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波多野均つれづれアート

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フランスの天変地異とは大げさですが、天候不順と内閣改造ニュースに思うこと・・・

パリとパリ南郊外のメテオ・お天気は、雨と突風の続き・・・強風注意報がノルマンディー地方とパリから北のリール地方にかけて、昨夜ありました。ベルギー・ブリュッセル郊外では、川の氾濫で床上浸水・・・こっちの家は日本と違って、地下室がある家が普通なので、地下室は水浸しになることが多い。秋の終わりから、冬の始めの季節・・・なにか、おかしい天気が続いてると思っていたら、昨夜のテレビニュースでフランス内閣改造、首相辞任の報道がありました。天変地異・てんぺんちい、とはよく言ったもので、大きな変化が起こるときは自然界も反応します。フランスの年金制度改革・改正によるサルコジ政権の国民支持率低迷で、政治的カンフル注射の内閣改造人事です。悪天候、天地と人心・・・人々の心はお互いに左右し合っている、関連性がある、結びついていると、つくづく思います。夜のテレビニュースでは、アメリカのウエスト・コースト、西海岸のカルフォル二ア州にフランスの新幹線TGV、テー・ジェー・ベーの技術提供、つまり、フランスの新幹線が採用されるには、条件があると・・・その条件とは、第二次世界大戦でフランスの国鉄がナチス・ドイツに協力して、死の列車、地獄への列車・・・多くのユダヤ人をパリからアウシュビッツに強制的に運んだという歴史の事実・・・を走らせたことに対しての謝罪が必要だと、きちんとしたフランス国鉄の謝罪があれば、カルフォル二ア州はフランスの新幹線TGV、テー・ジェー・べーを使うことに・・・採用しょうというものでした。新大陸アメリカには、旧大陸ヨーロッパから多くのユダヤの人々がナチ・ドイツの迫害や戦火を逃れて、渡っています。歴史の謝罪をすることは勇気がいります。・・・そういう報道がありました。
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パリ市内、オペラ座近くのチャイニーズ・レストラン、中華料理店・・・こういう感じの中華レストランがパリ市内のあちこちにあります。フランスがインドシナを植民地にしていた時代・・・ベトナム戦争の発端はフランスの植民地政策から始まり、それをアメリカがバトンタッチして、あのような大きなアジアでの局部戦争になったものです。その時代にベトナムから戦火を逃れて、多くのチャイニーズ・華僑の人々がフランスに亡命しました。そういう華僑系のチャイニーズの人々がフランス社会で生きるために始めたレストラン・食堂です。メニューには、中華料理とベトナム料理の二つが載っています。時々、一緒にタイ料理も載っていることがありますが・・・今では完全にフランス社会に、アジア系フランス人として同化しています。渡仏した1976年代には、ムショウにラーメンが食べたくなって、よく、こんな中華レストランでラーメンを注文し食べたものでした・・・が、洗面器のような入れものに出てきたラーメンは、なつかし日本のラーメンとは、ほど遠い食べ物でした。当時のフランス人はラーメンなんていう食べ物を知らなかった・・・今では漫画ブームのおかげでラーメン食べてるフランス人が多い・・・コックの華僑のオヤジがテーブルにやってきて、チャーハンもできるよ。マーボウ豆腐もできるよ・・・って、親しげに話しかけてきました。ラーメンはラーメンにあらず、それは、アジアの同胞、華僑のオヤジの生命・いのち、生きざまの心温まる料理でした。
by h-hatano-art | 2010-11-14 07:08