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波多野均つれづれアート

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グラ・太った料理とメーグル・痩せた料理、裕福な人々の食事と貧しい人々の食事・・・

ヨーロッパの歴史の第一次世界大戦の休戦の日は、セ・フィニィ、おしまいになりましたが、パリのシャンゼリゼ大通りが始まるアルク・ド・トリオンフ、凱旋門の下には、ソルダー・アンコニュ、無名戦士のお墓がありまして、聖火というか追悼の灯りがともしてある。そこで一年365日、毎夕の十八時半・六時半から一般市民参加の追悼セレモニーがある。祖国フランスのためにサクレフィエ・命を落とした、犠牲になった無名戦士への追悼セレモニー・・・いよいよ、アジアの日本列島は年末前か年始初めの総選挙で大騒ぎユレユレ状態が始まってるとのニュースがフランスにも届き、選挙のために右翼的な議員・政治家はなんとか・かんとか神社に参詣すると、票確保のために、なんじゃこりゃという政治的パフォーマンス・・・本当に、祖国日本のために亡くなった無名戦士を追悼する心があるならば、フランス・パリの凱旋門の下にあるような宗教色のない無名戦士のお墓を作って、一年365日、市民参加でシャック・ジュール、エブリ・デイズ、毎日の追悼セレモニーをやるべき・・・選挙前にお願い追悼・それでハイちゃ終わりでは、あまりにも庶民・民衆をバカにしている・・・
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フランスからのd’Art d’Art、ダール・ダール、早口フランス語で言うと、ダァー・ダァー、アート学習・・・フランドル十六世紀のブリューゲルの版画のもとになったペン画から、大きな魚は小さな魚を食う、1557年、ペンにインク、21.6X30.2cm、オーストリア・ウィーンの世界でも最高の水準を誇る版画コレクション、アルベルティーナ素描版画館のコレクション・・・大きな魚が小さな魚をのみこむ、大きな人間・時の権力が小さな人間・庶民をのみこむ・・・何を言わんとしているか、おわかりでしょ・・・ミュゼ・美術館の学芸員のように説明すると、手前の小船に乗った父親が指をさして、ちいさな息子に・・・・見てごらん、大きな魚が小さな魚をのみこんでいるさまを、大きな者は小さな者をのみこむということを知っておきなさい・・・弱肉強食のジェラシック・パークの恐竜時代のような人間世界、強いやつが勝ち、弱いやつが負ける、強い人間が常に正義で、弱い人間はいつもどん底・・・しかし、真実はそうではないのだというメッセージ、弱い人間が生きる世界・社会を建設しなければ、人間の明日は・未来はないということ・・・これは人間社会の普遍的な課題・テーマ・・・今、中国大陸・北京での中国とアメリカの姿を見るとそう思います、ヨーロッパは大きな魚・大国同士のビジネス中心オンリーの交流に警戒している・・・そこには中国大陸の庶民のデモクラシー・民主主義が、民主化がコンプレクトモン・完全にディスバリュー・消滅する、消えうせている・・・大きな魚は小さな魚を食らうという方程式にアラーム・警戒が鳴っている・・・・・・
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やはり、ブリューゲルの銅版画のLa Cuisine grasse 、ラ・キュジィーヌ・グラース、太った料理、裕福な人々の食事、1563年、銅版画、22X29.2cm・・・この時代のフランドル地方のご馳走は加工された豚肉を食べること、生ハムからソーセージから塩漬けの豚肉、パンも食べ放題・・・フランドル地方の北フランス・ベルギー・オランダの家庭では食卓テーブルの上にパンを一斤・かたまりひとつ置く習慣がありまして、それは私たちの家では満足にパンを食べることができますよの意味、フランスの田舎に行くと、そういう習慣・伝統が残っている・・・こんな習慣はアジアにはない・・・人々は丸々と太っている、これが富んでいる者の象徴だった、南太平洋の島のような感覚、太った人はお金持ち・・・南米コロンビアの画家・ボテロが描くような太った、肥満した人々・・・
