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波多野均つれづれアート

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DIMANCHE SOUS LA NEIGEディモンシュ・スー・ラ・ネージュ雪の下の日曜日のパリ郊外

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日曜日の朝、パリ南郊外のアパートのブラインドを開けると、雪降り積もるの朝でした・・・土曜日の夜にパリ西郊外のヴェルサイユの向こうに住んでいるフランス人家庭に食事によばれていて、雪降り積もるが心配でありました・・・ノルマンディー地方へ行くA13、オートルート・高速道路を通過するので・・・ウチからクルマで一時間あまり・・・土曜日の夕方のパリから来る高速道路はクルマいっぱいでありましたが、超寒い土曜日の夕方・・・フランス人のお食事招待は、食べることよりも、食事しながらプライベート・個人的なお話しがしたいと・・・年末・年始のお祭り的パーティが終わり、ようやく、今年の自分たちの生活設計をどうするのかと、現実的なお話し・・・昨日ブログに書きましたように、土曜の午後は今週の金曜日に甲状腺のガン手術をする娘さんの家庭に激励に行って、それからの別ランデブー・約束の夜食事招待・・・相手からSOSが来た時には、対応してあげること・・・これが海外フランス生活のレゾン・デートル、存在理由、フランス社会に住んでいる以上は、あらゆるフランス人たちとプロフォンドモン・深ーく、つきあう・交流する・・・生き方が大切です。
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ランデブー・お約束の時間が七時半でしたので、冬の夕方は暗くなるのが早く、玄関口で待ち受けていたものは・・・なんじゃ、なんじゃ、また、新しいクルマが・・・高性能スポーツ・カーのイタリア車・ランボルギーニが・・・恐れ入りましたのランボルギーニ・・・どうしたんだ・・・税金対策・税金を過剰とられないためにの不動産的なクルマだと・・・フランス滞在36年にもなると、こういうフランス社会のピンキリのピンのフランス人たちとも交流があるもの・・・このフランス人男子は、以前にも別のランボルギーニを持っていて、今度はその上ランク性能のランちゃんだと・・・中国・上海社会にヨーロッパの高性能スポーツ・カーを売り込みたいのだけれども、なかなか、許可が下りないのだと・・・お前ね、中国は税関お役人にイロ・マージンをつけてあげないと・・・そうかそうか、中国共産党のキャピタリズム・資本主義とは、そういうものなのか・・・彼はパリ・シャンゼリゼ大通り近くに、アメリカ・オートバイのハーレー・ダビッドソンを専属販売するお店とアトリエ・修理工場をもっていた。毎年のハーレー・オートバイの買い付けに疲れて・・・このバイクはご存知のように値段がバカ高いので買い付け資金やら、高額保険料やらなんとかでストレスになっていたもの・・・そのお店を売って、今度は大型ヨットを購入して地中海クルーズを始めた。その中の大金持ちのお客のひとりが、その大型ヨットをどうしてもほしいと、またまた、売却して・・・それで、上記のランボルギーニを税金対策のひとつに・・・なんか夢の中のお話しのようで・・・本人はもともとが、レース用のスポーツ・カーのテスト・パイロットだったもので、四月からその仕事の契約が入ってると、今年から来年、フランスとヨーロッパのクルマ・レースに参加するのだと・・・それで、自分の人生はこれでいいのかと、お前を食事によんだのだと・・・いいも、悪いもない、セ・スーペー、スーパーのこと・・・スゲェーじゃん・・・
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ひとそれぞれに、いろいろな悩みや困難があるもので・・・これが、ワタシの友人のひとりであるジャン・マーク・・・ウチのパリ南郊外のアパートの部屋よりも何倍の広い空間に住んで、お金もあるのだが・・・人生のコラージュ・勇気づけてくれる人はいないもの・・・われわれは絵描きはお金はないけれども、お金では買えないものをいっぱい持っている・・・真夜中まで、食事しながらいろいろとお話しして・・・シャンパンと赤白ワインを彼の奥さんと飲んで・・・ジャン・マークはクルマのプロフェッショナルなのでオレンジ・ジュース、アルコールは飲まない・飲めない体質になっている・・・
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リビングいっぱいにローソクを灯して、食卓テーブルの上にもローソクのツリー飾り・・・愛犬もいつもそばにいて・・・大きな家に住んで・・・しかし、人間の真の幸福とはそういうものではナイ。一瞬一瞬を共に喜んでくれる友人がいなければ・・・話し合う友人がいなければ・・・
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彼の奥さん・フロロンス、英語読みだとフローランスはロスチャイルド系の銀行に勤めている・・・フランス社会は男女平等・同権、とくにピン社会のフランス女性は、社会的仕事を持っている婦人たちが多いもの・・・二人共にバツイチの子連れ二回目結婚同士、お互いの娘たちは彼氏もいて独立して働いている・・・いろいろな人々が住んでいるのが人間社会・・・絵描き家業というものは、どんな人ともつきあえる・交流できる自由があるというもの・・・帰りがけに、地下のワイン・カブからロワールの白ワインを持ってきて、お土産にと・・・彼はハーレー・ダビィットソンの宣伝関係で、フランスの芸能界とも広く交流があるので、フランスの映画俳優、ジェラール・ドパルデューの持っているロワール地方のぶどう畑の白ワインを飲んでみろとお土産に・・・おいしいか、どうかは、後日に・・・どんな人でも、つきあっていく・交流する生き方が大切・・・超寒い雪降る前の夜の二月の週末お食事会でしたけれどもね・・・砂漠の中からでも、ジャングルの中からでも、地の果てからでも会いたーいと、会って話しがしたーいと、SOSが来たら、どんな人でも、どんなところでも、行かねばネバネバの人生です・・・一期一会いちごいちえの人生です・・・その瞬間・その時は二度とはやって来ない・・・
by h-hatano-art | 2012-02-06 17:08