波多野均つれづれアート

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ゴッホの命日から表現の自由のアート、アイ・ウェイウェイのファック・ユーになってしもた・しもた・下北沢・・・

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あんなにカニキュール・猛暑だったパリとパリ南郊外は、急激なメテオ・お天気の変化になり秋になりそうろう・・・パリ南郊外の夕方の雨雲におおわれる、吹く風も冷たい七月の夏・・・長袖シャツに長ズボン、靴下に軽いセーター、そして、上着がないと夏風邪をひく、南仏地方では暑い暑い夏の日が続き、異常乾燥による山火事発生、その火の手がキャンピング場にもやってきて、避難命令がでて、キャンピング客脱出の大騒ぎの夏バカンスになる・・・フレンチ農民による百姓一揆は、依然としておとろえず、今度はフランス産以外の食材、牛肉・豚肉・羊肉やミルクや野菜や果物までも勝手にコントロール・検査するというパフォーマンスに、スーパーマーケットの肉売り場で外国もののお肉に外国産のシールをはったり、運送中のミルク・牛乳を高速道路で検査して、路上にぶちまけたり、ステーキ・ハウス・チェーン店をおそってトラクターで運んだ大量の家畜のカッカ・ウンチ入りの廃棄物を出入り口に捨てたりのやりたい放題・・・まさに、フレンチ百姓一揆・・・ポリスはどこに・・・バカンスに行っていない・・・
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フランス社会は夏バカンス期間でも、毎週水曜日が新作シネマの封切日、これは、なぜか、バカンスにならないというフランスの七不思議・・・今日からフランス全国の映画館では、サン=テグジュペリ著作の「ル・プティ・プランス、星の王子さま」のデッサン・アニメ映画が封切りされる、映画製作の資本はアメリカなのですが、アニメはメイド・イン・フランスなのだと大宣伝、フランスのジブリを目指している・・・夏休み期間のお子ちゃま映画と言ってしまえば身もフタもないのでありますが、親と子が一緒に観る夏休みのシネマ・・・
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今日は今から125年前、1890年の7月29日にゴッホが亡くなった日なので、ゴッホのオマージュ・追悼の意味で、ちょろっと・アート・・・ゴッホ作「夕暮れの風景」1890年、カンヴァス・油彩、50X101cm、オランダのアムステルダム・ゴッホ美術館のコレクション・・・このカタログはアムステルダムのゴッホ美術館の日本語カタログ・画集なので日本語が読める・・・亡くなる前に、ゴッホはこの横長の絵を四点、シリーズ・連作で描いていた・・・ゴッホがピストル自殺したのは二日前の夕方で、ちょうど、この絵の道の向こうの木のあたりでとされている・・・誰も見たもの・目撃者がいないのでわからない、ここからゴッホは血まみれになって、こういう夏の夕暮れの風景の中を歩いて下宿に帰った・・・
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ゴッホが最後に住んだのは、南仏のアルルからパリに上京し、パリ北郊外のオーヴェール・シュル・オワーズというちっちゃな町だった、パリの北駅から郊外線が走っている・・・ゴッホ作「荒れ模様の空の麦畑」1890年、カンヴァス・油彩、50X100cm、オランダのアムステルダム・ゴッホ美術館のコレクション・・・ゴッホはパリに住んでいた画商の弟・テオに手紙で「雲行きが悪くなり始めた空の下に、果てしもない広大な麦畑が横たわっていて、そこに悲しみやどうしょうもないような強い孤独感を描いてみようと思った」
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この「木の根」と次の絵の「カラスの群れ飛ぶ麦畑」のどちらかがゴッホの最後の絵・絶筆だとされている・・・ゴッホ作「木の根」1890年、カンヴァス・油彩、50X100cm、オランダのアムステルダム・ゴッホ美術館のコレクション・・・1882年のオランダのハーグの町で画廊の見習いとして働いていたゴッホは数点の木の根のデッサンをしている「土の中で無我夢中になって必死にしがみついている木の根っこ、けれども激しい風に吹きつけられてむき出しになっている。この黒く、コブだらけの醜い根っこに、生きるってことは戦い・闘いなんだと表現したかった」・・・そして、八年後に自殺する前にこの木の根っこを描いたゴッホ・・・生きるってことは戦い・闘いなんだと表現したかった・・・この絵を見ると現代アートよりも現代アート、ゴッホのソウル・魂しいのメッセージがある、人生は戦い・・・
