予約が空いている・・・メルクルディ・アプレ・ミディ・カンザー、水曜日の午後の十五時・・・フランスの病院治療システムは、まず予約をとらないと何も始まらないのです。ずーと、昔に電気ノコギリで右手を切って、緊急病院に行っても・・・まず、セキュリテ・ソシアル、社会健康保険カードを持ってるのか、名前や生年月日・・・なんとか、かんとかで・・・手から大量に出血しているのに、すぐには治療してくれないのです。その時は、夜になって初めて、キズ口を縫う手術が始まり・・・こんな国に来ちゃって、人生真っ暗だーと思いました。他者にサービスをするという感覚が非常に遅れている・・・フランスは公共サービスございませんの国なのだと、痛感しました。手術後の痛み止めのクスリもなく・・・翌朝、看護婦のオバンから・・・あんた、手術して痛くなかったのー・・・と聞かれ、・・・イヤ、とっても痛かった、と言うと・・・痛み止めのクスリをたのめばよかったのに、たのまないダメなのよ・・・そうなのです。こっちの社会日常生活は自己主張・・・ひとつひとつのことを言葉にして伝達をしないと生きてはいけないってことを、つくづく、フランスの緊急病院で学習しました。どっちかというと、私の性格は無口なので・・・フランス社会・フランス人のおかげで、多弁人間になりました。しかし、多弁もテイドっていうか、ほどほどに自己主張しないと・・・フランス人のようにしゃべくり自動小銃人間にはなりたくはありません。フランス人の自己主張する姿はしゃべくり関西人によく似ています。・・・歯科診療所からウチにもどって絵を描く準備をしていると・・・さきほどの、超高速フランス語しゃべりの受付のお姉ちゃんからの電話があり・・・オジョルディ・アプレ・ミディ・カトルザー・トロント、今日の午後の十四時半に来なさーいと、連絡がありました。・・・きっと、歯が猛烈に痛くても、全然、自己主張をしない・・・エトランジェ・外国人のしょうもないオッチャンに哀れみっていうか、カワイソーと思ったのだろー・・・これで、ひと安心です。
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歯が痛いのにビールなんて・・・お叱りをうけそうですが・・・ベルギーのビール・ブロン、白ビール、ヒューガルデン・・・日本では、ヒューガルデン・ホワイトで販売されています。アルコール度が少なく、オッサンたちには物足りないビールですが、モヤシ的なヒョロヒョロ草食系男子や女子用のかるーいビールです。ちょっと、変わったというか、ヘンテコな味がするのも愛嬌があるものです。フランスの若い世代はビール党が多く、ベルギーの若い世代はワイン党が多いっていうのも、おもしろい現象です。つまみは、塩味のきいたポテトチップスや塩ピーナッツ・・・フランスで日本のカキノタネやおかきをおつまみでだすと、奪い合いになります。
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ベルギービールの専属っていうか、専用のグラス・・・各ビールによってグラスが決まっている。一番左の大グラスっていうか、コップがヒューガルデン・ホワイトビール用のもの・・・こういうグラスを集めて、ベルギーいろいろビールを飲むのも人生が楽しいものです。ベルギーのカフェに行って、ビールを注文すると・・・いろいろな形のビールグラスがあることに驚きます。パリのカフェでも、ベルギービールはあることはありますが、そんなに種類がナイ・・・ただ、ビールを・・・と注文すると、一番値段の高いオランダビール・ハイネッケンが運ばれてきます。ベルギーには、サクランボ風味を始めとする・・・果実系のビールもあります。
by h-hatano-art | 2010-08-24 17:51