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波多野均つれづれアート

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フランスのサンディカ・労働組合によるグレーブ・ストライキは続いています。ガソリン不足でパニックに・・

トゥサン・万聖節バカンスの始まったフランスの朝は、静かなものです。パリ・パリ近郊の気温は、早朝で四度、昼間で十二度・・・完全に秋の季節に突入、まだまだ、ショファージ・暖房を入れるのは、もったいないと電気暖房は入れていません。アパートの室内温度が22度前後ですから、寒がりのワタシでも耐えられそうです。今度の日曜日の真夜中から、フランスは冬時間開始・・・一時間ほど、時が遅くなり、日本との時差が八時間となります。さて、フランス年金制度改正・改革の抗議ストは、続いています。・・・ブロッカージュ・ド・ペイ、国を封鎖しているとか、テロリズム・オタージュ・ド・エコノミー、経済的なテロリズム、経済的な人質だとか・・・言われても、フランスのサンディカ・労働組合はストをやめません。フランス各地のガソリンスタンドに給油がなく・・・給油させないように、労働組合がフランスの全交通網を妨害をしているので、一般庶民はガソリン不足パニック・・・近くのガソリンスタンドに行っても、ガソリンストックがない・・・この二週間の万聖節のバカンスは、田舎へ帰郷し、先祖のお墓参りの時なので、交通ラッシュになるのが通常です。しかし、クルマのガソリンがない、フランスの新幹線TGV、テー・ジェー・ベーや国鉄も抗議デモ参加による間引き運転・・・この時期はフランスの国内旅行も盛んな時で、観光地のホテルやレストラン、商店にお客が来ない・・・というトンデモない状態のフランスです。空の飛行機も飛んではいますが、これも間引き飛行、その上に、空港へ向かう道路を労働組合が閉鎖し、乗客は重いトランクをガラガラと引っ張って三十分以上も歩く・・・労働組合が強い国・フランスに住んでいるのは、大変に不自由なものです。・・・誰かが、こういうことをおっしゃいました。・・・ワタシはフランスという国が大好きです。フランス人がいない美しいフランスが大好きです・・・
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セーヌ河とアレクサンドル三世橋のランカンの装飾彫刻・・・青い、青いパリの秋の空の下、ブラブラと散歩をすると気分転換になります。セーヌ沿いの木々の葉は、黄金色に染まり、秋の太陽の光りの中でキラキラと輝いています。こういう瞬間、瞬間に感動を覚えるということは、人生にとって大切なことです。・・・一粒の砂の中に世界を見、一輪の野の花に天界を見る。手のひらに無限を感じ、一瞬のうちに永遠をつかむ・・・っていう言葉を、ふと思い出します。パリの街はそういう芸術的なメッセージ・ヒント・キッカケ・縁が存在するところです。そのメッセージをどう受け止めて、表現していくのかは、その人なりの生命境涯で決まる。常に、生命エネルギーをアップしていないと、何を見ても感動がない・・・そして、見ることは考えること、考えることは行動すること・・・と無限に生きることへの可能性・ポッシビリテが広がります。
by h-hatano-art | 2010-10-25 16:35