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波多野均つれづれアート

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フランス語のMinable・ミナーブル、情けないとか、惨めなとか、が社会問題になっているフランス

朝の八時をすぎても、真っ暗なパリとパリ南郊外・・・ソレイユ・太陽がほしーい、日の出がほしーいというヨーロッパの12月の半ば・・・モスクワは今日もマイナス14℃、キエフがマイナス11℃、ベルリン4℃、ロンドン7℃、パリは9℃・・・太陽の出ない朝が続くと、人間の身体というものは、お目覚めスイッチがオン・入らないようで、一日中、ボーとしている。身体も脳も心臓もボーとして、ああー、もう夕暮れなのかと・・・四時をすぎるとヨーロッパの冬季節は暗くなり始めますから・・・元気なのは、イヌっ子・ワンちゃんと子供たちだけ、ジジ・ババたちは、一年中、ボーとしていますから対象外・・・フランスの子供たちは、今週末から、二週間のノエル・クリスマス・バカンス、ヤッホーのプチ・バカンスが始まる・・・フレンチ社会ニュースは、ノエル・クリスマス前のニュースばかり、ニセモノのフォア・グラには気をつけようーとか、フォアグラはフランス南西部地方のローカル加工食品でありましたが、いつの間にか、世界制覇をし、世界中でフォア・グラが流行している。以前は、フランスでも、ゴチ・ご馳走ナンバー・スリーの中にランキングされておりましたが、イヌも歩けばフォア・グラにぶつかると・・・メイド・イン・チャイナのフォア・グラもあるとかで、東欧のハンガリーあたりで、生産されてるフォア・グラがフランスに出回って、チープ・お安いのでありますが、おいしくない・・・ノエル・クリスマスに食べる前菜に、生牡蠣がありますが、これは、北大西洋の海岸での養殖牡蠣、その養殖牡蠣のドロボウ、地元ポリスが海岸線を馬に乗ってパトロールしている。最近は一ダース売りは少なく、ニダース・三ダース売りが流行しているというか、産地では大量に売らないと儲からない。生牡蠣をひとり六個から十二個もお食べになると、お腹パンパン、フランスの生牡蠣の食べ方は、黒パンにバターをぬって、生牡蠣と交互に食べるもの。お腹が冷えないという、フライパンでソテ・焼いた熱熱の生ソーセージと一緒に食べるのが、牡蠣養殖産地・現地の伝統的食べ方、お腹が冷えない・・・もちろん、辛口の白ワイン・・・前記のフォア・グラには、南西部の甘い白ワインで食べる、お金があればボルドー南のソーテルヌ・超甘白ワインと一緒に、さらに、ノエル・クリスマスの前菜には、サーモン・フゥメ、燻製の塩味シャケの薄薄切り、これは、ブリニといって、パンケーキのようなものと一緒に、生クリームをかけて食べる・・・もう、ここで普通の人なら、お腹いっぱいになるし、シャンパンやら白ワインやらで酔いも回って・・・ちょっと、休憩・休憩・・・この話題のそれからは、続く・・・
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フランス社会の下世話ニュースというか、最初は芸能人の下世話ニュース的だったのでありましたが、それが社会党政権の首相のラジオ発言で社会問題になると・・・フレンチ・シネマの男優にジェラール・ドパラデューという俳優がいまして、社会党政権の税金支払い・所得税にレジステ・抵抗して、フランスのお隣りのベルギーに引越しをすると、それもフランス国境から五百メートルの場所に・・・そこまでは、何やってんだー、税金逃れーと非難・中傷もあって、フレンチ・メディアはおもしろおかしく報道していたものなのでありますが・・・これを現フランス社会党の首相がFMラジオの政治番組で、ドパラデューの行為をMinable・ミナーブル、情けないとか、惨めなやつとか言ったものから、火がついて・・・アルメ・ド・フゥー、火をつける・・・ドパラデューから、この失言首相宛て、新聞に公開レター・手紙が掲載され・・・今、フランスで話題沸騰・・・六千人から九千人の高額所得者がフランスを逃げ出して、スイスやベルギーや、企業家たちは英国・ロンドンに移転していると・・・収入の50%も毎年、税金で国にとられては、たまったものではないと・・・それ以上の超超高額所得者のルイ・ヴィトン複合企業の会長や日本ではクルマ産業の救世主になっているルノー・日産のカルロス・ゴーンやフランス軍需産業のダッソー社長、これらがフランスのトッブ超高額所得者のベスト・スリー・・・には、年間所得の75%の税金・・・しかし、みんな海外に住居を移してる・・・なぜ、こんなにまでも、ドパラデューたたきになったのかと申しますと、前大統領のサルコジ支持の俳優・有名人だったから、フランス社会党の政治的なイジメなのであります。