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波多野均つれづれアート

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八月の夏バカンスで誰ーれもいなくなったパリ南郊外のアパート・・・

八月に入りコンプレクトモン・完全に夏バカンス状態のフランス、パリ南郊外のアパート群は誰もいない、パリ行南郊外線駅前のパーキング場にはクルマがまばら状態、ケンケンで行けるような距離にあるスーパーマーケットの中はスカスカ・お客がいない、レジに並んでいないから一番でできる・・・ネコも杓子・しゃくしも夏バカンスヤッホー・・・夏八月のバカンス先で読む雑誌の特集は、ラムール&セックスばかり、夏の出会いとか・なんとか・かんとか、西洋人は多分にアニマル的な Libido・リビドー・強い欲望・強い性欲が高い民族でありますので、ラムール&セックスもアニマル的になると・・・何を言わんとしているかおわかりになりぬれろ・・・これ以上、書くと日本教育委員会のお母さま方からお叱りを受けるので・・・「骨まで溶けるような テキーラみたいなキスをして 夜空もむせかえる 激しいダンスを踊りましょう」・・・ユーミンが歌う、真夏の夜の夢・・・「最後は もっと抱いて抱いて 息もできぬほど さよなら ずっとアモーレ・アモーレ この世であなたひとり」・・・みたいなもの・・・夏の夜のカラオケで歌って下さーい・・・
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八月のパリ南郊外のお昼すぎの天空・・・暑いというものではない、グラサンと野球帽が必要、昼食後の散歩道を半パンとTシャツとサンダルで散歩する・・・犬の散歩が理想的なのですが、犬がいないのでエアー・犬の散歩・・・あの、おっさん、何やってんのー・・・今日のフランスは、デルニエ・ジュール・ド・ソルド、夏のバーゲンセールの最後の日になっている、七月の連日のカニキュール・猛暑で外に出なくてのネット・アクセスの買いものが多いとか・・・
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フランスの夏休みは引っ越しの季節・・・九月から新しい年・新学年の新学期が始まるので、その前に引っ越しする家庭が多い・・・これは引っ越しのクルマ、フレンチ・タッチでやんしょ・・・
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夏の散歩の途中に、ピンク・リボン、乳がん早期発見の写真コンクールのポスター・・・
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フランスの八月のテレビ番組にいよいよ、コミサリア・ブルネッティ・アンキエット・ア・ベニース、イタリア・ベニスを舞台にしたイタリアのテレビ番組、ブルネッティ警視の事件簿が始まる・・・毎年、これをやっているフランス・テレビの三チャンネルの日曜日の夜・・・なかなか、イタリアーノ的・人情涙あり感動ありのポリス物語でおもしろい、昔のイタリア映画みたいなテレビ連続ドラマ・・・
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事件の舞台がベニスだから、またまた、おもしろい・・・ベニス人の日常生活がよーく、わかるっていうもの・・・運河しか交通手段がないからね・・・
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海外フランスの夏の読書は・・・①アルベール・カミュの「ペスト」この小説でカミュはノーベル文学賞を受賞する、舞台が旧フランスの植民地だったアルジェリアの地方の町・オランにペストが発生する・・・ここは地の果てアルジェリア、フランスとアルジェリアは日本と韓国のような憎愛の関係・・・多くのフランス人がアルジェリアに住んでいた、戦後のアルジェリア独立の前後に多くのフランス人はトランクひとつでフランス本国に引き揚げてきた、フランス本土ではそういうひとたちをピエ・ノワール、黒い脚・足とよんで社会的に差別した・・・②中原中也の詩・うた、ワタシの好きな中也の詩に「湖上」・・・ポッカリ月が出ましたら、舟を浮かべて出掛けませう。波はヒタヒタ打つでせう、風は少しもあるでせう・・・この続きは、是非是非、お読み下さいませませ、マセドニア・・・
