人気ブログランキング | 話題のタグを見る

波多野均つれづれアート

hatanoart.exblog.jp
ブログトップ

文化を大事に伝え、守る生活・・・

文化を大事に伝え、守る生活・・・_a0153141_6313833.jpg
写真の前列・・向かって左から・・①ドイツの白ワイングラス、②十九世紀のクリスタルグラス(アペリティフ、食前酒用)、③二十世紀、始めのクリスタルグラス(アペリティフ、食前酒用)・・後列・・向かって左から・・④クリスタルの特大赤ワイングラス、⑤普通の白ワイングラス、⑥ナポレオン帝政時代、アンティックのブルー・クリスタル赤ワイングラス、⑦バカラのクリスタル、金細工の赤ワイングラス・・・                                          29日付けブログのワインのお話しの続き・・参考に手元にあるワイングラスを並べてみました。①番目のドイツの白ワイングラスは、ライン川ぞいの小さな町の日常雑貨屋でみつけたものです。②番目の十九世紀のクリスタルグラスは、フランスのシャラント地方のアンティック家具修理工房の飾り家具の中にあったもので、ボルドーあたりのクリスタルグラスだと、工房のジャック親方が言っていました。③番目の二十世紀、始めのクリスタルグラスは田舎のブロキャン、がらくた市でほこりまみれになって汚れていたものを12個、2ユーロ(260円ぐらい)で買った掘り出しもの・・きれいに洗ったらアールデコの模様がカットされていた④番目のクリスタルの特大赤ワイングラスは高さが22センチもあり、これに赤ワインをつぎ、グラスをよく回して、ワインが空気にふれるとワイン本来の香りが開いて、おいしく飲めます。⑤番目の白ワイングラスは、ごくごく普通のワイングラス。⑥番目のナポレオン帝政時代、アンティックのブルー・クリスタル赤ワイングラスは、当時のお金持ちが、ちょっと、気取って使っていた・・その時代のフランス文化の生活がイメージできるワイングラスです。⑦番目のバカラのクリスタルは現代もので、カットグラスに金の模様細工がしてあり、フランスの文化工芸品のようなものです。まぁ、グラスであればどんなものでもいいのですが、文化というものはいろいろなジョリ・ショーズ、美しいものがたくさんあることだと、フランス人は考えていますので、こんなもの・・余計なものがまだまだ、いっぱいあるのです。ジェネラション・ド・ジェネラション、世代から世代へと文化を大事に伝え、守る生活は、面倒くさいものですが、楽しいものです。
by h-hatano-art | 2010-01-31 07:43