人気ブログランキング | 話題のタグを見る

波多野均つれづれアート

hatanoart.exblog.jp
ブログトップ

レ・レストラン・ドゥ・クー、心のレストランが始まったフランス社会・毎年、増え続けている格差社会の現実

今日のフランスは、サン・カトリーヌ、セイント・カトリーヌ、聖女カトリーヌの日・・・フランスのカランドリエ・カレンダーのこと、には、毎日、カトリック・キリスト教の聖者や聖女のお名前がついておりまして・・・日本の大安仏滅のようなもの・・・戦前のフランス人は、この中から生まれてくるべべ・赤ちゃんの名前をつけていたもの・・・その聖女カトリーヌの日にすることは、来春用の庭のバラの苗木やサクランボの苗木や、春への庭のチューリップやヒヤシンスの球根を植える日、これはフランス人の伝統かつ習慣というものでありまして、フランス民族が存在する限り、続くもの・・・フランスの海の向こうの新大陸アメリカでは、木曜日のサンクス・ギビング・デー、感謝祭の日、なんとなく似かよったフィーリングのあるもの・・・旧大陸のヨーロッパのフランス社会では、サンクス・ギビング、感謝祭はありません・・・ターキー・七面鳥を家族や友人・知人みんなで食べる習慣はありませんが・・・下に続く・・・
レ・レストラン・ドゥ・クー、心のレストランが始まったフランス社会・毎年、増え続けている格差社会の現実_a0153141_16482835.jpg
・・・今日から、来年の三月下旬まで、週二回に食料が無料提供される、レ・レストラン・ドゥ・クー、心・ハートのレストランが始まります。格差社会が毎年、ひろがり・・・社会マラード・病気のようでありますが、生活できない人々のためのシャリテ・チャリティ、慈善事業のフレンチ・バージョン・・・フランス全国で96万人のフランス人が、この週二回の無料・食料提供を受けている・・・毎年、増え続けているというもの・・・フランス語に、ミゼール、ミゼラーブル、悲惨な、みじめな、貧困を表現する言葉がありますが・・・十九世紀の文豪、ビクトル・ユゴーのミゼラーブルの小説のように・・・この慈善事業が続くことが良いのか・悪いのか・・・それ目当てに、トラバーユしないフランス人もいるし、もっと、くれーという感謝知らずのフランス人もいるし・・・富めるものと富めざるもの、持っているものと持たざるものの格差社会・・・人類が狩猟時代の人々は獲物をみんなで分けるという格差のナイ社会であったと、それが、メソポタミア時代の農耕時代から、ピラミッド型の貧富の差が始まったと・・・しかし、いくら富んでも心が貧しくなってはいけないし、いくら貧しくても心が貧しくなってはいけない・・・大変に世界的な人間の生きる上での本源的なプロブレム・問題・・・このレスト・ド・クーを始めたのは、フランスお笑い界のひとりお笑い芸人だったクルーチ、過去にフランス大統領選挙にもパロディで立候補したこともある、何年か前に運送トラックと自分が乗っていたハーレー・オートバイがクラッシュして亡くなった・・・伝説のフランス人・・・毎年毎年、増え続ける食料ちょーだいのフランス人、これでいいのかという慈善事業・・・オマケ、スーパー・マーケットの賞味期限がきれた食品・食材は毎朝、ゴミとして回収されますが、その前に、そのゴミ箱のなかの賞味期限きれの食品・食材をゲットして、安く売るビジネスが・・・腐りかかったビフテキ肉が一ユーロ、約150円とか・・・これはフランスの伝統のようなものでありまして、十八世紀のヴェルサイユ宮殿の朝昼夜の食事のおあまりをコックや給仕人たちがお城前の広場で売っていたと、王族をはじめ何百人もの貴族たち用の食事を毎日毎日、作っていた・・・その残り物、フランス革命が起こるはず・・・コンビ二の賞味期限きれ、ゴミ箱に入っていたパンやおにぎりなんかを買う感覚・・・貧・ヒンすれば鈍・ドンするというもの・・・戦後のブラック・マーケット、闇市のようなもの・・・
レ・レストラン・ドゥ・クー、心のレストランが始まったフランス社会・毎年、増え続けている格差社会の現実_a0153141_16495545.jpg