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夏のトラバーユ中・絵を描く時に聴く音楽は・・・①バッハのパルティ―タ、これは夏の午後に聴くといい、時間が豊かになったようなフィーリングがする・・・②キース・ジャレットのジャズ・ピアノ、ドイツのケルンのオペラハウスでのコンサート・ライブ、これはジャズ・ピアノというよりも、くり返しくり返しのインドのシタールのようなフィーリングのピアノ弾き・・・フレンチFMラジオも聴くのでありますが、最近は宣伝が多くてウルサクて、ミュージックが少ない・・・
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ミュージック・クラシックついでに・・・①フランス・クラシック、十八世紀のラモ―のクラブサン曲、クラブサンとはピアノが登場する前の鍵盤楽器、英語ではハープシコートという、これも夏の八月に聴くとヴェルサイユ宮殿の一室にいるような感じになる・・・②これは、なぜか、ウチのサ・マジスティ、女王陛下が買ってきたCD、なんでマーラーなのーと聞いたら、マーラーのシンフォニー・交響曲 第五が聴きたかったと・・・なんでやねん、マーラー、わけがわからん・・・こんなクラシック・ミュージックに飽きると、クラシックは眠くなるので・・・
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①これは世界の誰もが知っている、サイモン&ガーファンクルのグレーティスト・ヒット・アルバム・・・スカボローフェアーとか、ザ・サウンド・オブ・サイレンスとか・・・そして、②これもロック・ミュージック・ファンなら誰でもが知ってる、ブルース・スプリングスティーンのグレイテイスト・ヒット・アルバム・・・ブロード・ブラザーズ、血の兄弟とか、ジィス・ハード・ランド、このしたたかにハードな国土とか・・・ボーン・イン・ユー・エス・エー、U.S.A に生まれてなんとかも絵を描く時にいい、エネルギー倍増して・・・そんなミュージックをガンガンに聴きながら、こんな絵をギンギンに描いている夏の八月・・・
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これで三日目・・・これを一年から二年かけて描くと、もうあまり人生の時間がないので集中してトラバーユする・・・五十年も百年も存在できないから・・・ウチのサ・マジスティ、女王陛下はこのリビングの反対側でトラバーユをしている・・・こんな空間に流れているミュージックは、Bruce Springsteen - This Hard Land - YouTube 、さらに、Bruce Springsteen - Blood brothers - YouTube ・・・チャオ・・・
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あまりにもおっちゃん・ドンクサ・アートになってしまったので、オマケ・・・YouTubeアクセスからの日本のテレビ番組、ケンミンなんとかバラエティ番組を見て、北海道のジャガイモ餅・イモ餅をつくってみた、マッシュ・ポテトに片栗粉を大量に入れて、このようにお餅風にしてフライパンで炒め煮をする、番組ではこれに砂糖醤油をからませてみたらしダンゴ風にして北海道の人々は食べるのだと・・・これに牡蠣ソースをかけて、マヨネーズで食べる、これはフランス人でも食べるのではないのかと・・・フランスのお隣りのドイツには四百種類近くのジャガイモ料理があるとか、日本とドイツのハーフ・ハーフの小学生のユウジが夏休みにドイツのおばあちゃんの家にホームスティし・・・毎日、毎日、ジャガイモ料理ばっかであきちゃったー・・・ゲルマン民族のドイッチュ・ドイツ人はジャガイモが好きだ、ユウジのパパは北海道の出身でドイツのケルン大学に留学していた。留学中、夏休みになるとドイツから来てくれて芝刈り・トラクターに乗ってやる本格的な芝刈りを手伝ってくれた。ドイツの娘さんと結婚して日本に帰り、いろいろ人間サンドバックにあって、いまでは、東京郊外のある大学の副学長になっている・・・人間はどうなるかわからない、ジャガイモを食べると彼らのことを想う・・・ユウジは大学を卒業して会計士の資格をとって、バンバン稼いでいるらしい・・・

by h-hatano-art | 2015-08-04 05:38