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波多野均つれづれアート

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アムステルダム中央駅から、快速通勤列車に乗って、南のデン・ハーグの町に行く・・・

日曜日のパリマラソンは五万四千人の参加者がありまして、四月晴れのお天気で寒くもなく、暑くもなく、テロもなく、無事故に終了すると・・・このスポーツ勢いで現フランス政府とパリ市は2024年のパリ・オリンピック開催地に立候補したいと、しかし、フランス国民の声は61%がノン・だめだよーが多し、お金がかかる、パリ市は今日、2024年のパリ・オリンピック開催を表明する・立候補をする予定・・・しかし、しかし、同じ年にある世界万国博をパリでの開催立候補の賛成の声が57%だと、こっちの方がエコノミー・経済的に価値があると、オリンピック開催はお金のガスビエ・浪費するだけだと、パリの周辺にあちらこちらと大きなスポーツ施設を建設して、アプレ・オリンピック、オリンピックの後でどうするのだと・・・日本の官僚言葉で言えば、スポーツ施設の箱物・はこものを作ってあとはどうするのだと・・・エコノミー・経済ビジネスで世界が回っている・・・オランダ・アムステルダムの三日目に、朝からアムステルダム中央駅発の快速列車に乗ってオランダの政治・行政府のあるデン・ハーグの町に・・・オランダ人は合理的でアムスの中央駅で地方行の切符を買うのに自動販売機で買う、銀行カードがないと買えないシステム、駅員のいる窓口はあるにはあるけれども整理券をもらっての順番待ち、時間がかかる、三十分は最低でもかかる・・・その点、切符売りの自動販売機はガラガラにすいてる、五分もあれば簡単に切符が買えるが、これは慣れていないと使えない、オランダ的合理精神の光りと影・・・われわれは、こっちで四十年近くもヨーロッパ社会のいろいろな国で人間サンドバッグでたたかれていますから、いっちょ、やってやるかいとなるのでありますが、外国人の旅行者はわからない自動販売機の使い方・・・アムスからデン・ハーグまでの往復チケットを二人分買う・・・快速通勤列車はハーレムを通過して、ライデンを通過して、一時間後にデン・ハーグの中央駅にアリベ・到着する・・・それがそれが工事中で改札口もなにもなくて、オランダはどないなっちょるんじゃーいと、東映映画の仁義なき戦いのセリフが口から出てくる・・・駅の片隅にある事務所で一日乗り放題のトラムのパス・カード、切符をどうにか買って、窓口のおじさんにフランス語でマウリッツハイス王立美術館はどこだんべーと聞くと、ここから十七番のトラムに乗ってひとつ目の駅で降りなさいと・・・言葉のできない外国人の旅行者には応用問題だろー・・・
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このこじんまりした館・やかたがマウリッツハイス王立美術館の正面入り口・・・地図は持っていたけれども、ここまで来るのに半信半疑・・・オランダ人は親切・サービスするということが欠けているのか、ただ、単に、ヨーロッパのペイザン・田舎者なのか・・・トラム下車の駅から歩く、相当に歩く・・・ここにわざわざ来た理由は、ここでしか観ることのできない絵があるから、我慢して・忍耐して・途中でサービス欠如のオランダ人なんて皆殺しダァー、コノヤローと思っても、ここに来たのであった・・・それが文化・アートのちから、アートの魅力・・・
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北方のネーデルランド・オランダのモナリザと言われる、フェルメール作「真珠の耳飾の少女」1665年、カンヴァス・油彩、44,5X39cm・・・この絵を観にはるばるパリから来たのであった、アートの魅力は女性の魅力よりも恐ろしい・・・セクハラになるのでくわばら・くわばら・・・オマケ、スカーレット・ヨハンソンの出演したイギリス・ルクセンブルグ合作シネマに、真珠の首飾りをした少女がある、これはフェルメールの生涯を描いたシネマ、フェルメールがちょっぴりでも理解できる、ご覧あれというアート・シネマ・・・
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その真反対の壁にあるのは、ネーデルランドの風景・・・フェルメール作「デルフトの眺望」1660~1661年頃、カンヴァス・油彩、96,5X115,7cm、これはデン・ハーグの南にあるデルフト焼きで有名なデルフトの町と運河の風景画、大きい、迫力がある、やはり、自分の目でホンモノを見なくてはいけませんぜー・ダンナと、どこからか声が聞こえてくる・・・ストライクゾーンど真ん中のストライク・アート、今の時代は現代アートだのなんのだと、お兄ちゃん・お姉ちゃんたちよ、青年たちよ、ホンモノを観よ、世界は広いぜ、人間の歴史は深いぜ・・・おっさん、コーフンしてる・・・
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ちょうど、新大陸のニューヨーク・マンハッタン島にあるフリック・コレクションからの特別展を併合してやっていた、ここはアート世界ではオールド・マスター、巨匠たちの傑作がそろっている・・・その目玉の絵が・・・
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フランスのアングル作「ドーソンヴィル伯爵夫人」1845年、カンヴァス・油彩、131,8X92cm、このフリック・コレクションの会場には、デン・ハーグのお金持ちのオバンたち、マダム連中であふれていた・・・アムステルダムの港町のオランダ人が言うには、デン・ハーグに住んでる人間は気取っていると、みんな絵の前でとりとめもない会話をしている、デン・ハーグの社交の場になっていた、パリのセレブ連中も同じ、あの展覧会を観に行かれましたーで会話が始まるセレブたちの文化・アート・・・本当は、名もない庶民がアートに触れないといけないのだけれども、これはわれわれのアート人間の責任・・・すべての人々にアートを、貧しくてもアートを、アフリカの子供たちにもアートを、戦乱の中東のイスラームの子供たちにもアートを・・・
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このマウリッツハイス王立美術館は、このフェルメールの真珠の首飾りの少女で世界的に有名なので、美術館グッズもこればかりなり・・・アート・ビジネス・・・
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アートばかりだと、何を気取ってまんねんとなるので、アートからイートへ・・・オランダのイートは・・・なんですねん、これは・・・オランダと言えば、ハイ・ハイ・ハイ・・・北の海で獲れるニシンのオープンサンド・・・生ニシンの塩酢漬け、シメサバのようなもの・・・をオランダ人は常食する、それを歩きながら食べる、オランダのスーパーマーケットではニシンの塩酢漬けを玉ねぎのみじん切りセットで売っている、オランダ人はこれを食べないとオランダ人ではないと・・・ニシン・サンド、ネコちゃんが喜びそうー・・・
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途中の車中から見たオランダのヒヤシンス栽培畑のピンク・・・オランダには山がない、運河だらけ、リューマチになりそう、湿気が多くてと、心配してしまう・・・オランダの緯度は、北海道の上のサハリン島やカムチャッカ半島と同じ、パリの緯度は北海道と同じ・・・北の国にも春が来た、冬去春来・・・どこからか、東北の民謡の、田舎なれどもー、南部の国のー、南部牛追い歌のつもり・・・聞こえてこないか、イタリアーノのLaura Pausini - Viveme (videoclip) - YouTube の方がクールなのかも、ベルギー・オランダにはイタリアからの出稼ぎも多い、安食堂には必ず、スパゲッティ・ボロネーズがオランダにもベルギーにもあるというのがおもしろい・・・チャオ・・・
by h-hatano-art | 2015-04-13 05:57