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波多野均つれづれアート

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汝・なんじら秤・はかりにおいても枡・ますにおいても不義・ふぎ、ごまかしをなすべからず、レビ記19章

世界中が心配していた、六ヶ月間、イスラーム・武装セクト集団によって人質になっていたアフリカのナイジェリアでの219人の女子高校生が解放されるとのニュースを・・・多くのフレンチ・メディアが週末のボン・ヌーベル、グッド・ニュースとして報道する・・・十二歳から十七歳の未成年女子たち・・・殺伐とした世界、経済危機やイスラーム武装テロ集団の中東での国家宣言、西アフリカのエボラ出血熱の感染、香港の民主化運動の雨傘革命などなどで世界は暗澹・あんたんたる状態だった・・・知らんもんねーで生きていたら、明日はわが身にふりかかるかも知れない、世界が刻々と変化しているさまを感じることが大切な時代・・・さてさて、フランスのパリの街に、日仏文化協力・交流90周年の年に、パリ市内では・・・追記、アフリカのナイジェリアの女子高校生人質解放はガセネタの疑い、つまり、そうではなかった可能性、パ・リベラション、解放されるのではなかった可能性が強くなった・・・メディアの先走り・・・
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・・・じゃーん、日本マンガ、デッサン・アニメのジブリ・アニメのスタジオ・ジブリのデッサン展・展覧会ポスターがパリのメトロ・地下鉄の乗り換え通路にデビュー・登場する・・・
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これもあれも、日本のデッサン・アニメ、アニメ・マンガのデッサン下書き・・・スタジオ・ジブリ・レイアウト展・・・
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昭和時代の1976年に渡仏しましたので、日本のマンガ文化は浦島太郎なのでありまして、鉄腕アトムぐらいは知ってる・・・しかし、そこに日本社会、日本人の変化変化の歴史がある・・・
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これがパリ七区の老舗百貨店・デパート、ボン・マルシェの別館・グルメ館にあるパスタ売り場の・・・イタリアーノ・ローマノ・ヴァチカン市国の神の代理人ことパップ・歴代の法王がお食べになっているイタリア・ナポリのパスタ・・・ヴァチカンご用達のパスタ・・・一袋が4ユーロちょっと、約五百五十円から六百円でちょっとだけ市販のパスタよりお値段が高い、みな・みなのもの・頭ずが高いー、ひかえおろうーというパスタの法王なのであります・・・調理して食べてみると、ストライク・ゾーンのど真ん中のパスタ・・・恐れ入りやの鬼子母神・きしぼじんという、おそれいりましたというパスタ・パスタ・パスタ・・・
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週末アート学習は・・・ベルギー・アントワープの十六世紀のフランドルの絵描き、クエンティン・マセイスの描いた、両替商とその妻、1514年、板の上に油彩、70,5X67cm、パリ国立ルーブル美術館のコレクション・・・何日か前のブログに書いたベルギー・アントワープの最古のカフェの名前がこの絵描きの名前だった・・・フランドル地方の中心地だった十五世紀のブリュージュに代わって、十五世紀終わりから十六世紀に商工業と文化、つまり、ビジネスと文化が栄えたのがスヘルンデ河の河口のアントワープの港町、経済が盛んになると文化が興隆する・・・そこで活躍したアントワープの絵描きの中のひとりが、このクエンティン・マセイス・・・この絵の当時の額縁には、「汝・なんじら秤・はかりにおいても枡・ますにおいても不義・ふぎ、ごまかしをなすべからず」と、旧約聖書のレビ記19章の銘文・、言葉が書かれて刻まれてあったとさ・・・アントワープという新興都市の新しい商売である両替商の倫理に対する戒告・いましめのルールがこの絵の普遍的なメッセージ・・・両替商の若い妻の目線が魅せられたように金貨や真珠を見ている・・・聖職者よりも商人の方が力を持っている、強くなっている・・・この絵は、ずーと後の時代のアントワープの画家であったルーベンスが気に入って買ったのだ・・・とさ・・・さのさっさ・・・この時代のネーデルランド・今のオランダ・アムステルダムの港町から、このフランドル地方のアントワープの港町はスペインの統治・貿易のための占領地だった・・・
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パリの十月のメトロの乗り換え通路には、アメリカン・ポップ・ロック歌手のプリンスの新アルバム発売の宣伝ポスターもあったり・・・パリのメトロ・地下鉄にはジブリもあったり、プリンスもあったり・・・フレンチFMラジオのヒット・ミュージック・オンリー局では、Meghan Trainor-All About That Bass-YouTubeが毎日かかっているフランス、この女の子メーガン・トレイナーちゃんの歌のビデオ・クリップを見ると、ちょっと、ふとめ女子時代がやってきた・・・というものなのであります。こんなふとめの女の子に、両足で頭や胴をはさまれたら、プロレスの技の・・・もう、やめよう、セクハラになって、世界ふとめ女子裁判所からコンボケ・お呼び出しがやってくる・・・ボン・ウィーク・エンド、よい週末を・・・おまけ、パリ・アート・ニュースはフォンダション・ルイ・ヴィトン、つまり、LVMH大企業のコンテンポラリー・アート、現代アート美術館がオープンすると、スペインのビルバオにあるグッケンハイム別館美術館を建築デザインした建築家のパリ版・・・ここの最高責任者は税金対策のためにフランスのお隣りのベルギーの首都・ブリュッセルに住まいを移そうとして、居住・住所をベルギーにすると税率が低くなる・・・今年の初めに、フランス国民から非難ゴウゴウだった人物、文化・アートに所有の税金はかからないから、税金逃れミュゼ・美術館とも言われている・・・いずこも同じ秋の夕暮れ、セレブ連中の税金逃れ対策アート・・・今日のフランスは異常なエスティバル・夏日、パリで最高気温が24℃、南西フランスのスペインとの国境、バスク地方の避暑地の町、ビアリッツでは30℃、地球温暖化のフランスの秋十月中旬・・・このお天気をおかしいと思わないと、地球全体がおかしくなる・・・地球のメテオ・お天気からのアラーム・警告かもしれない・・・しかし、フランス庶民は浜辺で海水浴・日光浴ヤッホー・・・この世界は現世かぎり、今がよければいいじゃーんのものではないと、学習することが必要・・・西洋社会の価値観、現世主義・今さえよければこの世は天国・いいじゃーんの限界・・・東洋アジア思想のあらゆる生命体は永遠に続く、時代から時代へとバトンタッチして生命が進化することを学習すべき時代・・・
by h-hatano-art | 2014-10-18 03:44