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波多野均つれづれアート

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フランス各地、毎日毎日、残暑お見舞い申しあげますの日々・・・異常な暑さのパリ南郊外・・・

シミ・ソバカス・シワひとつナイじゃあなかった、今日も雲ひとつナイ、ベベ・赤ちゃんの肌のような晴れ晴れのパリ南郊外の朝やけ・・・シャック・ジュール、エブリ・デイズ、毎日毎日・・・フランス各地、残暑お見舞い申しあげます・・・の暑いエスティバル・夏のような日々が続き、パリとパリ南郊外の今日の最高温度予報は28℃・・・朝・夜の気温は低く、日中気温との差がはげしいので風邪をひいてる人が多い・・・きっと、暑いので夜は窓開けて寝ている・・・ちょっと、フランスの九月終わりにしては異常なお天気です。食生活も急な暑さのせいで、一体、何を食べたらよろしいのやら・・・先週の日曜日に近くの・・・と言っても、クルマで15分ぐらいのアントニーの朝市・マルシェへ・・・新鮮なお魚・ポワソンを買いに行きました。アントニーの町は人口が急に増えちゃって、昔はナショナル・ヴァン、国道20線の通ってるボーとした何にもナイ町でしたが、開発開発でオルリー国際空港、フランス南方面国内線空港へ直接行ける専用モノレールが開設され、異常な人出の集合・通過の町になり、アパートもバンバンと建設され・・・パリ行き南郊外線・B線の主要駅になりました。朝市場も大きく拡張され・・・イタリア系フランス人のお店、パスタやモッツアレラ・水牛チーズなんかのイタリア食品やお惣菜・・・ポルトガル系フランス人のお店、塩タラやポルトガルお惣菜やポルトガルのパンを売ってる・・・アフリカ系フランス人のお店、おもにアフリカの果物・野菜・・・ゴボウやサツマイモもある・・・のアフリカ食材・・・アジア系フランス人のお店、アジア食品のお惣菜・・・ネム・ベトナム中華風春巻きやリィー・カントネー、広東風焼き飯・五目チャーハンのこと、ヤキソバなんかもある・・・もちろん、フランス庶民の朝市ですから、何店もの肉屋・野菜屋・魚屋・チーズ屋・花屋・パンとお菓子屋、服もカバンも下着も日常品一般、これでもかーのなんでもございます・・・の、朝市・マルシェ・・・魚屋・ポワソニエだけでも五店から六店もある・・・その中をアチコチと見て歩き・・・人出が多いのと買い物ガラガラ車を引いたおばあちゃんや、市場内通路で長話ししているフランス人たちや、若いカップルのベベ・赤ん坊カーで・・・渋滞になる・・・その中をうまくかきわけかきわけ・・・ジャーン、ある魚屋・ポワソニエにボニート・カツオのお徳用・今日のオススメの値札が・・・
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・・・いいでしょ。フランス庶民の朝市・ポワソニエ、魚屋・・・こういう朝市・マルシェに普通感覚で行って、買い物しないとフランスのプロフォンド・深いところは理解できないというもの・・・イワシを1kg、小型のカレイを1kg、サバを1kgほど買って・・・調理して、小分けにし冷凍する・・・最後にボニート・カツオ・・・2kgほどあった、11ユーロちょっと、一匹で千二百円前後を買う・・・隣りに並んでいた若いフランス人のカップルが、どうやって食べるのかと、聞いてきた・・・オ・サ・シ・ミ、お刺身にするのが、セ・ボン、おいしいのだ・・・じゃあ、われわれもお昼ご飯は、ボニート・カツオの刺身だーっと、調理方法を伝授するハメに・・・これがフランスの魚屋前でのフランス庶民とのふれあいです。交流です・・・調理方法を伝授したお返しに、日本コラージュ・勇気を持ってガンバレの声援をいただきました・・・
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長さが約五十センチもあった、大西洋・アフリカ沖で獲れたボニート・カツオちゃん・・・これを調理して・・・サカナをおろす作業は、よく切れるデバ包丁がひとつあれば、誰でも簡単におろせます・・・ワタシはサカナのおろし方を教わったことはありませんが、超ー長ーい、おフランス生活で必然的におぼえたというか、日本人のDNA・フイッシュ・イーター、お魚食べ民族の遺伝子が、記憶があるのか・・・日本人・アジア人であれば誰でもできます。こっちのひと、西洋人は基本的にミート・イーター、お肉食べ民族ですから・・・西洋社会でのお肉とは、牛肉と羊肉のこと。豚肉と鶏肉はその次にくる・・・一度、フランス人家庭で子羊の丸焼き・子豚の丸焼きをするから、手伝ってくれーと連絡がありまして・・・以前はフランス料理人の中に炭焼き・ロッティの係り専門の料理人がいました。今はフランスの地方のレストランに行かないといない。大きな暖炉での炭焼き・薪焼き料理はおいしいものです・・・子羊の姿焼き・子豚の姿焼きを長い鉄クシにさして、炭火の上をグルグル回してバーべQをするもの・・・お肉を焼くのに時間がかかりました。朝の九時から初めて、お昼すぎ頃にやっと焼けるという・・・それに比べて、アジア・日本方式のお刺身は短時間でヒップ・ホップ感覚でできちゃうもの・・・そのカツオのお刺身に小ネギを切ったものをふりかけて・・・このまんまでは、ちっとも、おもしろくないので・・・こんな感じに・・・トマトを周りに・・・玉ネギ・スライスやニンニク・スライスをかけてもよろしゅうござんす・・・これに冷たくしたロワール河上流の白ワインとか、ブドウの香りが高いアルザス産の白ワインとか、南仏のロゼワインがあると・・・ハピハピハッピーです・・・カツオは青身のサカナでちょっと臭うので、フランス南西部の太陽いっぱいに浴びたタンニンの強い赤ワインなんかでもよろしゅうおます・・・赤身のマグロのお刺身にボルドーの赤ワインをマリアージュ・組み合わせる、飲むフランス人もおります・・・
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・・・カルパッチョ風に、本当はこの上から、バージン・オリーブオイルをかけて・・・・それは、やめてよ。カツオに対する冒涜よーと、ウチのサ・マジスティ、女王陛下さまから、ご注意・ご指導がございまして・・・食べるときに、まず、カツオの刺身をお醤油につけて、それから、別の小皿にバージン・オリーブオイルを入れたものを用意し、お醤油をつけて、それからバージン・オリーブオイルにつけてお召しあがりになると・・・ボニート・カツオのお刺身が濃厚なお味になって、新しい味覚のカツオちゃんお刺身に・・・是非、是非、エッセイエー・トラーイ、お試しアレ・・・ボニート・カツオのお肉・ビフテキを食べているような食感がございます・・・これに温かいご飯と海苔があれば、九月最後の異常な残暑も乗り越えられるというもの・・・青みのお魚・カツオには、オリーブオイルはよく似合う・・・富士には月見草がよく似合う、富嶽百景ふがくひゃっけいの太宰治のフランス・バージョン・・・熱狂的な太宰治ファンから、抗議殺到、冒涜だー、ギロチンだーって言われちゃうかもかもねー・・・ヨーロッパ・フランスは、秋のボニート・初ガツオの季節です・・・
by h-hatano-art | 2011-09-29 16:10