波多野均つれづれアート

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2010年 09月 22日 ( 1 )

フランスの今日が最後の夏の日、そして、黄金の秋の季節の始まり・・・

今日が最後の夏の日、日中は二十七度まで気温が上昇するパリとパリ南郊外からです。フランス各地のブドウの産地では、ブドウの収穫が始まっています。狩猟も解禁となり、イノシシ狩りが始まって・・・農作物、畑を荒らすので・・・イノシシやキジや野ウサギ等々のジビエが市場に出回る季節の始まりです。ポーランド産のセープ・きのこがキロ、三十六ユーロ、四千円前後で市場に出回っています。いよいよ、フランスの黄金の秋の始まりです。
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フランス南西部のシャラント地方のサントの町・・・バーミリオン色の屋根が美しいサントの町の旧市街の中央を横断する・・・スペインのサンチャゴ・デ・コンポステラに続く、巡礼の道・・・中世の当時、この道の両側には市場が立ち並び、巡礼者が休憩する宿が並んでいた・・・この道をゆっくり歩くと、当時の人々の唯一の旅行だった巡礼の旅が思い起こされ・・・庶民の生活の声が聞こえてきます。
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シャラント地方の田舎パン、中世当時から変わることのないこの田舎パンはフランスのパトリモアンヌ・文化遺産と言っても過言ではないでしょう。
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この田舎パンは、ブロックひとつひとつが簡単に手で切り分けられるようになっていて、お味はブリオッシュ風のフワフワ・柔らかパンです。農家手作りのバターを塗って食べると、このパンだけで満足できるほどです。
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この穴あきパンの食感はモチモチとしていて、子供やお年寄り・・・とくに、ワタシのような歯の悪い人間用にはピッタシのパンです。この二つの田舎パンは、アンポルテ・持ち運びが可能なパンで・・・中世の時代の人々は、こういう田舎パンを持って旅をしたのだろうと思うと感慨深いものです。皮の超かたい田舎パンが一般的ですが、地方によって違いがあります。・・・オマケ・・・フランスの食卓は、そんなにウルサイ・マナーというものはありませんが・・・これだけはやってはイケナイことがあります。食卓テーブルにお皿やナイフ・フォークのセッティングをして、テーブルの中央に、必ず、パン一個全体の姿・・・を置くことがフランスの家庭での習慣・伝統です。これは、ウチではパンに不自由していませんよっていうもので、このパンを・・・どんな種類の・・・長いフランスパンだろうと、丸い田舎パンだろうと・・・さかさまに食卓の上に置いてはいけない、タブー・やってはいけないことになっています。日本人のワタシには、この感覚は理解できないものですが・・・さかさまパンは、女の子が両足を広げているような恥ずかしい姿の感じなのだそうです。・・・じゃあ、四角の食パンの裏と表はどうなの・・・って、ウンチクフランス人に聞いてみましたら・・・コワァー・何、食パン、あんなものはもともと、アングレ・イギリス人が食べるものでパンにあらずって・・・現在のフランスの子供たちは、十代用ディズニーのアメリカンドラマの影響でサンドイッチ・・・アメリカ流になんでもかんでも食パンにはさんで、マヨネーズとケチャップをかけて食べているのが普通・・・パンの裏表なんてぜんぜーん関係ナイモーン食事です。フランスの田舎では、そういう・・・食卓テーブル中央にパンを正しく置くマナーが残っています。こういうことがパンを食べる人達の文化なのでしょう。底が深いゼっ・・・余計なことだけれども知っておくと、いつかお役に立ちます。
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by h-hatano-art | 2010-09-22 16:23 | Trackback | Comments(0)