波多野均つれづれアート

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モーベ・トン・トゥーシュ・ド・ヨーロップ、悪天候はヨーロッパ全域にわたっている・・・

金曜日の夕方から、パリとパリ近郊は雪が降り始めました。路面凍結のツルツルです。この悪天候は、ベルギー、ドイツ、フランス、イギリス、スペインと・・・ナポレオンの出身地、南仏・地中海のコルシカ島では大雪が降り・・・コルス・スカンジナビ、コルシカ島がスカンジナビアになっちゃったと・・・モーベ・トン・トゥシュ・ド・ヨーロップ、悪天候はヨーロッパ全域にわたっている状態です。
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これが大雪積雪対策に内務省からの要請で出動した雪かき付きの装甲車・・・ジャンダムルリー・国家憲兵隊の装甲車です。フランスの国家憲兵隊は国防省の管轄にあり、警察権・治安維持を基本に行政警察・・・内務大臣の指揮の下で公共の安全維持や交通警察・パトロールの任務を遂行する役目・・・普通のポリスよりも、ちょっと、コワイ感じのお兄ちゃん・おじさんたちの国家憲兵隊です。フランスの本当の姿は、警察国家、軍隊国家と言っても過言ではありません。自由・平等・博愛のフランス精神が表の光りの部分であるならば、国家警察・軍隊の存在は影の役目です。光りと影のバランス、振り子のように光りの部分に行ったり、影の部分に行ったりのフランス社会です。一国の安全を治安・維持するのには、コワイ存在も必要なのかと・・・
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今フランス社会で話題になっているアンリ四世の頭・・・ミイラ化した頭部、1610年にアンリ四世は暗殺され、王家の墓であるパリ北郊外のサン・ドニの教会に埋葬されました。フランス革命中の1793年に王家の墓が暴動と化した群衆によってあばかれ、頭部を切断され・・・長いこと、行方不明になって・・・発見されましたが、フランス人は作り話だろうって言って信じていなかった。アンティック・骨董市場で3フラン、二百円ぐらいで売られて、個人コレクションになっていたものを、科学的に解明し・・・どうも、ホンモノのアンリ四世の頭部ではないかということに・・・ヨーロッパには、メメント・モリ、死の表徴・・・死を恐れるな、死を忘れるな・・・としての頭蓋骨コレクションが流行しました。どうも、われわれ日本人とは、プロフォンド・奥深いところで感覚の違いがあるようです。頭蓋骨はタリスマン、お守り・護符とか・・・そういう感覚です。過去の絵描きも頭蓋骨をモチーフにした静物画を描いています。セザンヌの静物画の中にもあります。しかし、このミイラ化した頭部・・・けっして気持ちのいいものではありません。自分のメメント・モリ、死を恐れるな・・・いつ死んでもいいように人間修行するのは、東洋の哲学の無我の境地になることかもしれません。
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by h-hatano-art | 2010-12-18 07:52 | Trackback | Comments(0)
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