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波多野均つれづれアート

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フランスの夏バカンスの功罪、誰ーれもいなくなって、ドロボーたちのパラディ・天国・・・

朝から気持ちのいい晴れお天気のパリとパリ南郊外です。早朝は雲っておりましたが、地球は刻々と変化しているのだと、感じることのできる夏の終わり季節です。朝夕は肌寒いので軽い上着が必要なパリとパリ南郊外・・・今朝から、パリ行き南郊外駅改札口にメトロっていう無料新聞が再度、登場して・・・夏バカンス期間は印刷工場が閉まっていて、お休みしていた・・・いよいよ、フランス社会の新学期が始まると、子供たちの学校始めは九月四日からですが・・・昨日ブログのエッサンス・ガソリン代が一リットルにつき六サンチーム、六円安くなるとフランス社会党新政権の目先的変化球が投げられましたが・・・最終的には三サンチームから六サンチーム、三円から六円ほど安くなるという幅のあるものに・・・みんな笑ってます。じっちゃんなんか、孫にボンボン・あめ玉も、キャラメル一箱もの意味、買ってやれない・・・こんなので、ヨーロッパ経済クライシス・危機の時に五年間のフランスの政権を続けられるのかと、きびしい目も・・・今朝、ワタシの住んでいるアパートの玄関ドアガラスに住人からの忠告張り紙が・・・アパートの地下パーキングに追いあった道具たなが開けられて、中の工具を盗まれていたと・・・夏のバカンス期間に三週間以上も地下パーキング場からの地上シャツターが開きっぱなしになっていた、今も開いたままですが・・・アパートのサンディカ・アパート管理をする組合・会社に連絡しても、夏バカンスで人がいなーい、そして、それを修理する職人さんがこれまた、夏バカンスでいなーい・・・毎月、毎月、アパートの住人は全員、アパート管理費を払っているのに・・・ドロボーさん、ウエル・カムカム・・・これは夏バカンスのフランスの弊害です。みんな、いなくなってトラバーユしないのですから・・・と、同じ感覚で社会党新政権も政権を取って初めての夏バカンスでルンルンして、世界が・ヨーロッパが経済危機の時なのに、何ーにもしなかった、何ーにも手をうたなかった・・・そのつけが、バカンスが終わって、諸物価の上昇、そして、フランス国内の若い世代の失業率が二十パーセントを越え、このままいくと、若い世代の雇用・トラバーユナシが四人にひとりが失業・仕事がナイと・・・フランス社会党新政権・大統領と首相の支持率が三十パーセント代に近い四十パーセント代に低下すると・・・前大統領のサルコジはイヤなヤツだったけれど、トラバーユはしっかり、したたかに、していたと・・・フランスの労働組合は十月の初めに大規模のグレーブ・ストライキをやるぞーと・・・政権が右から左りに変わっても、生活はよくならない・・・昨日の夜のフランス全国放送テレビ・ニュースでアメリカ合衆国の共和党大統領候補ロムニーの信仰しているモルモン教のニュースがありまして、フランスではモルモンとは名乗れず・・・セクト・カトリック教会の価値観から観ると社会秩序を乱す宗教のひとつになっている・・・最後の日のキリストなんとかかんとか教会になっておりまして、フランス全国で三万六千人のメンバーがいると・・・いろいろな戒律があり、アルコール飲み禁止・コーヒーや紅茶飲みも禁止されてると、もちろん、同性愛同士の結婚、ホモセクシュアルの結婚は禁止、さまざまな、社会的禁止が蔓延するだろうと・・・アメリカ合衆国にこのような戒律重視宗教のプレジデント・大統領が出現したら、イスラームと二極限のコンバ・争いになるだろうと、フランスはアンキエ・心配してる・・・それに比べれば、アジアの日本・中国・韓国問題はカワイイもの、親中とか反中とか、親韓とか反韓とか、親日とか反日とか、キャワイーものです・・・世界が経済クライシス・危機で混乱模様レスリング状態の時は、アジアは仲良く、何が何んでも仲良く、フランスからアジアを観てる・見てるとそう思います。手をつなぎ、連帯のアジアになること、それが大切です・・・そうしないと、次の世代の子供たちがカワイソウ、目先の利益やエゴやメンツ・・・そんなものは、人類が歴史の中で何回も何回もくり返してきた負の行為・行動です・・・
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フランスからのアート・ブログなのに、べべちゃんとか、ネコちゃんとか、食べものとかばっかで、ちっとも、アートが登場していないと・・・じゃーん、これは、マルク・シャガールが南仏のサン・ポールの町に住んでいた晩年のアトリエの写真、当時のフランス・マガジン、雑誌パリ・マッチからの古ーい写真です。我々、絵描きというものは・・・シャガールであっても壁という壁にこのように自分の絵やボナールの絵の写真やゴッホの絵の写真をびっちりと貼って、毎日毎日、朝から晩まで見ているもの・・・シャガールの晩年の貴重な写真です。
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晩年のシャガールの描いたポートレイト・肖像デッサン・・・もう、自由自在なアート・デッサン・・・人間最後は、こうなりたいものです・・・お金があったって、名前が有名になったって、絵・デッサンが自由に描けないのはアーティストではない・・・
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ゴッホの絵、子守りのルーラン夫人、1889年・・・今年の夏はこういう絵を見ていて・・・
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セザンヌの絵、カフェ・セットのある婦人、1890-94年・・・それから、こんな絵も見ていて・・・
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・・・やっと、こういう自分の絵が生まれました。おばあちゃんの手シリーズ・連作の四作目・・・これを夏中、ウンウン言ってトラバーユしておりました。年末のサロン・ナショナル・デ・ボザールに出品する絵なのでありまして、サロンのカタログ用写真の締め切りが九月の初めなので・・・グラン・メール、おばあちゃんの手、人生の辛苦を全部、知ってる手です・・・こんなのを毎日ブログしてたら、読むほうがおかしくなってしまうでしょ・・・だから、アートはちょっぴりのフランス・ブログなのであります。ご理解下さーい・・・しかし、この絵は終わりではありませんので、途中のカタログ写真用、これからさらに変化します・・・
by h-hatano-art | 2012-08-30 15:49