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波多野均つれづれアート

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夏の八月最後の週のよく晴れた日、ユネスコ世界遺産の町、サンテミリオンを訪れる・・・①

ずーと、ブログ続きもののフランス南西部、ソージョン滞在中に・・・一日、ボルドー近くのサンテミリオンの町を訪れました。これは、滞在先のマダム・ジュヌビエーブ・・・私と同じ世代・・・が、自分の車で連れて行ってくれるっていうので、アベック・プレジィール、大喜びで連れて行ってもらいました。サンテミリオンまで、一時間半ぐらいかかるので、朝の九時前にはソージョンをデパー・出発・・・地元生まれ、育ちの彼女は、くねくね田舎道をラリーレースのように時速百キロ前後で突っ走る・・・なだらかな丘が続くコニャック用のブドウ畑の中を、ものすごいスピードで突っ走る・・・見渡す限りのブドウ畑だ。このシャラントのブドウ畑から白ワインを作って・・・コニャック・ブランデーのことやピノ・デ・シャラントを作る。テーブルワイン用にも赤白ロゼを作っているけれども、ほとんど地元で消費される田舎のワイン・・・途中から高速道路に入って、ボルドーの手前で高速道路が終わり・・・いよいよ、サンテミリオンへ・・・右手に大きな河が見えてくるのがジロンド河の上流、ドルドーニュ川・・・いくつものフランスの田舎の町を通り過ぎ・・・見渡す限りのボルドーワインのストライク、サンテミリオンのワイン用のブドウ畑が見えてくる・・・なにか、ワインの世界のシャンゼリゼ大通りのように堂々として、美しいワイン畑が広がっている。もう、この辺でワイン愛好家だったら・・・月夜の天空に向かって吠えるオオカミになったような気分になる・・・ウォォーンと、叫びたくなっちゃいます。
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ユネスコ世界遺産の中の文化遺産・・・すぐれて普遍的な価値をもつ記念工作物、建造物群、文化的景観のカテゴリーに認められたブドウ畑の中のサンテミリオン・・・人口三千人前後で、一応、市になっていますが・・・雰囲気はフランス中世の城壁で囲まれた、小高い丘の上にある村のような感じです。・・・うーん、どこかで、これと同じような雰囲気の町があったなぁーと、記憶をたどると・・・そうそう、イタリアのトスカーナ地方に点在する小高い丘の上の町々に非常に似ている・・・中世時代は、外敵からの攻撃を防ぐために、小高い丘の上に町を作り、町の周りをぐるり城壁を築いた。それは、中世時代の南ヨーロッパに大流行したコレラを防ぐため・・・人々の出入りを制限するために城壁門をつくり、通行税をとったりした。・・・お勉強ブログになりましたが、こういうことも知っておくとイメージの世界が広がります。とにもかくにも、周り一面、ブドウ畑・・・サンテミリオンの赤ワインのブドウ畑です。
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収穫前のブドウ畑に入ってブドウを食べてみました。九月の中旬から、下旬にかけてが収穫時ですが、もう十分に成熟・・・夏の太陽をいっぱいに浴びて甘味の強いブドウでした。
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サンテミリオン村には、いたるところにワインカーブというか、ワイン販売店があります。こういうワインストックというか、ワインコレクションがあったら・・・狂喜しちゃって、人生オシマイになっちゃうかも、かもです。とにかく、サンテミリオン赤ワインのストライク、ホンモノのホンモノがずらーりと・・・お店のオヤジにすすめられて試飲すると、いろいろなサンテミリオンの畑の赤ワインを・・・ワイングラスで五、六杯も・・・こういう時のわたくしは、ものすごーく、気分が高揚して、おフランス語がペラペラと出て、身振り手振りもフランス人以上に・・・なにかタカラヅカシアターの登場人物のようになってくるのです。ワインの霊魂に取りつかれたようにワイン専門会話がとめどもなく出来るので・・・店のオヤジもビックリして、じゃあ、これも飲んでみろ、あれも飲んでみろって・・・どんどん、サンテミリオン赤ワインのストライクボールを投げられて・・・ウチのコワイ人から、イエロー・カードがでるのです。サ・スィフィ、いい加減にしなさい・・・って。これは、ぜーんぶ、サンテミリオンの畑、シャトー詰めの・・・各シャトーでワインをブレンドし、タルで熟成させ、ワインボトルにつめる作業・・・サンテミリオン赤ワインです。・・・続き読みたいでしょ・・・続く・・・
by h-hatano-art | 2010-09-09 16:49