ドパラデューは、映画俳優、ロワール地方にブドウ畑をもってるしの実業家・・・フランスのお金持ちたちが、社会党政権に尻をまくって、逃げ出しているもの・・・政権の五年間、スイスやベルギーに・・・フランス社会では、ミナーブル、情けない・惨めという言葉は、差別用語に近いものでありまして、十九世紀のフランスの大作家、ヴィクトル・ユゴーの小説、レ・ミゼラブル・惨めな人々をイメージさせる言葉・・・一国の首相が公な報道機関で言う言葉にしては、ペラペラに軽薄・・・今度は、この首相にバッシングが始まっている・・・ドパルデューのサイン入り、アミチエ・友情と直筆で書いてる顔写真が・・・ロワールの自分のワイン畑・・・なぜか、ウチにあるのがミステリー・不思議・・・
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そのドバルデューをよく知ってるというか、行き来のあるジャン・マーク・・・彼は以前、パリのシャンゼリゼ大通りの近くにあるハーレー・ダヴィトソン、アメリカ・オートバイクの独占販売店と修理アトリエを持っていて、顧客がフレンチの芸能人も多かったものから、ドパルデューもお客のひとりだった・・・今月初めの週末・土曜日に食事によんだ時に、イタリア高級車のランボルギーニのジャケットを着ていた。どうしたんだ・・・先週、イタリアのボローニャ近くのランボルギーニの本社に行ってね、もらったのだと・・・ジャン・マークは、今、中国大陸のお金持ちたちをターゲットにして、この高級車ランボルギーニを中国人たちに売ろうとしている・・・いいじゃん、いいじゃん、経済大国の中国にどんどん、売っちゃえー・・・すかす、訛ってしまった。しかし、中国輸出・税関でトラぶってるのだと・・・中国はワイロを役人に渡さないといけないんだってー・・・お前が日本人だから聞くけども、ワイロってありー、法律違反にならないのかー・・・という、中国大陸に高級車売りつけオペラション・大作戦の話題で食事をしました・・・貧乏絵描きの食卓で、こんなビッグ・ビジネス話題で食事してるなんて、世界って、狭いものでしょ・・・
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ジャン・マークが着ていた、その、ランボルギーニの特製ジャケット・・・ウチのサ・マジスティ、女王陛下が、ワタシにもほしいー、そのジャケット、クルマは高くていいけれど・・・彼の知り合いのドパラデューはロワールのワイン畑を持ってるので、ワイン・ブームの中国に赤白ロゼ・ワインを輸出しようといているとか・・・それも、中国のお役人にワイロらしきものが必要なのだと・・・日本人はサムライの国で潔癖・ワイロなんて・・・ほしい政治家もいるらしいけれども・・・ルールの国だと知ってるけれど、中国にはサムライらしき人間はいないのか、ルールはお金なのかと・・・アジア人のひとりとして、返事に困ってしまうのでありました・・・
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ノエル・クリスマスまで、もう少し、フランスの大型スーパー・マーケットで流行しているのは、ノエル・クリスマス食材・食品・ワインやシャンパン等々のドロボー・万引き・・・多いそうです。それも、じっちゃんやばっちゃんたちが多いそうです。年金生活者で収入が限られている、現金収入もないし・・・の万引き・・・ヨーロッパ・フランスの経済クライシス・危機、不況・不景気の長いトンネルは続いて出口の明かり、ルミエール・光りが見えません。子供ができ心でお菓子の万引きは、まあ、しょーがないかーとなるのでありますが、じっちゃん・ばっちゃんの食料品万引きは、それこそ、ミナーブル・ミジメです。政治の低迷です。そんな日本にならないように、政治家たちは皆、清く正しいサムライになりましょ・・・オレは潔癖だと、誠実だと、ワイロなんてモラワナイと、人間としての倫理観・道徳観が必要な時代です・・・絵描きも気品ある絵、品位ある絵を描くことが問われている時代です。コレなんぼーの絵を描くのではなく・・・マルディ・オマケ、フレンチ・ポップ・ミュージックから・・・TAL-Je Prends le Large 、新人歌手のタルちゃんが歌う、ジュ・ブランド・ル・ラージュ、アタイは大きく・ビックになるのだぁー、大きく成長するのらぁー・・・人間には高い目標、志・こころざしが必要です。ボーイズ&ガールズ・ビー・アンビシャス、少年たちよ・少女たちよ、大志をいだけ・・・です・・・パイ・・・
by h-hatano-art | 2012-12-18 17:13