これが、ずーと、探していたボネ・毛糸の帽子・・・これは、ウチのサ・マジスティ、女王陛下が新大陸アメリカ・ニューヨークの知り合いのところに行った時に、あまりにも、三月のマンハッタン島が寒かったので路上お店で買ったボネ、そのおさがり・・・ポチ、お食べーっていうもの・・・ワタシ、もう、使わないからー・・・
レ・レストラン・ドゥ・クー、心のレストランが始まったフランス社会・毎年、増え続けている格差社会の現実_a0153141_16505268.jpg
そして、これは、フランス人の壮年、ジャン・マークからもらったハーレーのボネ・毛糸の帽子・・・ジャン・マークはフランス社会でハーレー・オートバイをアメリカから買い付け・輸入して、売っていたもの・・・お客はフランスの芸能人が多かった・・・フランス・なうの話題に、ボネ・ルージュ、赤い毛糸の帽子かぶりのアンチ・エコタックスのフランス人が登場して・・・くれぐれも赤いボネはかぶらないように、ポリスに連行される・職務尋問される・・・このボネ・ルージュの連中は過激で、エコタックスの測定マシーンを破壊したり、高速道路のスピード違反マシーンを破壊したりのやりたい放題・・・この冬に、フランスでボネ・ルージュ、赤い毛糸の帽子はかぶらないように・・・
レ・レストラン・ドゥ・クー、心のレストランが始まったフランス社会・毎年、増え続けている格差社会の現実_a0153141_16523942.jpg
・・・d’ART d’ART、ダァール・ダァール、ダァー・ダァー、アート・アート、パリの展覧会からは・・・パリ自然・狩猟博物館で開催中の、アート・オリエント・オブジェ・・・なんかヘンテコな展覧会をやっておりまーす・・・ネコ人間のオブジェ・・・
レ・レストラン・ドゥ・クー、心のレストランが始まったフランス社会・毎年、増え続けている格差社会の現実_a0153141_16534776.jpg
・・・ビィヤント・ノエル、もうすぐクリスマス休暇・・・パリの北駅からデパー・出発、発着駅のヨーロッパ・タリス、ヨーロッパ新幹線でオランダのアムステルダムまでの格安の料金の宣伝ポスター・・・片道で35ユーロ、約五千円未満ぐらい・・・アムスでなにするのー、そうねー、アムステルダム国立美術館がニュー・リアル、新装されたし、オランダは旧植民地のインドネシア料理があるし、オランダ・ビールのハイネッケンがあるし、ゴッホばっかのゴッホ美術館やドイツの国境のオッテルローには、これまた、ゴッホ中心のクレラー・ミュラー美術館があるし、そうそう、レンブラントの家が運河沿いにあるし、アンネの家もあるし・・・いろいろとありまっせー・・・法律で合法的なカナビス・マリファナ・カフェもあるし・・・オランダ人というのは、海洋・航海民族の子孫だから、考えてることがおもしろい・・・
レ・レストラン・ドゥ・クー、心のレストランが始まったフランス社会・毎年、増え続けている格差社会の現実_a0153141_16541617.jpg
最後に、満天に輝く月と星降る夜のパリのセーヌ河・・・こんなのも、人生にあっていいもの・・・あまり、自分の絵の説明はゴテゴテとしたくないので・・・フレンチFMラジオからは、懐メロ・ミュージックの Alphavill-Forever Young、アルファビィルのフォーエバー・ヤングが流れているパリ南郊外の朝のアパートから・・・今日も灰色世界のパリとパリ南郊外・・・今、四つの絵のテーマがありまして、それらの下絵を毎日、デッサンしているところ・・・バイ・・・おまけ、聖カトリーヌはフランスのお針子さんの守り神なので、今日はフレンチ・モード界の二十五歳までの独身のクチュリエ・お針子さんのお祭りでもある、そういう目に見えないトラバーユをする女の子たちやご婦人方がいないと、フレンチ・モード、ファッションはエグジステ・パ、存在しない・・・チャオー・・・
by h-hatano-art | 2013-11-25 17:57