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波多野均つれづれアート

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冬の季節のパリに、シルク・ド・ソレイユ、太陽のサーカス団がやってきた・・・

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冬の季節のパリと言えばサーカス・・・ル・シルク・ド・ソレイユ、太陽のサーカス団がパリにやってきました。このサーカスはカナダ・ケベックから・・・ケベックはフランス語圏の土地、十七世紀・十八世紀にフランスからの移民開拓で町が作られ、ケベックの人々が話すフランス語は、古い大昔の言い回し、アクセントの田舎風のフランス語をしゃべる・・・のサーカスで、従来のサーカスとは違った、新しいサーカスです。・・・サーカスといえば、ワタシのふるさとの詩人・中原中也の詩の中に、サーカスという詩があります・・・幾時代かがありまして茶色い戦争ありました/幾時代かがありまして冬は突風吹きました・・・サーカス小屋は高い梁・はり/そこに一つのブランコだ/見えるともないブランコだ/頭倒・さかさに手を垂れて/汚れ木綿の屋根のもと/ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん・・・この、ゆあーん ゆよーん ゆやゆよんっていうリフレイン・くり返しが美しい中也の詩です。・・・冬の季節のパリはあちこちでサーカス小屋がたち、多くのフランス人の親子がサーカス見物に・・・別に社会になくてもいいものをフランス人は大切にする傾向があります。サーカスなんて、あってもなくてもいいものですが、フランス人は文化のひとつだ思って大事にします。そんなところがフランス文化のキャパシテ・器・うつわの大きいところです。サーカスを大事にする国は、人間を大事にする国です。イタリア映画の巨匠、フェデリコ・フェリーニの映画の中にも、サーカスをテーマに撮ったラ・ストラーダ、道という名画・・・1954年作、ジュリエッタ・マッシーナ、アンソニー・クイン主演・・・があります。・・・貸しビデオか貸しDVDでご観賞下さい・・・感動いっぱいで、ヒロイン・ジェルソミーナに泣いてしまいます。最後の方で、ザンパーノ、ザンパーノと・・・叫ぶ姿に泣いてしまいます。どんなことでも、たとえ小さなことであっても、感動をして、泣くことは生きている人間にとって必要かつ、大切なことです。決して、恥ずかしいことではありません。新しい年、どんなささいなことでも、大いに感動し、大いに泣きましょう・・・生きていることが楽しくなるように・・・この世界に生まれてきて、人間をやってきて、よかったと・・・
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・・・歌を忘れたカナリアは、うしろの・・・にならないように、毎日、絵を描いております。これは、描きかけのパリの庶民シリーズの中の・・・洗濯屋さん・ブランシーヌのお店・・・壁には、この洗濯屋さんの広告がグラフィク・デザインとイラスト入りで描かれています。まだまだ、パリの街には、こんな昔ながらのパリの洗濯屋さんが存在しています。お手伝いのエプロン姿の女の子が、ブラジャーを干しているのには、笑ってしまいます・・・これを描いた町のペンキ屋のオヤジにシャッポー・脱帽です。拍手パチパチです。庶民のアート広告です。こういう壁アートを見ていると・・・生きてるってことは、おもしろいものです。
by h-hatano-art | 2011-01-16 11:11