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波多野均つれづれアート

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ランディ・ノワール・デ・バンク・フランセーズ、暗黒の月曜日ブラック・マンディのフランスの各銀行・・・

早朝の六時前は、真っ黒な雲でおおわれたパリ南郊外でしたが、ようやく雲は通り過ぎ・・・弱弱しいソレイユ・太陽が東の地平線から昇って・・・まるでフランス経済の株式指数のようです・・・先週の週終わりの金曜日がヴァンドルディ・ノワール、暗黒の金曜日、パリ証券取引所のパリ市場の株価指数CAC40がマイナスの3.60%・・・大騒ぎでありましたが、週明けには持ち直すだろうと・・・ところが、スットコドッコイ・オットドッコイ・・・昨日のランディ・月曜日のパリ市場の株価指数CAC40がマイナス4.03%・・・ちょっと、メンドクサイお話しなのですが、我慢・忍耐してお読み下さい・・・その結果は、ユーロ安の円高続行状態・・・先週の日曜日の夜のフランス・テレビ、6チャンネルでキャピイタルというフランス経済特集番組がありまして・・・ご存知のようにフランスのテレビは日本のテレビのような関西系お笑い司会者のクイズ番組もないし、お宝拝見番組もないし・・・その6チャンネルしか、ショワ・選択がなかったのでしかたなく見ておりましたら・・・これまでとこれからのフランス経済のアナリゼ・分析とクリティケ・批判の特集でありました・・・つまり、お金のお話し、経済・景気というとなにか別世界のお話しに聞こえますが、とどのつまりフランス人のお金は、これからどうなっちゃうのかーという・・・この日曜特集番組はほとんどのフランス人が見てる・・・フランス・メディア、ヨーロッパ・メディアでは、最近、こういう新造語が出現し、それは・・・P・I・I・G・S、ピィィグス、そうビッグス、ヨーロッパの豚・ブタたちと言われている国々が・・・ポルトガルのP・アイルランドのI・イタリアのI・ギリシアのG・スペインのS・・・ヨーロッパ・EUユーロ圏の経済危機・景気低迷の国々・・・ヨーロッパ・ユーロ圏のブタたちとは、なんという表現、デモクラシー・民主主義の世の中、表現の自由の社会で何を言っていいのですが、ちょっとこれは言いすぎ・・・問題はフランスの大手銀行がこのブタちゃんたちの国々にお金を貸している、多額の金融支援をしているのが回収できなくなるというクライシス・危機なのです。その原因・結果、クリーズ・ド・バンク・フランセーズ、フランスの各大手銀行の危機だと・・・ご存知のように、乱暴に申せば、バンク・銀行というものは、お客さまの預金で成り立っているもので、決して、銀行は損しないというシステム・・・フランスの各大手銀行の今までの各国貸付援助資金というものは、ひとりひとりのフランス人の預金・お金から成り立っているもの・・・つまり、貸し付けたお金を回収できないとなると、フランス人ひとりひとりの銀行の預金額も支払い不可能でディスパリュウ・消滅する、消えてしまうということ、チャラになってしまうかもしれないというパニック状態や不安・・・まさに、原因・結果、原因・結果の負の積み重ねのトコロテン式ヨーロッパのクリーズ・危機なのです。その結果、住宅・アパートの何十年間のクレジィ・ローン支払いができなくなって、お金を借りてる銀行に住宅・アパートを取られちゃったり・・・アメリカのリーマン・ショック・経済危機以後の現象と同じ・・・ショマージ・失業率が増え、家族が崩壊し・・・あれよあれよと・・・暗ーいお話しになるので、この辺でストップ・止めますが・・・何故、絵描きのワタクシがこんなことを長々と書くのかと言いますと・・・文化・芸術は経済が豊か・伸びていないと、つまり、ひとりひとりの生活に十分な使えるお金がないと・・・存在できないもの・・・二十一世紀は庶民主体・庶民主人公の時代です。庶民が賢く、庶民が経済も政治もコントロール・監視する時代です・・・ワタシの個人的思いのスローガンは、文化・芸術を日常生活の中に・・・ある特権階級・インテリゲンチャ、お気取り知識階級だけのものではなく、市井に生きる普通のおばちゃんやおじちゃんたちの庶民のための文化であり、庶民のための芸術の時代のネッサンス・誕生・・・我が家に油絵の一枚もあり、それを見て心が安らぐとか、パッと元気になるとか・・・の本当の文化や芸術・・・
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フランス経済・景気市場の聖地・中心地、ギリシア・ローマ様式建築の白亜のパリ証券取引所・・・オペラ座の近くにあり、この周りは金塊とかナポレオン金貨の取引とか、お金の匂いがプンプンの場所なのでありまして・・・このパリ証券取引所の真ん前に、朝早くから明け方すぎまでオープンしている有名なブラッスリー・レストランがございます・・・ブラッスリーとは、生ビール・樽ビールも飲めて、ワインも飲めて、ネクタイや上着なしでも、気軽に食事できるレストラン・・・お子ちゃま連れでもOKの、融通のきくレストラン・・・庶民的なレストランなのであります・・・各定食もあり、アラカルト・一皿注文でも可能・・・
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パリのブラッスリー・レストランの内部・・・こんな雰囲気でやんす・・・昨日のフランス南部、ニームやアビィ二ョン近くのマルクール核施設内での爆発・・・放射能性廃棄物処理工場での爆発はただの工場爆発だったと、放射能とは一切関係がナイと・・・フランス内務省のガード、メディア・コントロールが強く・・・フランスでは原発問題はタブーに近いもの・・・で、上記の月曜日フランス経済・景気危機報道でかすんでしまいました・・・フランス内務省は、フランス各新聞社の盗聴なんかもやっていて、大変にコントロールが強いもので、今メディアへの盗聴が問題にもなっております・・・だから、自由・平等・博愛のスローガンや人権が必要なのだと・・・フランス人は言っております・・・時の権力にやられっぱなしになってしまう・・・3.11以後のフクシマ・クライシス、福島危機でさんざんと放射能汚染飛散をカタストロフィ・この世の終わりと報道したフランス・メディアは、自国の原発問題になるとシィランス・沈黙に近い状態です・・・昨日のフランス時間のお昼すぎの午後二時のインターネット回線のNHK海外向けワールド・ニュースの中の緊急ニュースで知ったのですから・・・フランス国内での自国の原発問題はまだまだタブーなのであります・・・
by h-hatano-art | 2011-09-13 16:27