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波多野均つれづれアート

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パリのクリニャンクールの蚤の市に行く・・・よく晴れた週末の午後の散歩がてらに・・・

昨日のパリは気温が25度の夏のような快晴でした。天気がいいので、お昼過ぎにパリ南郊のアパートからパリ行きの郊外線に乗って、パリの北に位置するクリニャンクールの蚤の市に行きました。メトロ・地下鉄の改札口階段を昇ると・・・すごい人の波、東京の上野のアメ横のような雑踏・・・とにかく、アフリカ系フランス人、アラブ系フランス人のお兄ちゃんたちがグループで歩いている・・・蚤の市にプルコア・どうして?っと、思われるのが正解ですが、いつの間にか、蚤の市プラス雑貨青空市ができあがって、週末になると、パリ近郊のミーちゃん、ハーちゃん・・・お兄ちゃんやお姉ちゃんが若者向けの超安いジーンズや洋服やメイカーもののシューズなんかを買いに来るのです。路上では、超高級バックや香水のまがいものなんかを売りつけたりして・・・ワタシには、誰も話しかけてはこない。日本でも、そうだったけれども・・・新宿の歌舞伎町や渋谷のアブナイゾーンを歩くと、何故か、ワタシの姿を見ると、そのすじの海千山千のお兄ちゃんたちがパッと姿を消しちゃう・・・どうも、目つきがスルドイので公安の見回りと間違えられているらしい・・・目つきがスルドクなるのは、絵を描く時に対象物を見るさいに、どうしても真剣なコワーイ目になってしまうので・・・これは職業習慣です。パリでも、変に話しかけられたら・・・コノヤローっていう目つきをしてるから、コブラツイスト・ヘッドロックかけちゃうぞ・・・そういう不良のヤマシイお兄ちゃんたちは、決して、ワタシに近づいては来ない。動物的カンっていうものです。そういう、お前らいい加減にしろよーっていう目つきをして、スリ多発ゾーンを突破して、やっと蚤の市にたどり着くのです。・・・ピラニアのごとくにスリが集団で近づいてくる・・・
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パリ行き郊外線の車両からのホームの広告ポスター・・・ボン・マルシェ、パリ市内の老舗デパートの宣伝ポスター・・・
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ナポレオン様式の執務机・・・机のあしがネコあしになっているのがナポレオン様式のアンティークの特徴・・・対になった燭台と時計も同じ時代のものです。アンティークを見るのは、その時代のホンモノを見るっていうことだから、自分の目の物差しを正しくするためにはホンモノ・・・ストライクを見ること、知ることをオススメです。・・・ある料理人のお話しに、こういうのがあります・・・銀製の紅茶ポットで毎朝のお茶を飲んでいると、自然に自分の目が銀製の紅茶ポットを認識するようになる。そうなると、その目はどんなところでも、本当の純銀製か、まがい物の銀製かを見分けられるようになる。料理も同じで、ピンからキリまでの料理があるが、本当においしい料理を食べないと、食べた経験がないと、その料理がどうだかはわからない・・・人生でも、本当の人間に出会わないと・・・なるべくならば、ホンモノに、ストライクに・・・人生、出会いたいものです。
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アンティークの世界には、このようなマリンもの、航海用器具や古い海図なんかもございます。フランス人は意外と、海のものが好きな民族です。フランス海軍もあるし、ブルターニュの男達は世界の海を回っているし・・・
by h-hatano-art | 2010-10-10 07:18