人気ブログランキング | 話題のタグを見る

波多野均つれづれアート

hatanoart.exblog.jp
ブログトップ

フランスの家庭ではエコ電球のスタンド照明で夜の部屋の中はクロマニヨン時代の洞窟の雰囲気ボーとしている

東洋の島国・日本では、夏の真っ盛り・・・暑くても節電の夏だと、海外向けインター・ネット回線のNHKテレビのエコ番組で放送していましたが・・・夕ご飯を照明を消して、ローソクだけの食卓テーブルの上で食べているのには、マンマ・ミイアー・・・オドロキましたね。電気冷房しろくま・くろくま?だったか、なんだったか・・・を使わずに、昭和の扇風機時代にもどって、アキバでは扇風機のストックがなくなったというところまでは、節電運動よろすいよろすいと感心していましたが・・・夕ご飯の食卓テーブルの上にローソクの灯かりだけとは、オソレイリヤの鬼子母神・・・江戸落語に出てくる八っつぁんや熊さんたちら町人が驚いたときに使う言い回し・・・なにか雰囲気的に、ローソクの灯かりだけとは、これいかにです。昭和時代のハナハジメのギャグ・・・アット、オドロク・タメゴローのようなオドロキでやんす・・・フランス人はもともとが間接照明の民族、40Wか60Wのスタンド照明を部屋のアチコチにつけての明るさです。渡仏した当時は、なんと暗い照明だろーと思っていましたが、慣れてみると居心地がよろしいものです・・・新しいアパート群は、部屋部屋の天井に照明を取り付ける配線がナイもので、自然とスタンド照明になり・・・リビングの四隅にスタンド照明を置き、つけると・・・大昔のクロマニョン時代の洞窟生活のようでもあり、なにか、落ち着いてしまいます。フランス人の家庭では、蛍光灯照明があまりナイといっても過言ではありません。みんなカサの付いたスタンド照明・・・スタンドのカサが赤系やオレンヂ系になれば、部屋は暖い感じの照明になるし、緑系は落ち着いた森林の感じの照明になる・・・いろいろと個人個人の好きずき、工夫があります。天井を照らすハロゲン・ランプが一時流行しましたが、電気代が高いので・・・今ではあまり見かけません。フランス人照明はボーとした明るさが好きなのです。最近では、エコ照明が流行中で・・・なんて言うんですか、節電用のエコ電球に代わってしまって・・・時間が経過しないと明るくならないエコ電球が登場して・・・これは、非常に困るのであります。洗面所・トイレの照明スイッチをつけると、ボーとした明るさで・・・真夜中の寝ぼけマナコの状態でピッピ・おしっこなんかは、終わっちゃった時にようやく明るくなると・・・これがフランス・バージョンのエコ電球の節電です。HAHAHAHAでしょ、笑っちゃうでしょ・・・
フランスの家庭ではエコ電球のスタンド照明で夜の部屋の中はクロマニヨン時代の洞窟の雰囲気ボーとしている_a0153141_711425.jpg
ブルターニュ地方、ユネスコ・世界遺産のフランス文化の宝石であるモン・サンミッシェルの近く、サン・マロの対岸にあるディナールの海岸からの夏のクッシェ・ド・ソレイユ、太陽が寝ること・・・つまり、日没のこと・・・夜の九時半過ぎ頃・・・南仏住まいのフランス人は別でありますが、フランスの北方面に住んでいるフランス人にとって夏の日没の太陽は神秘的なものです。特に、ブルターニュ地方はブルトン人のケルト文化圏の世界ですから、海と太陽と空と風と・・・などなどは、大宇宙や大自然のパワー・エネルギーがあるものだと信じられて・・・こういう日没の風景の中にたたずんでいると、なんだか感動して、涙がでそうになります・・・デ・ジャ・ブゥ、以前に、過去世に見たことがあると思ったりもします・・・ご存知、フランスの十九世紀の大文豪のヴィクトル・ユゴーは、天空よりも広大なのは人間の心・生命だと書き残しましたが、まさに、こんな日没の中にたたずんで絵を描いていると、大宇宙の生命に包まれて自分の生命が喜びでいっぱい・満タンになり、感動の涙があふれてきます・・・ワタシというちっぽけな人間が絵を描いているのではなく、大宇宙が・大自然のパワー・エネルギーが絵を描いているのだと・・・ワタシの身体を使って・・・ケルト文化のエスプリ・精神とはそういうものです・・・自分ではない何かが、メッセージを発信している・・・