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それに対する版画が、La Cuisine maigre 、ラ・キュジィーヌ・メーグル、痩せた料理、貧しい人々の食事、1563年、銅版画、22X29cm・・・豚肉がないから、ムール貝を食べる、今でこそムール貝食べはダイエット食事として人気なのでありますが、この時代はやせた貧しい人々の常食だった・・・飼い犬も痩せている・・・日本式のおかゆをすするのようなもの・・・
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パリの街角のコラージュ・アート・・・これは、もう説明しなくても、ユー・アンダー・スターン・・・これがアートのパワーというもの・・・これを見て、けしからーんと、アジアの大陸で瞬間湯沸かし器になる人間が多いと思うけれども・・・ル・モンド・プー・シャンジェ・ザン・ユンヌ・ニュイ、一晩で世界は変わることができる・・・世界普遍の、共通のデモクラシー・民主化は国内干渉なのかっていう問題・・・コラージュ・COLLAGEというのは、アート用語で切り貼りつけすること、これはフォト・コラージュなのだった・・・ここでは、COURAGE・コラージュ・勇気のあるアートとしてもいいのだけれども・・・フレンチ・ニュースのオマケは、世界レベルでの地球環境汚染のワースト第一位は中国、二位はアメリカ・・・まず、これを大気汚染スモッグをどうにかしろと、ヨーロッパは思っている・・・やっちゃえー・やっちゃえーの経済成長する前に・・・加速度的な地球温暖化で迷惑するのは地球市民・・・
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ゴッホの種まく人と刈り入れをする人・・・フランス政治世界では、右と左りの中傷合戦、スキャンダル・ド・エタ、国家のスキャンダルとか、陰謀だとか嘘つきだとかの言葉が飛び交っております・・・大宇宙に目というものがあるならば、なんと、ちっぽけなことで大騒ぎしているのかと・・・日本列島も総選挙騒ぎでそうならないように・・・選挙になったら、パリの日本大使館・領事館まで在外選挙の投票に行かねば・ネバネバ・・・やるなら早く、日程を決めてほしいというもの、絵描きにも予定というものがありまっせー・・・フレンチFMシャンソン・フランセーズ・オンリー局からは、Tous les garcons et les filles-Francoise Hardy 、フランソワーズ・アルディが歌う、トゥツ・レ・ギャルソン・エ・レ・フィーユ、全ての男子たちと女子たち・・・懐メロ・フレンチ・シャンソン・・・あと、ノエル・クリスマスまで、西洋ヨーロッパ社会はシィ・スメンヌ、六週間・・・もう、いくつ寝るとお正月のような感覚・・・付け加えると、上の絵の本家本元はフランス十九世紀のバルビゾンの画家・ミレーの絵をゴッホが自由模写・自分なりに描き、今度は、それをアジア人のワタシが描いたもの、農民・働く人をテーマに絵を描く絵描きがいなくなった現代社会へのアラーム・警告として・・・十九世紀のフランス社会では、ミレーの種まく人の絵は、社会変革のためにダイナマイトをまいているとアンチ社会、テロリストのような絵だと批判された・・・今だと、笑ってしまうことが、この絵のテーマ・・・種まく人と刈り入れする人は危険思想的なアートだった・・・ワタシなりの温故知新・おんこちしん、古きを訪ねて新しきを知るアート・トラバーユなのだった・・・食べるもの、食料を作る人、農民・働く人をアートする・描くことを忘れた社会は滅んでしまう・・・よくよく、ご理解して下さーい・・・ミレーとゴッホと絵描きハナタレ小僧のアニマル・ハタノからのメッセージ・・・ジャスト・ミート、肉じゃないよ、野球のバットの芯で受け止めて、場外ホームランを放つこと・・・
by h-hatano-art | 2014-11-12 01:55