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これが、横長大画面の最後の絵、ゴッホの死の直前といえば、必ず、登場する絵、ゴッホ作「カラスの群れ飛ぶ麦畑」1890年、カンヴァス・油彩、50,5X103cm、オランダのアムステルダム・ゴッホ美術館のコレクション・・・もう、この絵の中にはゴッホのメッセージがいっぱいつまっている、刈り入れ前の麦畑の中には三つの道がある、パッセ・過去、プレザン・現在、フテュール・未来の三つの道、その道は観る人によって違う・・・ワタシ的には真ん中の道がフテュール・未来へと続く道だと、麦畑にカラスの群れが飛ぶ道の向こうにあるものは・・・この絵の前に来ると、感動というよりも、荘厳な音楽が聞こえてくる、過去・現在・未来、産まれて・生きて・死んでいく、誰でもが通らなければいけない道、その道の向こうにあるものは・・・エスポワール・希望に輝く未来、次の時代に生まれ出る希望としたい・・・
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パリ南郊外線の駅広場のバス・ストップには、フランスのスーパーマーケットのスーパーU・ユー、全国に1200店のお店がある・・・夏バカンスに読書のススメ広告、本がフランスの地図になってるでしょ、下にコルシカ島もある・・・よく、見なはれやー、東京・恵比寿の代官山の広告デザイナーの皆の衆・・・
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芥川賞を受賞した又吉・またよしが、盛んに太宰治の人間失格を言っておりますが・・・パリで読むのは、①太宰治の走れエロスじゃあなかった「走れメロス」・・・お笑い感覚ですよー、ジョークですよー・・・「走れメロス」は、待つ身がつらいか・待たせる身がつらいかのアミチエ・友情についてが大きなテーマ、フランス社会ではだます方が悪いのか・だまされる方が悪いのか・・・ちょっと、変化球的に海外生活で人間不信になってる、この文庫本の中には「ダス・ゲマイネ」や「富嶽百景」や「女生徒」や「駆け込み訴え」や「東京八景」エトセトラがあって、楽しい・・・②「奇談の時代」これはもう、おもしろすぎるオタク本でありまして、江戸時代の奇行や鬼や人魂や妖怪たちがボンジュール・こんにちわーと登場する文庫本、昭和56年発行だから、もう、こんな本はないかもね、東京・御茶ノ水から行く神保町の古本屋街にも・・・本・活字を読まんにゃあいけんよー、本読みは人間であることの特性のひとつでっせー・・・
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フランスのジャーナリスト協会・国境のないルポッタージュで出版された、中国のアーティストのアイ・ウェイウェイの写真集・・・カミュの小説「反抗的人間」のような中華バージョンのアイ・ウェイウェイ、北京の天安門広場で毛主席の顔写真と、こんなエロ・ポーズの組み合わせは、中国公安局が黙っていない、何年か前にパリのジュー・ド・ポームの現代アート美術館で彼の写真展があったのですが、中国・本国から出国禁止・パリに来ることが出来ずに、本人不在の展覧会があって人権問題的なニュースになった・・・この本の中には、さらにラジィカル・過激な・・・
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中国・北京の天安門広場での、FUCK YOU・ファック・ユー天安門・・・こんなの西洋社会でやっても問題にもなりませんが、ピリピリしている一党独裁の社会でやったら大変なことになる・・・中国バージョンの表現の自由アート、イスラーム世界でも例えば、メッカに向かってこんなパフォーマンスしたら暗殺団がやってくる・・・中華世界もイスラーム世界も似てまんなー、表現の自由の規制に関しては・・・このファック・ユーはシリーズになっていて、アメリカのワシントンDCのホワイト・ハウスにファック・ユーもある・・・現代アート的なミュージックから、FAK twigs - Water Me - YouTube ・・・ゴッホの命日から、表現の自由アートのファック・ユーになってしもた・しもた・下北沢・・・これにクスっと笑った人はお友達認定です。世界奇人変人協会から認定証と拍手・パチパチ、副賞のご褒美はなし・・チャオ・・・
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by h-hatano-art | 2015-07-29 06:17 | Trackback | Comments(0)
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