フランスの家庭ではエコ電球のスタンド照明で夜の部屋の中はクロマニヨン時代の洞窟の雰囲気ボーとしている_a0153141_7335065.jpg
メディテラネ・地中海のクッシェ・ド・ソレイユ、日没・夕暮れ・・・一日が終わり太陽が水平線に沈んでいくのは、人間の一生と同じものだと・・・一日が終わって、疲れたら、眠る・休むことは、人間の生命の産まれ・生き・亡くなるのと同じようなものだと・・・亡くなることは、決して、ディスパリュウ・消滅することではないのだと・・・十分に休む・眠って、パワー・エネルギーを回復し、翌朝に目をさまし、活動すると同じこと・・・人が亡くなって、大宇宙のエネルギーの溶鉱炉の中で十分に休養をとり、縁・えんに触れて、生まれ出てくる・誕生する・・・今日はお盆の日、亡くなった家族や先祖を供養する日です。亡くなった人・生命は、いったん休んで、また、生を受ける・・・そして、その人の思い出は自分が忘れないかぎり、自分のそばにあると・・・自分と共にあると・・・ステン・バイ・ミー、STAND BY ME であると・・・                           ワタシのお気に入りの中に入っている、Tracy Chapman-Stand by me を亡くなられた多くの人々・・・今年三月の東日本大震災で亡くなられた多くの方々にお贈りします。YouTubeにアクセスして、心静かにお聴き下さい・・・ただの恋の歌を越えた、亡くなられた人々のためのステン・バイ・ミー、私のそばにいつもいてほしいと・・・私と共に・・・
フランスの家庭ではエコ電球のスタンド照明で夜の部屋の中はクロマニヨン時代の洞窟の雰囲気ボーとしている_a0153141_1423747.jpg
フランスの家庭ではエコ電球のスタンド照明で夜の部屋の中はクロマニヨン時代の洞窟の雰囲気ボーとしている_a0153141_14234496.jpg
夏の花といえば、向日葵・ヒマワリ・・・ゴッホがアルルに住んでいた時のヒマワリの花シリーズ・連作が有名です。ヒマワリ畑の中に入ると、不思議な感じがします・・・自然界の花々も生命体のひとつであると、感じます。ヒマワリの花は、太陽の花とも言われています。むしろ、大宇宙に点在する無数のエトワール・星たち・・・大宇宙の暗闇に光り輝くエトワール・星たちのようです。生命体の人間がネッサンス・産まれて、ヴィボン・生きて、デセデ・亡くなっていく永遠のリズムは・・・パッセ・過去、プレゾン・現在、フチュー・未来に続いていく、つながっていくものです・・・また、親しい人たちの所へ、生まれでてくる・・・それが、どういう生命体だかわかりません。人間の生命体なのか、ネコちゃんやワンちゃんのアニマル生命体なのか、自然の草木の生命体なのか・・・有機的な生命体なのか、無機的な生命体なのか・・・これが生命の不思議・おもしろいところです・・・大宇宙的な考え方、ものの見方、価値観でしっかりと生きていくことが人間として産まれてきたことの責任と義務・・・シャック・ジュール、エブリ・デイズ、毎日毎日を楽しく、喜んだ生命の境涯で生きたいものです・・・いろいろと迷ったり、悲しんだり、不安になったり、絶望したりしますけれども・・・心の中のヒマワリの花は太陽に顔を向けて美しく、自分なりの、オリジナリティの、ひとつしかない人生を精一杯に咲いています・・・ボン・コラージュ、勇気をだして、自分なりの人生を精一杯に生きることが大切です・・・誰かが見ていようが、見ていなくても・・・このヒマワリ畑はフランス・ロワール地方のヒマワリです。ヒマワリの強い生命を感じませんか・・・今日は朝から、すこぶるに快晴の八月半ばのパリとパリ南郊外です・・・ボン・ジョルネー、よい一日でありますように・・・あなたにとってもワタシにとっても・・・全ての人々にとっても・・・毎日毎日がいい日でありますように、メイヤー・ベスト、最高の日でありますように・・・
by h-hatano-art | 2011-08-15 06:42